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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年03月21日 06時31分26秒

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    別れに思う

     いよいよ卒業式も間近となってきた。この時期になると、「やり残したことはないだろうか。」「このまま別れてしまっていいのだろうか。」「最後に何か言っておくことはないだろうか。」などといろいろ頭に浮かんでくる。
     どんな別れ方をするのがよいのかわからないが、納得ができる別れ方などないだろう。今までの思い入れが強ければ強いほど、何か足りなさを感じるのが人情だろう。
     若い頃はこれからも関わりを作っておこうといろいろ考えていたが、それでは、子どもたちにとって不幸なことだと思うようになった。私たちは、新しい出会いの妨げになってはいけない。離れた子どもが一人立ちをしていく姿を見守るだけでいいのだ。
     私たち教師は、子どもたちには、前を向いて歩いてほしいと願っている。過去にしがみつくのではなく、未来に向けて歩み出してほしいと思っている。そして、新しい出会いがあれば、その出会いを通して自分を精一杯生かしてほしいと願っている。
     今までの関わりの中で、培ってきた力がきっと新しい出会いがあっても役立つはずである。そういうものを培ってきたはずである。その力があれば、過去はすべて今別れようとしている子どもの中にある。だから、いつでも過去を取り出すことができる。あえて振り向かなくてもいい。自然に過去の経験が力となって出てくるのだ。そういう力を私たちは培ってきたはずなのだ。
     逆に、教師との関わりが消えたら消えてしまうような力だとしたら、子どもに役立つ本当の力を身につけることができなかったということになる。しばらく経ってから子どもの情報をもらったとき、「あの時は、あれだけ、がんばっていたのにどうして?」と、もし思ったとしたら、それは、関わっていたときに役立つ本当の力を身につけさせていなかったと考えたい。
     目の前のことさえうまくいけばよいのが教育ではない。子どもが生きていく上で役立つ力をつけるのが教育だ。教師の都合で子どもを変えただけだとしたら、それは長続きはしない。新しい環境の中でも力を発揮できる力を身につけて、別れたのだ。だから、別れた後の子どもの姿に私たち教師が培った力が本物かどうかが試されることになる。だから、別れた後の子どもの姿には、関心をもっていたい。それは、人情とは別に自分の力量を見極めるためにもなる。子どもたちが活躍していてくれれば、嬉しいものだ。誇らしく思うのもどこかで、自分が関わったことへの思いを感じるからだ。
     別れは、私たち教師にとって試練なのだ。手放した後は、子どもたちに託すしかない。いつまでも傍にいて助けることもできない。
     「安心してがんばりなさい。先生から離れても頑張れる力はついているからね。」と子どもたちに声をかけてあげられるだろうか、振り返ってみたい。

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