Fate/Zero 散りゆく者たちを読みました。
　いやー、相変わらず面白い。前巻ではイスカンダルの宝具〝王の軍勢〟に圧倒されたけれど、今回はキャスターの暴挙に圧倒されたよ。正直、キャスターの能力は底が見えてた思ったんだけど、ああくるとはね。残念ながら対軍宝具の前には意味がなかったけど……。
　それと、バーサーカーの暴れっぷりもなかなか良かったね。特に今回の武器は面白い。まさか、あんなものを武器にしてギルガメッシュと空中戦をしようとは……。しかし、バーサーカーの正体は未だに不明なんだよな。セイバーを憎んでいるみたいだからアーサー王関連だとは思うんだけど、一体何者だろう？
　そして、今回は切嗣の非情さが目立ってた。まぁ、最初から冷徹な戦術を好むタイプだとは分かっていたのだが、今回は魔術師というよりも殺し屋としての側面が際立ってたね。ちなみに、コレでランサーが脱落。正直、ランサーは可哀想だったな。　
　それと、ウェイバーとイスカンダルの凸凹コンビは相変わらずいい味だしてるなぁ……。個人的な好みではこの二人に勝って欲しいんだけどね。
　さて、続きではどんな戦いが展開するのか楽しみではあるんだけど、次の4巻で最後だったりするんだよね。正直、楽しみな反面、ちょっと名残惜しい感じだな。

　「コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-1」を読みました。
　いやー、てっきり1話から順にそって書かれるものとばかり思っていたので、1〜9話がすっ飛ばされていたのは意外でした。自分としては、9話の「リフレイン」が好きだったので書いて欲しかったんだけどなぁ……。その代わり、オリジナルエピソードが幾つか入っていたので、コレはコレで面白かった。
　ただ、主観が描かれているキャラクターが限定されているのが少しだけ不満。基本的にはルルーシュ、C.C.、スザク、コーネリアなどのメインは抑えているし上手く描けているとも思うんだけど、逆に他のキャラクター達が薄れてしまった感じがある。もうちょっと他のキャラクター達の活躍や心情などを描いて欲しかった。