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from: 岐阜のすーさん
2009/01/18 06:47:26
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思いを伝える
赤ん坊が泣く理由は様々。どうにかしたいから泣く。しかし、泣くだけでは、どうしたいのかがわからない。赤ん坊は、何とかしたいという自分の思いが伝わるまで、泣き続ける。赤ん坊が泣き続けるから、親は、思いを分かろうとして試行錯誤する。思いが伝われば泣きやむ。泣くことで相手に気持ちを伝えるにはかなり時間がかかる。それを解消するために私たちは道具を手に入れた。それが、言葉だ。
しかし、言葉で自分の思いを十分伝えることはなかなか難しい。自分の感情を上手く表す言葉が見つからなかったり、言葉足らずになったり、相手に言葉の取り間違いをされたりする。このことは、言葉を使う私たちは、誰でも感じることだ。思いを言葉で伝えることの限界があるのかもしれない。
相手が時間をかけてでも理解しようと精一杯努力をしてくれれば、思いは早く伝わるし、誤解も少ない。しかし、逆に関心がなかったり、関わろうとしなかったり、適当にあしらおうとしたりする相手だったら、思いは伝わらないし、間違って伝わることもある。つまり、自分の思いが確実に伝わるかどうかは、相手との関係次第ということだ。
「あなたの事が気がかりだ。」「あなたの事を分かりたい。」「あなたの願いを生かしたい。」などと愛情をもって関わろうとしている相手ならば伝わりやすい。母親が泣き声一つで何をしてほしいのかを聞き分けられるようになるのは、我が子への愛情があるからできることだと思う。
となると、愛される自分になることが、一番思いを聞いてもらえる自分になることになる。果たしてどれだけの子どもから愛されている自分になっているだろうか。
愛されていると感じなくても、信頼関係があることが次に思いを聞いてもらえる自分だ。子どもたちが分かろうと質問することは、信頼関係があるからできることだ。その質問をうるさがっていることはないだろうか。一方的に話すことで伝わったと思い込んでいることはないだろうか。関わりを保とうと必死で教師についてくる子どもたちの精一杯の努力をどれだけ受け止めようとし、応えているだろうか。そして、伝える側として、赤ん坊のように本気で伝えたいことを伝える努力をしているだろうか。言葉の限界を超えて本気で伝えたいことを伝えているだろうか。このことは、子どもとの関係だけではない。日頃の人間関係に置き換えることができる。家庭や職場の人間関係ではどんな結びつきを築いているのだろう。-
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