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  • from: 岐阜のすーさん

    2009年12月17日 05時33分04秒

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    目の前の子どもを見る

     私たちは、目標に向かって子どもを育てている。育てるために自分のもっている力を精一杯使って今の状態から引き上げようと努力する。その時、自分の願いが常に子どもの前にぶら下がっている。
     「願う姿にするためには、この手を打とう。」
     「もし、こうなってしまったらどうしよう。困ったぞ。」
    等と、子どもの行き先を考えたり、心配したりしている。
     しかし、これは、子どもを見ているようで子どもを見ていない。今の子どもの状態とは無関係に作り上げた自分の行き先の子ども像から子どもを見ていることになる。今の子どもの状態をきちんと見るということとは違う。
    「この子は、何に悩んでいるのだろう。」
    「何か困っていることはないだろうか。」
    「どうして、こんな姿を示すのだろうか。」
    「何がこういう行動をさせるのだろうか。」
    等と子どもの今の状態への問いかけがなされて、初めて今の子どもを見ていることになる。
     一人ぼっちでいる子を見つけた時、仲間と仲良く過ごさせたいという重いから、遊びに誘って集団に入れようと指導することがある。入るきっかけがなかなか作れないで困っている子ならば、この指導は有効に働くかもしれない。もし、その子が仲間から疎外されていて入りたくても入れない状況だったら、この指導は効果を上げることはない。
     つまり、今の状況を的確につかまなければ、それに合った的確な指導はできないということになる。
     私たちは子どもへの指導に慣れてくると、自分の思い込みで子どもの状態を判断し、子どもに声をかけて指導してしまうことがある。そうではない。指導する前にきちんと子どもの状態をつかむ時間を作りたい。子どもの言い分を聞くのもそれに当たる。どういう状況で何をしたのかを聞くことによって子どもの状態をつかむことができる。
     口数が多いと子どもを観察する間を作ることができない。口数が多いということは、自分の願いを伝えようとしている姿であり、子どもを見ていない証拠である。口を出す前にまず、子どもを見たい。すぐに口を出すのは、危険な行動をし、命を守るために一刻も早く止めなければならない時だ。
     子どもへの願いが多くなると口数も多くなる。これは、教師の願いを伝えるだけで、子どもの言い分を聞くことができない。それでも子どもは我慢をして聞いている。そのうち、我慢できなくなると爆発する。目の前の子どもを見ているようで見ていないと、いずれ子どもから離れてしまう。
     指導がうまくできなくても、目の前の子どもをよく見て試行錯誤をし続ける努力をすれば、必ず子どもとの信頼関係を築き、遅々たる歩みではあるが、的確な指導ができるようになる。

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