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from: 岐阜のすーさん
2015/06/11 05:54:35
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今、子どもが危ない
テレビや新聞での報道を見ていると、子どもたちによる犯罪が近年増加し、悪質化しているように感じます。このように感じるのは私だけでしょうか。
その原因の一つは、子どもが育つ環境にあるのではないかと考えています。
子どもは、与えられた刺激によって育ちます。その刺激の質が子どもの質になります。
私たちが生きている今の社会を考えると、とても変化が激しく、変化に取り残されないようについていくのがやっとという感じではないでしょうか。
経済格差が広がり、より多くの収入を得て、豊かな生活を求めて共働きの家庭が増えています。
その結果、子どもと関わる時間が減っています。そればかりか、子どもを見ることよりも仕事への関心が強くなり、子育てについて、他人の手に委ねている家庭も多くなっています。
子どもを預けたり、塾に通わせたりしている家庭は年々増えています。
そして、家庭においても子どもと関わりをもつ時間がとても少なくなっています。一緒にいても、子どもが、テレビやゲームにかける時間が増え、子どもと関わる時間が少なくなっています。
そのため、子どもたちが生きていく上で役立つ「我が家の価値観」が育ちにくくなっています。
「我が家の価値観」が育っていないと、子どもは目の前に起きる出来事に対して、損得、勝ち負け、好き嫌いなど低次欲求で動いてしまいます。
つまり、刹那的な対応しかできない子どもになっているということです。
すぐに怒ったり、泣いたり、人に八つ当たりをしたりして、感情を吐き出すことになります。
マズローの欲求の5段階説から考えても、人は、低次欲求を満たすことからしか動かないため、当然と言えば当然です。
家庭で守られている子どもは、「我が家の価値観」が育ち、多少の苦しさにも耐えうるだけの忍耐力を身につけることができます。
すぐに切れる子どもは、この「我が家の価値観」が十分に育っていないために、刹那的に刺激に対して反応するしかありません。
預かりや塾などは、それぞれの家庭に合った支援をしてくれるわけではありません。それぞれの目的に合った支援しかできません。
事件が起きるとその家庭の問題として取り上げられることが多いのですが、個々の家庭の問題として扱うことができない大きな問題が、背景にあるということです。どの家庭でも起こりうることがたまたまその家庭で起きたと考えることができます。
言い換えると、今の日本の社会が抱えている問題がそのまま刺激となり、子どもに降りかかっていると言っても過言ではないと思います。
子どもはその社会の犠牲者のように映ります。夢が語りにくい時代、ゆとりをもって子育てができない時代・・・こんな時代の副産物ではないでしょうか。
親が親としてわが子の成長に責任をもたなければなりません。しかし、今の社会は、責任をとれと言っても取りにくい社会だということになります。
「時間がないから」「お金がないから」などの言い訳は通用しません。なければ、ないなりの関わり方を考えるしかありません。
社会のせいにすることは、できません。愛するわが子がその社会の犠牲者になっては大変です。
今、私たちができることは、何でしょう。
心は時間とは無関係です。もちろんお金とも無関係です。
私たちは、子どもにどんな心で接し、どんな心を大切にしているかを伝えることしかできないのではないかと思います。
どんな形であろうとも、短い時間の中で、お金が少ないなかで、いかに効果的に子どもに心を伝えていくかを真剣に考えなければなりません。
他人事ではありません。事件は、誰にでも起こりうるのが今の社会です。他人事にしないで、「今、子どもが危ない」と危機感をもち、目の前の子どもたちを支えることが重要です。
あなたが関わる子どもは、「我が家の価値観」をもって生きている子どもでしょうか。それとも刹那的に生きている子どもでしょうか。-
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