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from: 岐阜のすーさん
2015/11/28 05:09:32
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問題を深く追求する
子ども同志でトラブルを起こすことは、日常茶飯事です。そして、その時、子ども同士で解決できないときに、子どもが大人に助けを求めてくる事があります。
「お母さん、〇〇さんが、~をした。」
「先生、私が~をしたのに、〇〇さんは、やってくれない。」
この時に、何とかその場の問題を解決しようと助けに入る時があります。
困った時に助けてくれる人がいる・・・・この事は、子どもの安心・安全につながります。
ただ、この対応によって、すぐに大人を頼る子どもにしてしまうと、大変です。
「お母さん(先生)に頼めば、解決してくれる。」・・・・となると、子どもの問題解決能力は、伸びません。
つまり、助けを求められた時の対応の仕方が大切になるという事です。
「問題解決がうまくできたので、よかった。」という状態にすると、子どもは、満足してしまいます。
子どもが、「問題解決がうまくできたけど、これではいけない。」というちょっと不満足な状態になることが、必要になります。
例えば、喧嘩になった理由の中に、「だって、前も~された。」「~すると言ったのにやっていない。」などと、過去のトラブルを引きずり出し、その不満を理由にしたり、そのような理由がありそうだと感じたりする場合です。
目の前の事実をいくら積み上げても、これでは問題の解決には至りません。
目の前の直接の喧嘩の原因だけでなく、喧嘩をする当事者同士の間にもっと深い別の問題があったり、トラブルを起こしやすい傾向があったりすることに気づいていると対応が異なります。
問題を深く探ることになります。
例えば、
相手を嫌っている。
相手に負けたくないと思っている。
すぐに手を出してしまう。
感情的になりやすい。
思い込みが強い。
不満を抱えている。
もし、そんな子どもだったら、トラブルが起きやすくなります。
これらは、相手の問題ではなく、自分自身の内にある問題になります。
ここに焦点を当てて、問題解決をすることが自分で問題解決をする力になります。
ただし、目の前の現象の解決ではなく、自分自身に問題を向けられると、子どもは、逃げたり、避けたりしたくなります。
指導の仕方を誤り、
「もういい。お母さん(先生)に相談しても解決してくれない。」という
状況になってしまっては大変です。
だからと言って、「本当は、自分自身に問題があるのだけど、仕方ない。」とあきらめては、子どもの能力を伸ばすことになりません。
次のような対応にしてみます。
1 まず子どもの願いを叶える
例「よかったね。これからは仲良くできるといいね。」
2 安心した後で冷静に自分を見つめる場を設ける。
例「また喧嘩が起きるといけないから、もう一度振り返って
みようね。」
3 今後、問題を生じないための自分見つめになることを伝える。
例「お母さんは、あなたに、~な面があるとこんなことで喧嘩に
ならないと思うけど、どうかな。」
4 トラブルが起きた過程を自分を見つめた新たな視点から振り返る。
例、「だって、こうでしょ。この時に、あなたが~したならば、
(~のように考えたら)、きっと喧嘩にならなかったん
じゃない?」
5 今後努力すべき点を明らかにする。
例、「どんな時に役立つかわかる?」
「どうすると、できるようになるか、わかる?」
「~できるように挑戦してみる?」
よりよいものを示すと、挑戦しようとする子どもは、多いように感じます。その可能性を信じたいと思います。
そして、問題を深く探ることは、私たちの探究する能力を試す機会にもなります。それは、「目を肥やす」ことになります。-
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