「火の国、風の国物語 王都動乱 あらすじ」
　どうもフィリップは妖魔と手を結んでたみたいですね。妖魔の存在は前から知ってましたけど、今まで実態が描かれてこなかったのでてっきり話には絡んでこないと思ってましたからちょっと意外でした。
　にしても、なんでわざわざ暴虐の限りをつくすのか。王になるのが目的なら実質すでに達成しているようなものなんだから、後はそれなりの統治能力を示すだけでよかっただろうに……。賢王になるつもりもなかっただろうけど、暴君になりたかったわけでもなかったと思うんですけどね。
　それはさておき、アレスのクラウディア救出とカルレーン候のクーデター。なかなか面白い展開ですが、両方失敗するんじゃないかと予想してます。フィリップの遠征中にクーデターを起こすのは正しい判断ともいえますけど、フィリップにパンドラがついているのでなんの対策もしてないわけがないでしょうし、フィリップの事ですからクーデターが起きるならそれに乗じてクラウディアの暗殺くらいは企んでそうな気がしてます。
　まぁ、実際にどうなるのかは読んでみてのお楽しみですけどね。

「墜落世界のハイダイバー」
　ギャグのような設定でシリアスというので興味を惹かれて買ってしまいました。
　巨乳カースト制度というギャグのような設定があるんでコメディよりの作品かと思ってたんですが、異世界イセス・メリアで生きるためにそれぞれがイセス・メリアの常識の中で立ち回るという思っていたよりもシリアスな話でした。
　そういう意味では期待通りだったんですが、面白いかとなると普通といったところでしたね。話としては悪くはなかったんですけど、それ以上ではなかったんですよね。
　ただ、イセス・メリアが戦国時代のように複数の勢力が乱立する群雄割拠の世界なので今後の展開次第でいくらでも面白くなりそうですね。

「テツワンレイダー 4 あらすじ」
　3巻の世界滅亡エンドフラグをどう回避するのかと思っていたら、まさかここでクリスタとは……。
　ドラマガでクリスタ編なんてものが始まった時は別キャラ視点による群像劇にでもするのかと思ってましたけど、こういう事だったんですね。けど、いくらクリスタが本来のレイダーゲーム参加者ではなかったとはいえ、それでエラーが起きて世界滅亡回避というのはいささかご都合主義が過ぎる気がしますけどね。
　それとクリスタ編は今のところドラマガにしか載ってないので文庫派の人はちょっと困惑しそうですね。正直、ドラマガなどを読んでる事を前提にしてるというのはどうかと思います。

「東京レイブンズ コミック発売」
　月刊少年エースで連載してるマンガの1巻が12月25日に発売です。
　絵は原作に比べてキャラが子供っぽいような感じですけど、その分表情が豊かでマンガとしての出来は良いです。
　ちなみに、今月の話はコンが登場したあたりです。コンの小動物っぽい怯えた態度なんか可愛いかったですが、それ以上に夏目の暴走ぶりが面白かったですね。特に「変態成敗！」の時の顔なんて最高でした。

こんにちは。
近ごろ個人的に小ヒットはあっても大ヒットがなくて寂しいです。もっと新人賞作品とかにも手をださねば…と思いますが、安定したベテランばかり読んでしまう。
珍しく新人で読んだのは「すいーとブラッド（著・三原みつき）」。
陰陽師の子孫が吸血鬼の眷属になってしまってベタ甘なラブコメ（後半少しシリアス）というMF文庫Jらしい作品でした。
正直この著者の前シリーズ「ごくペン！」のほうがぶっとんでて好きだったのですけれど、登場人物の心理などがしっかり描写されていて、著者の成長が見られる感じ。
ただ劣化した部分（独自の発想など）もあるので、不安こみで次回が気になります。成長ぶんと、前作にはあった個性が統合されたら大化けしそうなんですけど。

「死霊の棲む気がする家」
　ドラマガに連載してる『スレイヤーズ』の短編です。
　ポルターガイスト現象が多発する家の調査に乗り出したリナ。幽霊がでるといっても、スレイヤーズの世界では浄化呪文一発で即解決。……のはずなのに、ポルターガイスト現象は収まらない。一体この家には何が棲んでいるというのか……。
　実はわりとタイトル通りのオチだったりまします。それと、ポルターガイスト現象の正体はスレイヤーズらしいと思いましたね。

「Re:スレイヤーズすまっしゅ。３」
　すでにドラマガで一回読んでるせいか懐かしいと感じましたね。
　さて、『魔性の証』についてですが、純魔族かどうかの確認などわりと簡単なはずなんだけどと思いつつ、繰り広げられる不毛なこじつけの数々は楽しかったです。
　自分としては『雑然の迷宮』が他人事と思えなかったです。いや、まったく掃除をしないなんてそんなダメ人間じゃないですよ。ただ、多少は散らかってた方が居心地が良いという気持ちは分かりますからねぇ。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない （アニメ）」
　アニメの3話を見ました。
　いやー、やっぱりクライマックスの京介が格好良いですね。そして、あのエロゲー対策。原作を読んでどうなるか分かっていても、いや分かっているからこそ楽しくてたまりませんでした。

　それと、1巻分が終わったのでアニメの評価でも。
　アニメの出来は原作のイメージに忠実でかなり良かったですし、原作を知った上で見ても十分に面白かったです。

発売されていた「スレイヤーズすまっしゅ。」第三巻を読みました〜。
アビスゲートがすごく地味で無難だったので少し不安はありましたが、やっぱりスレイヤーズは別格に面白いです。
アビスゲートでも目立った人間心理や駆け引きの面白さをギャグに繋げていて、こっちのが断然楽しい。
「ナーガは魔族なのでは？」と強引な論旨で次々と証明（こじつけ）していく「魔性の証」がとくに面白かったです。

「烙印ゼミナール 3」
　……これは明らかに打ち切られましたね。
　そんなわけで急展開な上に強引に話をまとめているのであまり面白くなかったです。まぁ、面白くないのは元からなんですが……。
　話としても面白くなかったですが、なによりも気に入らないのはTCGとしてのモンコレの魅力を結局最後まで感じなかった事ですね。人間が戦うなとは言いません。しかし、モンスターに存在感がなく、ゲーム性も感じられないというのはモンコレノベルとしてはどうなんだと言いたい。
　一読者としてもモンコレファンとしても不満の多かった作品でした。