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  • from: 岐阜のすーさん

    2011年10月26日 05時48分35秒

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    電話で伝える

     私たちは、日頃から保護者と連絡を取り、意思の疎通を欠かさないように努力をしています。
     家庭訪問まで必要がないという用件の場合は、電話を利用することが多いと思います。

     この電話での対応は、直接相手が見えない分、配慮を欠かないように注意が必要となります。

     私たちは、子どもたちと直接会話することを日常的に行っています。案外、子どもへの配慮を欠き、ストレートに子どもたちに自分の感情をぶつけたり、自分の思いを強引に伝えたりしていることが多いかもしれません。

     そんな体験が多いと、つい保護者に対しても、無礼な対応をしていることに気づかないでいることがあります。中には、親しみを込めて関わっていくうちにそんな無礼も許されていくと思い込んでいる人もいます。

     保護者も喜んで対応していてくれるから、これでいいなどと思い込んでいる人もいます。

     親しき仲にも礼儀ありと昔から言われていますが、保護者からすると、子どもを人質に取られているようなものですから、その点を念頭に置きながら保護者の言葉を受け止める必要があります。

     このことを考えると、電話での対応は相手の顔を見て直接会話するよりも難しいことがわかります。

     まず、電話が学校から入るとなると、子どもに何かあったのだろうか、問題でも起こしたのではないだろうかと保護者は心配をします。

     これは、多くの場合、学校からの電話は、保護者にとってプラスというよりも、マイナスのイメージが強いからです。

     担任の先生ともっと関わりたいと思っている保護者も多いはずですが、それは、助け合って子どもを一緒に育てたいという気持ちからです。
     そんな保護者であっても、電話がかかってくると「何事が起きたのか?」と構えることが多いと思います。

     けがや病気などの緊急を要する場合ならば、できる限り早く情報を的確に伝えることが必要ですが、そうでないときには、相手に対する十分な配慮を必要とします。

    ・電話で対応できる状況か確認をする。
     電話がかかったときの相手の状況はわかりません。忙しく家事をしている時、ゆったりとくつろいでいる時、子どもに小言を言っている時、疲れて横になっている時等様々な状況があります。
     そんな状況の中に入っていくのですから、対応が可能かどうかについての配慮が必要になります。
     急ぎではないから、時間があるときに再度電話をしてもいいと思えるようなゆとりをもった対応ができると保護者も安心です。

    ・保護者と子どもとの関係性を探る。
     これから、話題にしたい子どもの問題についてストレートに伝えることは、受け取る構えができていない状況では、なかなか受け取ることはできません。そのためには、家庭での保護者との関係を探る必要があります。

     そこで、家庭での子どもの様子を聞くことから始めます。

     その様子を聞きながら、保護者と子どもとの関わりを探っていきます。
    問題を抱えているのか、今の状況で満足しているのかを探ります。
     子どもの事で困っている事とこれから話をしたいことと同じであれば、受け入れやすくなります。しかし、それが異なっていると受け入れにくくなります。
     また、困っていない状況であれば、これから伝えたいことが保護者にとって強い衝撃になるかもしれません。

     受け入れにくい状況をつかんだとすれば、対応の仕方が分かれます。
    ・話題にしたいことは伏せておく。
    ・話題にしたいことと今の状況と関わらせ、話題にしたいことの方向に導く。
    ・今の状況の改善を優先する。

     どれにするのか判断した上で、今度は学校での様子を話します。
    ここでは、子どもの学校での頑張りを話します。

     家庭での状況に問題があってもなくても、子どもの頑張りを知ることは、保護者にとって嬉しいことです。そして、それが、保護者の努力によるものだと付け加えることで、自信をもってもらうこともできます。

     そして、学校の様子を話した後は、先ほどの判断を元に次のように対応を変えます。

    ・学校での頑張りを伝えたかった、これからも一緒に力を合わせて頑張りましょうと言って、電話を切る。
    ・学校での頑張りだけでなく、家での様子と同様の事で心配していることがあると言って、話題にしたいこととつないで電話を続ける。
    ・学校では頑張っているけれど、家ではそんな心配があるのですか、それでは一緒にその問題を考えましょうと電話を続ける。

     このような対応に分かれるのは、意識は、一度に2つのことに焦点を当てることはできない、焦点は一つだという考えに基づいています

     保護者が子どもとの関わりで進めようとしていることに加えて何かをしなければならないとすれば、保護者からすると余分なことをすることになります。それはストレスにもなります。

     同じことを考えていてくれると思えば、支援になります。

     保護者にとって、保護者に負担をかけることはできるだけ避け、協力し合いながら子どもを育てるという構えをもつと保護者は頼ってくれます。その構えを伝える事の方が目の前の話題にしたいことを提示することよりも今後の保護者との関わりを円滑に進めることができるからです。

     その上で、電話を続ける場合、
     どちらにしても、保護者とどのように協力し、合えるのかを一緒に考えることになります。
     そして、
    ・話題にしたいと思っていることに乗ってもらって、家庭での取り組み、学校での取り組みを決めていく。
    ・家庭での今の状況に合わせて、家庭での取り組み、学校での取り組みを決めていく。
     このどちらかで話を進めていくことになります。

     話題にしたいことが先になるか、後になるかの違いはありますが、一緒になって取り組もうという姿勢ができた状況では、保護者との信頼関係はふかまっています。

     「今後、互いに取り組みの情報を交流しましょう。」という出口を作ることで、今後の関わりを作ることができます。
     その中で話題にしたいことが出てくることもあります。家庭での新たな問題もつかむこともできます。

     いずれにしても、電話一本で用件を済まそうとするのではなく、保護者との関わりを深めるためのきっかけを作ったと考えたいのです。

     ですから、最初の一本の電話が次の電話につながり、電話1本が2本、3本・・・10本とつながっていきます。

     この取り組みを通して、保護者の電話で教師と話すことへの思いは、楽しみに変わっていくはずです。

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