1巻はシリアス一辺倒でしたが、2巻は刑事ドラマの定番であるガンアクションとカーチェイスによるシリアスとコメディの中編2本立てです。

　『忙しい夜』は蘇った伝説の吸血鬼とのガンアクションで、常識外れの力とスピードに加えてとてつもない回復力を誇る吸血鬼の異様な強さが印象的でしたね。
　そして、吸血鬼復活の裏には暗躍する謎の人物の影が。もっとも、正体に関しては考えるまでもなくあの人でしょうけどね。しかし、一体どうやって生き残ったのやら……。もしかしたら、あれも傀儡だったとか？

　『10万ドルの恋人』はコメディでしたね。事件からしてエロ本窃盗団ですし、ケイやティラナの暴走が面白かったです。特にティラナのエロ本を見た時の反応だったり、カーチェイスで暴走したりするところが楽しかったです。

　基本的にどちらも悪くなかったんですが、『忙しい夜』にしても『10万ドルの恋人』にしてもどこか物足りなさがあるんですよねぇ。感覚的なものなので上手く言えないんですけど……。

「烙印ゼミナール　2」
　2巻読みました。とはいえ、読んだのは結構前で単に書き忘れてただけなんですけどね。

　で、感想なんですが、マシになりましたね。
　特に1巻であらすじに沿っているような淡々としていたキャラクターに感情や表情が出てきたように感じました。もっとも、キャラクターに魅力が出てきたとまではいかないんですが……。
　ストーリーにしても謎の敵の登場によって面白くなってきて、1巻の頃よりもずっと続きが楽しみになってきました。
　ただ、相変わらずゲームとしてのモンスター・コレクションの魅力を感じません。ゲームの設定を活かしたモンスターの活躍が読みたいんですけど、そういうのがまったくないんですよねぇ。『戦慄の破壊神』やマンガの『モンスター・コレクション 魔獣使いの少女』はそのあたりが上手かったんですが……。

「確かに」
　とはいえ、多少安くても買うつもりはありませんよ。そりゃ、興味もあれば未練も少々ありますが、『俺と彼女が……』を高額で買うよりも新刊を数冊買った方がいいですからね。
　それに、自分が『俺と彼女が……』に執着するのは、絶版になった事でコレクター趣味が出てきてるというのも大きいですしね。いやー、昔から限定版とかには弱いんですよねぇ……。

「そうですか」
こっちでも見てみましたが、『楽天オークション』がヤフーオークションより安かったのがありました。

「Re:そうですね」
　やっぱり『バカテス』に似てたんですか。けど、作品自体は面白かったみたいですね。
　そんな風に言われるとどんなものか実際に読んで確かめてみたくなってきますね。まぁ、3000円以上払ってまで買うつもりはないんですけど、我ながら未練がましいなぁ〜。

「そうですね」
確かにバカテスと似ているところがありましたが、それ以外も面白かったです。
ヒロインが朝に、部屋で寝ている主人公の上に乗ってその重さに目覚める主人公に赤面して(……だ、だって、君がこういうふうに起こされるのが好きだっていうから……私は)。(誰だ! 俺がこんなことをされるのが好きだって言ったやつは!! まあ好きだけどさ)
というやりとり。

特に吸血鬼であるあの子との屋上で話したあとからのどつきまがいのやりとりが面白かったです。

「教えてくださってありがとうございます」
　あらすじなら色々なレビューを見て大体は知ってたんですけど、結構知らない部分もありますね。
　で、あらすじを読む限りだと、これはこれで楽しそうなラブコメに見えたので実際に読んでみたかったんですよ。結果として文章の流用で絶版になりましたけど、一応は電撃の最終選考作品ですしね。
　
　むしろシンさんに聞きたいのは、あらすじではなく作品の率直な感想です。特にシンさんはラブコメ好きのようなので『俺と彼女が……』の感想を聞いてみたいんですよ。
　で、実際のところどうでしたか？

