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  • from: 岐阜のすーさん

    2008年06月26日 05時43分48秒

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    育った授業より育てる授業

     研究授業をするときに、「失敗しないように」と事前にいろいろと準備をし、完璧を目指す。見栄えが気になり、子どもの学ぶ姿も同様に完璧を目指そうとする。しかし、その場を繕っても子どもの姿はすぐには変わるものではない。日頃の積み上げがなければ、ボロが出る。
    一つ一つ丁寧に「どの子もできる。」を目指す努力が必要である。
     研究授業はあくまで研究。研究の視点に合わせて授業を参観をする。足りない所があってもそれはそれ。研究だから、手だてを打ってその有効性を検証する。それは、どんな手だてを講ずると子どもはどのように変わるのかを見ることになる。だから、「あんな姿にするには、どうしたらいいのだろう。」ではなく、「この手を打てば、こんな子どもになるのだ。」ということがわかることが大事になる。つまり、「育った授業」ではなく、「育てる授業」を見せることになる。
     育った姿を見せたいと思うのが人情。でも、そのために子どもに無理強いをしても結果は見えている。ここは謙虚になって子どもの変化を見てもらう。できない子がどのようにするとできるようになるか、その手だてを見てもらう。ただ、この前提となるのが聞く姿勢。これが十分に育っていないと研究にならない。
     相手の言いたいことやしたいことをわかって動こうとする聞く姿勢がなければ、子どもは動けない。この状態では、手だてが子どもに働かない。打った手だてが有効かどうかは、まず子どもがその手だてを受け入れる姿になっていることが前提となる。
     聞く姿勢は、全ての教育活動の基礎と言っても過言ではない。話すことよりもまず、聞く姿勢を作る。徹底して作る。きめ細かく手だてを講じて聞く姿勢を作る。どの子も逃さないぞとの思いで聞く姿勢を作る。聞く姿勢にこだわる熱い思いが子どもに伝われば、必ず子どもの聞く姿勢はよくなる。
     聞く姿勢が育っていなければ、聞く姿勢を育てながら研究授業を行う必要も出てくる。自分のしたいことをするためにもまずは、聞く姿勢作り。聞く姿勢を育てながら手だてを講じるしかない。
     これは決して恥ずかしい姿ではない。一所懸命に子どもを育てようとする教師の思いが参観者に伝わり、誠実さや謙虚さを感じるものである。

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