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  • from: 岐阜のすーさん

    2010年12月24日 04時02分10秒

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    通知表の見方

     いよいよ冬休みです。二学期の最後の日は、終業式を行い、教室で通知表をもらい、身の回りの整理をして家に帰っていきます。
     子どもも保護者も一番楽しみにしているのが、この通知表の内容です。一喜一憂する顔が目に浮かびます。
     担任の評価がどの程度影響を与えているかは、わかりません。保護者の考えや子どもとの関係性による影響力の大きさの違いによって異なります。
     ただ、必ず影響を及ぼしていることには間違いありません。

     だから、慎重に評価し、評定をしています。
     そして、いろいろなよさを記述し、保護者が前向きにとらえてもらえるように配慮しながら所見を書いています。

     精一杯とらえた子どもの姿です。明日の自分に生かすために前向きにとらえてもらいたいという願いが込められています。

     その願いを十分伝えないでただ、通知表を渡すだけになると誤解を招くことが多くなります。そこで、通知表をうまく利用してもらえるように構えを通知表と一緒に伝えることがとても重要になります。
     
     二学期の保護者の支援へのお礼を述べたり、新年度を迎える構えなどを書いたり、二学期の子どもたちの頑張りを評価したりしている通信はよく見かけます。しかし、通知表についての記述を見かけることは、あまりありません。通知表への関心が強いにも関わらずそのことへの配慮があまり見られません。
     これは、通知表を渡す時も同じです。どのように通知表を子どもたちに渡しているのでしょう。

     通知表を見る時によいと示された○の数が1学期と比べて増えたか減ったかという見方しかしないのが子どもです。ひょっとすると家族も同様に見ている所があります。どの教科が上がったとか下がったとかという評価をしていると思います。

     そんな子どもや保護者の見方では、よいと示した○を増やすことしか、自信がもてるようにはなりません。いくら所見でよいことを書いても、結果としての票かが下がっていれば、自信をもつことはできないのです。
     また、評価をこれ以上上げることのできない子どもにとっては、通知表がそれほどねうちのあるものにはならなくなります。

     これでは、自分の将来に夢や希望をもつことはできません。

     ですから、通知表で「自分のよさと可能性」を発見させることが重要になります。

     よい○の数ではないのです。完璧な人間なんでいません。誰もが欠点をもち、誰もがよい所をもっているのです。
     
    ・通知表の評定から「興味・関心」「思考・判断」「知識・理解」「技能・表現」などが評価されていること、所見からは「学び方」「問題発見力」「問題解決能力」などが評価されていることを知らせること
    ・通知表は、自分らしさが表現されていること
    ・よさと可能性を発見できること

     通知表を見るということは、この自分のよさや可能性を発見する機会になることを知らせなければなりません。

     つまり、通知表を見て、何がよさで何が可能性になるのかを発見させ、それを家にもって帰り、家族で確認するというステップが必要になります。

     ですから、通知表を見た時の教師の指導と家庭で通知表を見る時の保護者の構えがわかるように通信で知らせる必要が生まれてきます。

    <学校での指導>
    ・通知表をどのように眺めると自分のよさや可能性が見えてくるのかを説明する。
    ・教師の示した、見方で自分のよさや可能性を確認する。
    ・確認したことを言語化し、家庭に帰ったときに「私のよさは、これで、可能性はこれ。だから、3学期は、このよさを生かして、これを頑張るからね。」と話ができるようにする。
    ・グループやペアの子によさと可能性を話し、伝わるかどうか練習する。

    <保護者へのお知らせ>
    ・子どもがよさや可能性を自分の言葉で話すことを知ってもらう。
    ・通知表を見て、よさや可能性のとらえがそれでよいかどうか確認するようにお願いする。
    ・子どもが語った課題について応援のメッセージを伝えるようお願いする。

     どの子にもよさがあります。そして、そのよさが自分の可能性を広げてくれます。この節目の時を十分に生かすかどうかは、この構えで決まります。

     評価で終わるのではなく、子どもや保護者が前向きに生きていけるように案内するのも教師の仕事ではないでしょうか。

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