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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年06月29日 05時38分36秒

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    どこに焦点を当てるか

     私たちは、焦点を当てた所にしか、目が向かない。しかし、焦点に当たったかどうかは別である。当てたつもりでもうまく当てられないで失敗をすることも多い。授業で子どもたちに投げかける所謂「発問」もその典型だ。ほんの違いが焦点をぼかしてしまうことになり、何度も言ったり、言い方を変えたりしながら、子どもたちの意識がこちらの意図に合うようにしようとする。初任者では、これがうまくできず、試行錯誤となることが多い。
     このことは、授業だけに限らない。日常生活でも、同様だ。課題をもって生活していると、必ずその課題に関わるところに焦点が当たる。そのため、課題解決に向けての取り組みが充実する。もし、課題をもって生活していなければ、充実することはなく、「こなす」ことに自分を使う。しなければならないことができなければ不満をもち、しなければならないことのために自分を使うことになる。酷いときには、自分だけでなく他人をも巻き込んでしまう。そして、しなければならないことに目が向いているうちは、子どもを育てる意図性がなく、自分の日頃の癖でしか子どもを育てていない。意図性がないので、意識することはない。これも、人は焦点が当たったところにしか目が向かないからだ。だから、子どもを意図した方向に育てたいと思うならば、どんな子どもに育てたいのかを明確にし、今何をすべきなのかをその願いに合わせて考えることが必要になる。子どものせいにしたり、自分の能力のなさを責めたりするのは、そんな働きかけをしていない自分に気づいていないからだ。
     「すること」に焦点が当たっていると「すること」に関する子どもへの言葉かけが多くなる。投げかける言葉に着目すると、どこに焦点があたっているかがよくわかる。子どもの育ちは、行動が変わることでわかる。そのため、行動を変えるための「すること」の言葉かけを多くし、繰り返しているのかもしれない。
     しかし、行動が変わったから育ったということではない。「すること」を通して、できることが増え、見方や考え方が変わり、自分の生き方に影響を与えて初めて育ったことになる。育てるためには、子どもの行動だけでなく、子どもの能力や見方・考え方、そして、子ども自身への働きかけをしているはずだ。
    ・こんな力がついたね。
    ・こんな見方や考え方ができるようになったね。
    ・頑張るあなたはすごいね。
    ・○○さんは、すごいでしょ。
    などと、「すること」ではない言葉かけをしているはずだ。
    こんな子どもの成長を喜ぶための働きかけをしていると子どもは成長する。ひょっとして、こんな言葉が少なくなっていることはないだろうか。それは、「すること」に焦点を当てているからだ。それは、子どもの成長を喜ぶところに焦点が当たっていないからだ。子どもの成長を喜ぶところに焦点を当てる言葉かけを粘り強く繰り返しできる自分にしたい。
     焦点が当たっているうちは、課題が生まれてくる。だから、課題解決のための努力をし続ける。子どもが育つまでは、安心できない。だから、安心できるまで何度も子どもの成長を喜ぶ声かけを繰り返す。そして、安心できたときには課題は解決しているし、子どもは成長している。
     7月も近づいた今、つらいと諦めてしまっていることはないだろうか。することに焦点を当てていることはないだろうか。諦めてしまったり、することに焦点が当たっていると子どもの成長に焦点が当たらなくなる。そこには、子どもの成長もなければ、教師自身の安心や満足はない。
     さて、今の自分はどこに焦点を当てているだろう。子どもを育てるところに焦点を当てているだろうか、それとも、することをこなすことに焦点を当てているだろうか。今の自分を振り返ってみたい。

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