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from: 岐阜のすーさん
2011/11/07 06:25:07
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一緒に学習すること
子どもたちが教室に全員が揃っていると安心して授業を進めることができます。
一人でも欠けていると、その子が気になります。
授業に関して言うと、「遅れた分をどうやって取り戻そうか。」「何をしてあげられるだろう。」「いつ、時間を作ろうか。」などと授業とは別にしなければならないことが頭の中をよぎってしまいます。
ですから、全員が揃うことは、とても有り難いことです。
しかし、授業に全員が揃うというのは、全員がそこにいるというだけでは揃ったことにはなりません。学習に向かう気持ちや行動が揃って初めて、全員が揃っていると安心できます。
授業中に話を聞く時に話を聞いていない姿を発見すると、揃っていないなあと思います。
物の準備ができなくて、仲間に迷惑をかけていることすら気づいていない子どもがいると揃っていないなあと思います。
どの子もわかりたい、できるようになりたいと思っています。
それなのに、揃わないのは、なぜでしょう。
私たちは常に人と関わりをもちながら、生きています。
しかし、一つのことに夢中になっていると、関わりが見えなくなってしまいます。
学習するのは自分だからといって、学習内容だけを見ていると、人との関わりが見えなくなってしいます。
別に人が関わらない方が自分のペースで学習が進むからその方がよいと言って、人との関わりを切ってしまうことも可能です。
これは、大きな間違いです。
学習を手助けしてくれるだけが、関わりではありません。学習したことを認め励ましてくれることも人との関わりになります。
せっかく学習しても、それを「素晴らしいね。」「よく頑張ったね。」と言ってくれる人がいなければ、自信がもてません。
また、学習したことを生かす場面では、必ず人との関わりがあります。学習したことが自分の生活にどのように関わりがあるかを知れば、人との関わりを考えないではいられません。
みんなで一緒に勉強を進めていることがとても大切なことです。
一つの問題を仲間と一緒に解決しようとするときに、どんな自分なのかが見えてきます。
困っている仲間を支えることができる自分なのだろうか。
少しでもよいものを生み出そうと知恵を出す自分なのだろうか。
困っていることに気づいた時、それを素直に困っていると言える自分だろうか。
仲間を巻き込んで、よいものを生み出そうと声をかける自分だろうか。
支え合おうと叱咤激励できる自分だろうか。
茅の外にいる仲間に気づける自分だろうか。
苦しむ仲間の気持ちをわかろうとする自分だろうか。
問題解決の過程では、様々な姿が見られます。
その時にどのように立ち振る舞う自分なのかがとても重要になります。
これは、学習という場面だけに使えることではありません。どんな生活の場面でも同じです。得手不得手は誰にでもあり、十分に自分を生かせないと思う場面では、自分の力を発揮できず、縮こまっていることは誰にでもあります。だからこそ、自分の力を十分発揮できるように支えてくれる仲間が重要なのです。
私たちの住む社会でも同様のことが言えます。
このことを考えると、まさに授業は社会の縮図ではないでしょうか。
教師は、子どもたちが創り上げる社会を今、目の前で育てているのです。
誰がどのような働きをするのでしょうか。学習する仲間の一人として、どのような働きを期待しているのでしょうか。
逃げだそうとする子どもを放っておくことは、その社会から抜け出してもいいという思いを作り出します。
どの子も参加し、できるように働きかけることは、その社会の一員として、認め励ますことになります。
授業を「社会」と重ねてみると、見えるものが違ってきます。子どもの動きが気になることも増えてきます。
どの子も欠くことのできない大切な一人です。能力とは関係ありません。生かすも殺すも教師次第です。-
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