新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

輝く瞳と素敵な笑顔

輝く瞳と素敵な笑顔>掲示板

公開 メンバー数:17人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: 岐阜のすーさん

    2011年06月01日 04時59分49秒

    icon

    ありがとう

     私たちは、感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉で相手に伝えることがあります。
     ありがとうという言葉を使うためには、感謝に相当するものを得たことになります。

     感謝に相当すると判断したのは、私自身です。つまり、自分の価値観がこの判断を下すことになります。

     子どもが幼い頃に、よく母親が、「ありがとうと言いなさい。」と教えることがあります。また、教師も子どもに家庭とは違った場面で同じように「ありがとう」の体験をさせます。

     つまり、「ありがとう。」と言う言葉をどんな場面で使ったらよいかを教えてもらうから「ありがとう。」と言う言葉を使うことができるようになります。

     例えば、授業に遅れて来た時に、「ごめんなさい。」を使うように教えるか、「ありがとう。」を教えるかどちらでしょう?

     相手を待たせてしまって迷惑をかけたことを教えるならば、「ごめんなさい。」という言葉になります。
     待ってもらったことへの感謝の気持ちを伝えることを教えるならば、「ありがとう。」という言葉になります。

     これは、焦点の当て方によって異なるということです。
    つまり、焦点を自分に向けていると、「ごめんなさい。」という言葉を選びます。焦点を相手に向けていると、「ありがとう。」という言葉を選びます。
     
     集団生活をする場合、相手との関わりを大切にしますから、迷惑をかけてはいけないと教えることが多いでしょう。この場合も、迷惑をかけることを教えるために「ごめんなさい。」を教えることになると思います。私自身もこの言葉を教えてきました。

     どちらの言葉を教えるにしても、これらの言葉を教える前提があります。それは、授業を始める時刻になっても授業を始めず、待つことです。遅れてくる子がいても授業が始まっていたとすれば、迷惑をかけたとは思わないでしょう。また、ありがとうという感謝の言葉は到底出ません。
     まして、遅れてくる子は、黙って席について途中から授業に参加すればよいと考えて授業を進めているとすれば、授業の始まりに「ごめんなさい。」「ありがとう。」を教える機会は作れません。

     待たせる以上は、どちらかの言葉を教えたいものです。

     ここで、授業を早く始めたいと思っている子どもたちの立場で考えてみます。授業を始めないで待つことは、子どもたちにとって迷惑なことです。「ごめんなさい。」と謝ってもらっても迷惑をかけられた気持ちは消えません。

     これは、「ごめんなさい。」という言葉が、自分に向けられているため相手に響く言葉になっていないからです。もし、自分に向けられている言葉で迷惑をかけられた気持ちが消えるとすれば、そこには、「許す側」としての優越感が潜んでいるかもしれません。

     それに比べ、「ありがとう。」は、相手に向けられているため、相手として認められたという承認の欲求が満たされます。待つことが承認の欲求を得る機会になると考えられます。

     となると、待った子どもたちに「待ってくれて、ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えた方が待つ子どもたちにとって意味のある言葉になります。

     このように「ありがとう。」という言葉は、相手を承認するためにとても役立つ言葉です。

     よく、これだけのことをしてあげたから、感謝されてもいいだろうと思うことがあります。ここには、承認されたいという欲求があります。これが満たされないと不満が出てきます。

     誰もが認めてもらいたいと思っています。子どもたちの行動の中に承認すべき行動を見つけたとき、できる限り「ありがとう。」を伝えたいと思います。

    ・わざわざ私に声をかけ、挨拶をしてくれて、ありがとう。
    ・きれいに掃除をしてくれて、ありがとう。
    ・こんな授業にもついてきてくれて、ありがとう。
    ・みんなのために光る考えを見つけ出してくれて、ありがとう。
    ・不備を指摘して、新たな提案をしてくれて、ありがとう。
    ・気づかないことを教えてくれて、ありがとう。
    ・元気に学校に来てくれて、ありがとう。
    ・いつもそばで見守ってくれて、ありがとう。
    ・私の仕事なのに気を配って、やってくれてありがとう。
    ・私が困らないように、準備をしてくれてありがとう。
    ・私の話を最後まで聞いてくれて、ありがとう。

     「ありがとう。」の言葉を投げかけるとき、常に笑顔に満ちています。
     
     素敵な仲間に囲まれて、生かしてもらっている自分を見つける機会にもなります。そして、それが感謝の気持ちとなって、笑顔を作り出すのかもしれません。

     笑顔が消えた時、感謝の気持ちも消えている自分が発見できます。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

コメント: 全0件