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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年04月20日 05時45分20秒

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    挨拶ができる関係

     挨拶の指導は、どの学校でも行われています。この指導は、人間関係を築くためには欠くことができない指導です。

     挨拶を交わせる関係というのは、互いの関係を認め合っているという証拠になります。
    仕方なしにする挨拶もあれば、心を込めた挨拶もあります。
    いずれにしても、自分との関係があると認識しているからできるのです。
    逆に、関係を築きたくなければ、挨拶をせず、無視をすることで築きたくないという気持ちを表すことができます。
     無視されればとてもいやな気分になるのは、自分の存在を否定された気持ちを味わうことになるからです。ですから、私たちは挨拶の指導をするのです。


     例えば、見守り活動と称して地域で子どもたちを安全に登下校できるように道路に立っておられる方への挨拶を見ているとそれがよくわかります。

     当初、いくら挨拶をされても挨拶を返さない子どもがいます。子どもにとって、安全な人か危険な人か、初めのうちは、判断はできません。しかし、繰り返し関わる中で、安全な人だと思うことができたら、子どもは次第に心を開いていきます。

     その内に挨拶をするようになります。

     関係ができれば、次は関係が深まるかどうかがポイントになります。

     「おはようございます。」という挨拶をし続けても、深まる関係は築けません。

     それとは別の関わりが必要となります。子どもたちにとって安全を見守ってくださる方だという認識ができれば、感謝の気持ちを伝えることになります。

     これは、「おはようございます。」ではなく、「ありがとう。」になります。そして、それが積み重なると「いつも、ありがとうございます。」になります。
     そして、これを大きな視野に立って見られるようになると「私たちのためにいつもありがとうございます。」になります。

     相手との関係の違いが、相手をどのように受け止めているかという認識の違いが言葉として表れてきます。

     子どもたちがどんな言葉を使うかは、その子の相手に対する認識の違いを表します。子どもは自分との関係を素直に言葉として表現しています。

     「いつもお世話になっている方ですね。」
     「あなただけではなく、全校のみんながお世話になっているね。」
    などと教師から見方を変える言葉かけが子どもの認識を変えるポイントになります。

     子どもが自分にとってどんな価値ある存在なのかを実感した時、見方が変わります。

     「挨拶をしなさい」という指導をしていても、関係を深めることはできません。
    関係を深めるためには、相手に対する認識のさせ方が必要になります。

     子どもの挨拶の様子を見ることは、子どもの相手に対する認識の深さを探ることができます。


     これは、挨拶をしなさいという行動レベルでの問題だけを取り上げていると、相手に対する認識の深さを探ることはできません。

     見守り活動の問題ではなく、日頃の学級の子どもたちの挨拶の様子を見ることで学級の凝集力を見ることができます。

     子ども同士かけあう挨拶はどんな挨拶なのでしょう。
    ・挨拶する仲間を選んでいることはないだろうか。
    ・学級の仲間なら誰にでも挨拶しているのだろうか。
    ・挨拶する様子から、関わりを作ろうとする願いが伝わってくるだろうか。
    ・挨拶の中に関わりを深める言葉が含まれているだろうか。

     朝、教室で子どもを迎えてると子どもの挨拶が様々であることに気づくでしょう。

    挨拶は、背負っているものによっても変わってきます。

     朝叱られて来た子どもが元気よく挨拶できるとは思えません。
     宿題を忘れた子どもは、挨拶どころではありません。
     仲間と夢中で話をしていている時には、挨拶の声さえ聞こえないかもしれません。

     子どもの背景にも気遣いながら、子どもたちの朝の挨拶を眺めてみてはいかがでしょう。

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