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  • from: 岐阜のすーさん

    2010年12月09日 04時58分31秒

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    打たれ強い子を育てる

     「もっと強くなってほしい。」と子どもたちに話したいと思うことが増えてきました。いわゆる打たれ強い子どもが年々少なくなっているように思うのは私だけでしょうか。

     この背景には、様々な原因が考えられます。少子化という社会的な背景もありますが、教育の中で「よさと可能性」を伸ばすという指導要領の誤った解釈により、褒めて育てることに終始し、叱れない教師が増えていることや安全・安心な環境作りがなされているため、子ども自ら安全・安心を生み出す力が弱くなり、危険や不安に対する感覚が鈍感になっていることなどが考えられます。
     でも一番大きな影響を与えているのが次のような問題ではないでしょうか。
    1 昔と比べると失敗が許されない風潮があります。
     失敗から学ぶことが本来の姿であるにも関わらず、失敗すると誰かが責任を取ることになり、失敗を恐れるあまり思い切った指導ができない状況があるように思います。失敗を恐れる教師ならば、子どもに失敗から学ぶことを教えられません。

    2 成果を求められることが多くなっています。
     成果主義が教育の中でも求められ、結果が見えやすい行動や能力に焦点が集まり、本来大切にしなければならない心の教育(価値観や人間性)が疎かになっているように思います。学習の結果よりも学習過程に生き方が現れます。それにも関わらず、結果を重視するあまり、本来子どもに考えさせなければならないことを教師が教えていることがあるように思います。

    3 目標のもたせ方に問題があると感じます。
     子どもに目標をもたせるとき、「今できないから、目標を立ててできるようにしよう。」という構えが多いように思います。しかし、これでは、今の自分を否定することになります。そして、その目標が達成されても、新たな目標が設定され、自分を否定することになります。これではいくら頑張っても自分を肯定することができません。この目標設定に耐えられる子どもだけが強くなります。しかし、これは、目標設定したから強いのではなく、もともと強かったからこの目標設定でも耐えうると考えた方がよいでしょう。強い子どもだからどんな目標を設定しても達成するのです。

     この中で3の問題が一番重要だと考えています。なぜならば、教師が目標設定をして活動に取り組むことは日常茶飯事だからです。これは、教師の日頃の構えになります。そして、構えは、繰り返し行われるために強化されていきます。自己否定の上には強さは生まれません。構えを常に意識して子どもの前に立っているので、とても重要になります。

     それならば、どのように構えればよいのでしょう。

    3について考えると、「今のあなたは素晴らしい。だから、目標を達成できるはずだ。」と構えることだと思います。
     これならば、目標達成までの過程を認め励ますことができます。
    つまり、「ほら、ここまでできたでしょ。」「この調子ならば、できると思いませんか?」などという言葉かけができるのです。この言葉ならば、「まだできない、まだできない。」と子どもに言葉かけをするよりもかなり自信をもって育てることになります。
     また、この構えならば、目標達成の過程にその子らしさを発見することができます。何が足りないかということよりも何が成果に近づくための力添えになったのかを考えることができます。そして、その後に何があると成果につながるかを考えることができます。これは、まさによさと可能性を伸ばすことになります。できなさに焦点を当てているとよさや可能性が見えにくくなります。

     目の前の子どもの姿を温かいまなざしで見守り、周りの刺激に影響を受けることなく、気を配ることなく、自分の力を十分発揮する教師が増えれば、子どもも強くたくましくなるように思います。

     そのためには取り組みを理解し、協力していただける家庭や地域が必要となります。決して家庭や地域にへつらうのではなく、子どものために手を携え合うのです。自分の力だけで子どもを強くできると考えるのは、過信です。学校、家庭、地域の総力でしか強くできないのです。
     今の時代、家庭や地域の影響が大きい分、家庭や地域を巻き込むことを大事にしなければなりません。
     
     これを見誤っていないか、自分の実践を振り返ってみたいものです。そして、打つべき手を打たないでそのままにしていると失敗に苦しむ自分になってしまいます。私は、失敗から学べる教師が本当の強さをもった子どもを育てることができると思います。

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