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from: 岐阜のすーさん
2016/02/15 06:46:41
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言葉に頼り過ぎていないか
学習経験が豊かになるについて、子どもの言葉も多くなっていきます。この言葉の獲得が、世界を広げていきます。
子どもの言葉が豊かになると、親としてとても嬉しくなるのではないでしょうか。
子どもと対等に話ができるようになると会話も弾みます。
言葉がなかなか通じない時には、子どもの一挙手一投足に注意を払い、子どもの気持ちを探りながら接していたため、なかなか子どもの気持ちがわからずに苦労していたかもしれません。
言葉が増えると子どもの気持ちを直接言葉で聞くことが増え、子どもの気持ちが言葉がなかなか通じない時よりもわかりやすくなったと感じる方もいると思います。
ただし、言葉ではすべてを把握することはできません。あくまでも子どもを理解する入口になります。
言葉に頼りすぎていると、子どもが「したくない。」と言ったとしたら、「したくない。」という事が子どもの気持ちだと考えてしまいがちになります。
当然ですが、子どもと接する時間も短く、すぐに子どもの気持ちを知りたいという事も手伝って、言葉を信じて判断することになってしまいます。
これに慣れてくると、「言葉が通じなかった時にしていた一挙手一投足に注意を払ったあの努力」を怠るようになってしまいます。
これが、子どもとの溝を作っていくことになります。
あくまでも言葉は子どもを理解する入口です。
「したくない。」と言ったこの言葉の裏には、何が隠されているのだろうかと探る必要があります。
・本当にしたくないのだろうか。
・子どもがしたくないと言ったことについて腑に落ちるだろうか。
・もしかして、「したくない。」と親が言わせたのではないだろうか。
などと疑う必要があります。
・相手を思いやる気持ちが育っていくと親の気持ちを考えて「したくない。」と言うことがあります。
・いろいろな知恵が身に付き、その場を誤魔化すために「したくない。」という事があります。
・したくないと言わないと困ることがあるから、「したくない。」という事があります。
・本当にしたくないからしたくないと言ったのかもしれません。
自分の本心を言葉に隠して見えにくくしていくことを身につけていくため、益々子どもの心が見えにくくなっていきます。
子どもの一挙手一投足には、子どもの心が必ず現れます。
この見えにくくなった心も必ず一挙手一投足に現れます。
「きっと誤魔化しているな。」、「私の気持ちを察しているな。」等と子どもの心を察しながら子どもの発する言葉にうまく付き合っていくことが、子どもをより深く理解することにつながります。
「~と言ったでしょ。もっと自分の言葉に責任をもちなさい。」と突き放しても子どもを育てることにはなりません。
「今は、本心を言いたくないから言わないのだろう。」と慮って「そうなんだ。」と受け止めることと、子どもは安心して関わることができます。
深い人間理解をする方向に自分自身を磨くことが、子どもとの関係を深めることになります。
子どもとの会話には、常に言葉だけでなく、一挙手一投足から醸し出される雰囲気を読み取る努力は欠かすことはできません。
つまり、「2つのコミュニケーション」(1月29日付け)は、子どもが年を重ねても、益々大事になるということです。-
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