「どらごんさん、俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長について。」
知り合いが送ってくれたので読みました。
どらごんさん、内容はですね簡単に書くと『ヒロインは完璧人間だけど幼なじみの主人公にはベッタリという可愛らしい女の子なんです。そして2人が通う学校は、普通の人と人外の人も通う世界初の学校なんです。そこでは普通の人がやっている<勇者生徒会>人外の人がやっている<魔王生徒会>があるのです。
2年のときに3年までに勇者生徒会に留まらず人が魔王生徒会長の正体が誰かを見つけたら勇者生徒会の勝ち。逆に3年まで自分の正体を隠せたら魔王生徒会の勝ち。3年になったら1つだけの生徒会となる。
2年は上記のように2つの生徒会があり、3年には1つの生徒会がある。つまり3つの生徒会があるということです。文化の違いから仲違いが起こりこういったシステムになったようです。

そして2年から自分の正体を隠し通せたその3年である魔王生徒会長のリリイが、昔の私に似ていて面白そうだからという理由で主人公を<魔王生徒会長>に任命したんです(生徒会の者に気絶させ拉致させ無理やり承諾させた感じです)。
そして、勇者生徒会と魔王生徒会は互いに仲が悪い。そんな中勇者生徒会の会長は主人公の幼なじみのヒロインで……。
そして話しは進んで、主人公を魔王生徒会長と認めていなかったツンデレの新祖の吸血鬼である女の子が、パーティー会場となった魔王生徒会室を少し抜け出し風にあたって屋上にいた主人公と話をして主人公が『人も人外も関係なく困っているなら助ける』と言った言葉に主人公を少し認めて吸血鬼が初めて名前を呼んだんです。それを勇者生徒会のメンバーに聞かれてしまい……。
そして逃げた勇者生徒会を追った2人。そこで勇者生徒会長である幼なじみに目の前で言われて距離をおかれるようになったのです。
そして主人公が策を練り、緊急全校集会が開かれ全校生徒の前で魔王生徒会の証である顔を隠すメットを外せと言われ、私はそいつではない。だから外すことはできない。そいつならそれじゃないのかと用意していた縄で縛られながら連れてこられたコピーの自分を見て言ったのです。
そこで、屋上で言われた名前はお前たちを騙す嘘だったといい、その後自分は誤解していたと気づいたヒロインが、今度は……私の大事な人を縛ったつぐないはしてもらうと主人公を襲ってきて1対1で勝負するんです。そして勝った主人公の『引き分け』という新ルールを付け加えさせることを同意させ(最終的に片腕を脱臼しながらも後ろをとりブラを抜き取ってそれを全校生徒にさらすと脅して敗けを認めさせた)、ブラを取ろうとしたというところでまた追いかけまわされたのです。
そして翌日ヒロインが私が誤解をしていたと主人公に言いいつものようにベッタリな状態に戻ったのです。しかも、勇者生徒会の副会長をやらないかと言われ、それを考えて想いをはせる』というところで終わりました。

すいません、久しぶりに日本語を打つのと一気に書いたので読みにくいところがあると思いますが。

「Re:Re:Re:Re:俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」
　比較なら自分も見ました。微妙に変えてはいましたけど、これは間違いなく文章を引用してますね。というか、見つける方もよくこんなに見つけたものだと感心を通り越して少し呆れました。
　
　それと、買うかどうかは別として本屋巡りをして探してみたんですけど、すでに自主回収されているか売れないと断られてしまいました。
　1日〜2日くらいは回収までに余裕があるかと思ったんですが、思いのほか対応が早かったです。
　ちなみに、amazonをのぞいてみたら絶版になった事でプレミアがついて3000円からになってました。ちょっとだけ読んでみたかったんですがもう諦めます。

「Re:Re:Re:俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」
富士見の「天使は嘘の上で何冊のマンガを読めるか？」
を読みましたが、舞台設定が「神のみぞ知る世界」そっくりでした。
　メインテーマの「嘘」が　ちゃんとしたオリジナルで、しかも面白かったので気にしませんでしたが、
　最近のラノベは内容とイラストの方にも盗作疑惑のニュースが多いように思います。
　これは編集の責任ですよね。