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  • from: 岐阜のすーさん

    2015年10月16日 03時54分23秒

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    なぜ、授業を延長するのか

    学校生活で一番多い時間は、授業時間です。教師にとって授業は命だと言っても過言ではありません。
    そして、子どもに学習内容を習得させるために日夜努力を重ねています。
    様々な取り組みのため、学習内容を習得させるために努力できる時間が短くなっているのも悩みの種でもあります。
    それでも、できる限りよい授業をしようとできる範囲内で授業改善の努力をし、子どもと向き合っています。なかなか思うようにならず、試行錯誤を繰り返しながら毎日努力をしています。
    「今日は、これだけの準備をしたから、必ずうまくいくはずだ。」などと意気込んで授業に向かおうとしていると、学級でトラブルがあり、せっかくの授業準備も台無しになってしまう・・・・などという事も日常茶飯事です。
    年間指導計画に沿って、教えなければならない内容があり、日々その内容を習得させるためにしなければならないことがあると考えていると、どうしても今教えなければならない内容は、この時間にキチンと教えなければならないという思いも重なり、どうしても授業が延長してしまうことがあります。
    日々その思いがあるため、どうしても授業が延長してしまうという学級をたくさん見てきました。
    授業を延長してしまうというのは、延長させてでも、子どもたちにこの内容を教えたいという強い教師の思いに支えられています。
    しかし、これはある面、おごりではないかと感じます。
    子どもたちは、そんな教師の強引さを常に見ていることになります。自分の都合で授業を進めているようにしか映っていません。
    そうではない。あなたたちのために大切な学習内容を習得させるために時間を費やしているのだから、決して私の都合ではないと反論するかもしれません。
    しかし、ここに、大きな落とし穴を発見することができます。
    学習内容は決まっていますが、学習方法については、決まっていないのです。
    ここに私たちの工夫改善があります。この授業改善は、よい授業を築くための工夫改善だけでなく、短時間でいかに学習内容を習得させるかという工夫改善も含まれています。
    つまり、自分の型で推し進めていくために授業が延長してしまうというこことが往々にしてあるのではないかと感じています。
    ここに落とし穴があるのです。
    長年培った自分の型を誰もがもっています。この型が邪魔をしています。
    自分のやり方で学習を進めることが学習内容を習得させる近道だと思い込んでいるために、自分の型を貫き通すことになります。
    よい授業を進めるには、ある程度の時間が必要になります。教師は、よりよい授業作りを目指して時間を費やしています。そして、授業観を作り上げていきます。その授業観を崩すことはできないと考えていることはないでしょうか。
    時間がない時、十分時間が保障されている時、いろいろな時にいつでも使える授業の型などありません。型は万能ではありません。
    授業は生き物だと言われるのは、時間も子どもの状態もその時々によって状況が異なるからです。
    それでも、プロとしてよい授業を目指すために自分の授業の型作りを目指します。
    プロとしてそれはそれで素晴らしいことです。
    よい授業にはならないかもしれないが、時間がないから、これだけは、子どもに身につけさせてこの時間は終わらなければならないと考えて、行う授業も必要なのです。
    本当のプロというのは、この柔軟性を発揮している教師のことを言うのではないでしょうか。
    短い時間に何を教えてれば、よいのか。瞬時に判断し、描いていた授業を作りかえ、時間内にそれを教えていくことのできる授業に組み替えることができれば、授業を延長することはありません。
    その内容の見極めには、教科の内容に関わる深い造詣がなければなりません。そしてまた、教科の内容だけでなく、深い児童理解も必要になります。
    今の状態ならば、この事だけを学ばせ、自分の意志で学習内容を習得させるための繰り返しを自ら取り組める子どもにしておかなければ習得は難しくなる・・・・そのためには、子ども自身がその危機感を感じとれる子どもになっていなければならないと考えるのです。
    家庭での学習を余儀なくされても、家でしてきたくなる子どもに育てておけば、何の支障もありません。
    つまり、子ども自身が、「今日は、トラブルがあったので、その欠けた分をどこかで取り戻さなければならない。」という授業観をもった子どもに日頃から育てていなければ、できないのです。
    授業はする側と受ける側の両者によって成立します。教師だけの努力では成立しません。子どもを鍛える必要があります。
    授業をする側としての自分の姿勢だけでなく、授業を受ける側としての姿勢を身につけさせることが子どもを育てることになり、子どもの授業観を高めることになります。
    これが、授業の質を高めていくことになります。
    授業が延長すると怒る子どもに育てているでしょうか。(休み時間を保障してほしいということではなく、決められた時間に決められたことをするという姿勢からの指摘できる子どもとして)
    授業中にトラブルがあって、授業が短くなって喜ぶ子どもがいては困ります。
    授業中にトラブルを持ち込む子どもがいても困ります。
    トラブルを授業まで引きずる子どもがいても困ります。
    みんなの大切な時間を大事に使おうという子どもだと安心できます。
    一人でも欠けていたらみんなの授業にならないと考える子どもだと心強く思います。
    少しでも早く解決して、みんなで授業をしたいという子どもでないと困ります。
    その前提として、教師自身の授業に向かう姿勢が重要になります。教師自身が手本にならなければ、子どもが真似することもありません。
    まずは、授業を延長しない教師になることを目指すことが重要です。
    これは、かなり苦しいことです。しかし、この壁を乗り越えると、今までとは異なった授業像が見えてきます。
    授業の本質が見えるようになります。
    分析的に授業を見ることもできるようになります。
    子どもが見えるようになります。
    授業づくりは日々の努力だと改めて考えさせられます。

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