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from: 岐阜のすーさん
2009/01/30 05:00:48
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授業を観る
研究授業を参観することがある。このとき、どのように授業を観ているのだろう?保護者の場合は分かりやすい。「我が子の授業への取り組み」や「我が子への担任の関わり」など我が子が学校で十分活躍できるように配慮され、活躍しているだろうかという「我が子」に焦点を当てて参観している場合が多い。これは、保護者として当然の立場である。
保護者向けの授業参観ならば、保護者のその焦点に合った授業としてどうかという視点で授業を参観することができる。
研究授業は普段の授業ではない。授業の質を高めるためのある考えをもっての授業となる。だから、そのある考えがいいかどうかを確かにする授業となるから、それを明らかにする参観の仕方になるとよい。
いろいろな参観の仕方がある。子どもたちの後ろに立って、授業を参観している姿をよく見かける。全体を眺めながら、子どもの動きや教師の動きを眺めている保護者の授業参観と同じ参観の仕方がある。これは一般的な参観の仕方だ。これではなかなか教師の考えや子どもの変化を捉えることはできない。
一人の子どもに張り付いて、じっくりと動きを観察したり、言動をチェックしたりすることで、子どもの学びの過程を理解し、教師の考えがその過程に合っているかどうかを見極めていく参観の仕方がある。また、教師に張り付き、子どもにどんな言葉を投げかけているのか、どんな対応をしているのかをじっくり観察し、教師の考えが発揮されているかどうかをチェックしたり、その対応によって子どもがどのように変化するのかを見ていく参観の仕方がある。これだとかなり授業の質を見ることができる。
その他にも、自分の今抱えている問題について、解決したいという思いがあれば、その視点に関わって、教師の動きや子どもの反応、環境設定(教室経営、資料、準備等)を見ていく参観の仕方もある。
いずれにしても意図をもって自分が明らかにしたいことがはっきりしている参観の仕方が重要になる。子どもを育てるために研究を深めるための授業公開である以上、授業の質を上げるのは、授業者の姿勢よりも、参観する側の参観の姿勢で決まってくる。よりよい授業を作ろうとする仲間がいるからこそ、授業者はよりよい授業を準備し、期待に応えようと頑張るのだ。
よく授業前に「今日の授業からいろいろ学ばせて頂きます。」と授業者に挨拶される姿を見るが、儀礼的にしか聞こえてこないのは、本気で自分の問題だと捉えて授業を参観しようとする情熱が伝わってこないからだ。授業者を応援するのならば、授業者の意図を十分くみ取り、意図に合った参観の仕方が重要になる。-
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