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  • from: 岐阜のすーさん

    2010年01月25日 05時47分36秒

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    問題を見る目

     様々な問題があるとき、私たちは、考えを巡らし、問題に優先順位をつけて、厄介な問題や解決に時間がかかる問題などは、先送りにすることがあります。しかし、優先順位がつけられず、目の前に起きた問題が解決できないと前に進めない子どもは多くいます。
     時には、後に回しても十分対応できることを説明しても、納得できない子もいます。考えを巡らすというよりも、焦点が目の前に起きたことだけに当たっているので他が見えないのです。また、したいと思ったらしたくてたまらなくなり感情が抑えられないのです。これは、小さな子どもが物を欲しがったときにそれが手に入るまで譲らない姿に似ています。
    ・授業中に鉛筆を削ろとしたり、ゴミを捨てようとしたり席を立つ子
    ・掃除中に友達と遊びの話をする子
    ・授業中に他事をしている子
    ・遊びを止められず、チャイムがなってもなかなか教室に来れない子
    ・忘れ物やなくし物が気になって事を進められない子
     こんな時、どのような対応をすればよいのでしょう?これは、問題解決に至る前の問題になります。
     問題解決の流れについては、授業を通してつかむことができますが、こうした問題を決定したり、選択したりすることは、なかなか授業としては扱えません。私たちの経験に基づいて、臨機応変に対応していることが多いように思います。
     しかし、これらの問題は、誰にでも起こりうる問題ですから、個別の対応も大事ですが、学級全体で考えたり、仕方を決めたりすることが学級作りには大切になります。また、のめり込んでいると他が見えなくなっていることに気づかないでいるので、仲間からの指摘も大切になります。
     個々に仕方を指示したり、叱ったりするよりも「こんな時は、どうしよう。」と学級の約束として意識させることの方がよいことがあります。問題が起きたときに子ども同士で教え合うことができるからです。逆にこの約束が出来上がることがむしろ学級の文化になります。個々への対応をしていると、いつも「先生、どうするの?」「先生、困った。」と助けを求めに来ることが多くなります。また、気づかない子には、「何をしているの?」「今は何をすべきなの?」などともぐらたたきのような状態になります。これでは、対応ができませんし、同じことの繰り返すことになります。
     学級で決まっていれば、「こんな時はどうするんだったかな?」と子どもに尋ねたり、確認したりすることができます。また、仲間に注意したり、手助けをしたりする子には、「ありがとう。」「すごいね。」などとよさとして認めることもできます。
     問題に気づかない教師は論外ですが、問題と感じたときに即対応する教師は多くいます。しかし、問題が見えているのに即対応せず、子どもの動きに着目し、「この問題に気づく子はいるだろうか。」「どのように問題を選択するだろうか。」と考え、子どもの反応を観察し、問題に向かう子どもの対応に合わせて支援する教師は少ないように思います。
     現象面の問題を見るのではなく、現象の裏にある本来抱えている問題が見えるようになると子どもの質が変わります。つまり、教師が何を見ているかということがとても大切になります。

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