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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年10月24日 04時39分50秒

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    学校と家庭をつなぐ授業

     授業作りは、教師の命です。ですから、授業作りに時間をかけることは、当然の仕事になります。
     しかし、今日の教師の多忙を生み出しているのは、この授業作りにかける時間を圧迫する様々な阻害要因があります。
     子どもの安心安全確保のためにすべきことや制限を受けていることの増加、保護者対応の増加、時代の変化に伴う新たな視点に関わる取り組み等様々です。
     
     昔は、子どもの学力を向上させるために放課後に、居残りをさせる機会がありました。今は、それがしにくい時代になっています。
    子どもの安全が保障しにくいという判断だけでなく、子どもの家庭生活を圧迫するという保護者の要望(塾や習い事への影響)などもあります。
     
     子どもの安全確保は学校だけでは難しい状況があり、やむを得ず集団登下校をさせているのが現状だと思います。安心・安全な地域ならば、地域の方の協力を得やすいため学校が子どもの安心・安全に関わる配慮は地域の協力が内場合と比べると非常に楽になります。

     昔のように塾や習い事に通う子どもが少ない状況ならば、学校への依存度も高く、保護者の協力も得やすくなります。しかし、保護者の学力も高くなり、価値観も多様化し、昔のようにはならないのが現実です。

     このような状況の中で、学力を伸ばすことは、容易なことではありません。

     限られた時間の中で勝負しなければならなくなったのは、これも時代に流れなのでしょう。

     時間にどれだけ厳しくなれるかが、今の時代、教師に求められている大きな視点だと思います。

     効率のよい、効果の上がる授業を展開して、子どもの学力を高めなければなりません。しかし、学習には必ず繰り返しが必要です。繰り返せば繰り返すほど力は定着しますが、それだけ繰り返す時間はありません。必要最低限の繰り返しをするしかないのです。

     子どもの能力に合わせて、必要な繰り返しが必要です。

     子どもの能力をすべて理解し、その子ども一人一人に合わせて繰り返しの量を決め、個別に対応することは到底無理なことです。

     となると出口が見えてきません。

     教師が努力できることには、時間的に限界があります。

     これを打破するためには、子ども自身の学習に向かう姿勢を変えることだと思います。

     つまり、子どもに学習習慣を身につけさせ、子ども自身が勉強を進んでするようにするようにすることが一番の近道だと思います。
     これは、単に宿題を出して、やらせるということではありません。

     学校だけの学習に終わらず、家庭でも学習する習慣を身につけさせることができたら、学習すべき内容を子ども自身が決めることができます。そんな仕組みを考えていくということです。

    つまり、
     
     学校→家庭→学校→家庭→・・・・・

    と常に学校と家庭をつなぎながら、学習を進めていくという流れを作る必要があります。これは将来的には、生涯学習につながる大切な考え方にもなります。

     学校ですることは、
    ・家庭につながる学習にすること
    ・家庭での学習を評価すること
    ・子どもの学習意欲を評価すること
    ・家庭との連携を取ること
    です。

    家庭につながる学習とは、授業の中で家庭学習につながる内容を明確に示すことになります。
     例 「今日の勉強でわかったことをおうちでもまとめるともっとはっきりするよ。」
       「この学習が身に付いたかどうか、明日確認するからね。」
       「この学習は、家でもできる学習だね。」
     などと復習が中心であるが、家庭でできる内容を具体的に授業の中で示すことになります。
     
     これを宿題という形にしてしまうとやらせられるということになり、意欲が減少します。子どもに出す宿題は、内容に柔軟性があると子ども自身で決定できるよさがあり、子どもの意志が入るためやらせられる場合と比べると意欲は高くなります。
     (ちなみに私は、自由勉強が宿題だと子どもに伝え、その中には、必ず繰り返しの勉強とまとめの勉強を入れることとしました。)

    家庭での学習を評価することとは、学習の中で、家庭でするとよいと言った内容を授業で扱うことになります。
     例「前回の学習の復習をしてきた子ならば、きっとできるはず。」と言って問題を出す。
      「前回の学習とつながりがあります。何かわかるかな?」
      「前回の学習をしてきた子は誰?」
      「ちゃんと復習をしてきたから、できるんだね。」
     などと家庭で学習したことを評価することになります。そして、その中で自分流のわかり方や取り組み方に気づかせていきます。

     何回繰り返せばできるようになる自分なのか、どのようなやり方をすると定着しやすくなるのか、子どもの取り組み方を尋ねながら、視点を示し、自分の学習のスタイルを作らせるのです。

    子どもの学習意欲を評価するということは、やらされる学習ではなく、自ら進んですることのねうちを評価することになります。

     これは、子どもに自分の夢の実現に向けての道筋を作ることになります。
    夢がもていない子どもにも、この取り組みが必ず夢の実現につながることを知らせることで、無意識のうちにその視点から家庭での取り組みを見つけることになります。

     その子どもは、自分の将来の夢の実現に役立つものだということがわかれば、自ら進んで取り組むことができるようになります。
     
     ですから、家庭で学習をしてきた、してこなかったという評価に終わることなく、必ず夢の実現に結びつけていく評価をします。
     例「家庭でもこれを続けているから、○○ができる子になったんだよ。」
      「家庭でうまく時間を見つけてできたね。その姿勢が素晴らしい。」
      「家庭でやってきたから、できたんだよ。これが続くすごいね。」
      「家庭でやってきたことをうまく生かしたね。すごいよ。」
     などとしてきたことが価値あることだと子どもの話すことになります。

    家庭との連携をとることとは、学習についての考え方を丁寧に話し、保護者の理解を得ることと協力をいただくことになります。

     子どもに託す夢をもっている保護者の夢の実現を手伝いすることになることは間違いありません。ただ、その夢の実現に向かう方向にズレがあるのかもしれません。その方向を揃えるための努力は、教師がすべきことです。
    家庭の負担が少なくなるための取り組みであることを十分に理解してもらえれば、必ず協力を得ることができます。また、子どもが学校の学習に前向きになれば、それをあえて否定する保護者はいないと思います。

     例「目の前のお子さんにとって本当に必要な力は何でしょう。」
      「家庭での学習が授業にうまく生かしていますよ。」
      「最近、学習意欲が高まってきましたよ。」
      「自分の勉強の仕方が徐々にわかってきたようです。」
      「最近のお子さんの家庭で学習する様子はいかがですか。」
     などと家庭と連絡を取り、子どもの様子や学習に関わる考え方を丁寧に繰り返し伝えることで教師の考え方や子どもを育てることへの協力を得ることができます。

     「どの子も幸せになってもらいたい。」そして、「どの保護者の方にも幸せになってもらいたい。」と思っているのは、私たち教師一人一人の願いです。

     家庭と学校をつなぐ授業作りに心がけることで、子どもは意欲的になり、学習への取り組みが変わってきます。また、保護者も協力的になり、授業作りが楽しくなるはずです。

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