玖路さん（だったかな？）がオススメしていたので1巻を読んでみました。というか、約450Pは分厚すぎです。読むのに4時間くらいかかってしまいましたよ。
　で、感想としては、複数の思惑を絡ませたモルディーンの策略によって二転三転する展開が印象的でしたね。そして策略を脚本として楽しむモルディーンの異質な本質とそれを否定するガユスとギギナの対比も面白かったです。
　あと、咒式が榊一郎の『ストレイト・ジャケット』の魔法と似てると思いましたね。特に成り立ちや社会が科学から魔法に依存したあたりとか。

　鏡閃が和穂の体を乗っ取って仙人になった時点でこうなるんじゃないかとは思ってましたけど、やっぱり歴史改変でリセットというオチになってしまいました。けど、歴史改変の鍵になる人物は予想外だったかな。正体についてはそれらしい風に書かれていたので予想はしていたけど、最後の最後で最重要人物になるとは……。ただ、最初からの伏線というよりもほとんど強引にこじつけたようにも感じました。殷雷の復活は後からのこじつけだったとしても上手い展開だとは思ったんですけど、この歴史改変はちょっと微妙でした。
　あと、ようやく完結したんだから『スレイヤーズ』と同じように新装版くらい出して欲しかった。まぁ、知名度が低いからたぶん無理だとは思うんですけどね。

電撃文庫今月の新刊で
『ロウきゅーぶ!』というのがあります。
電撃小説大賞で銀賞だった方の作品ですが、これが素晴らしいんです。
読んでいけばいくほどのめり込んでいく世界観。どうやったらこんなふうに書けるのかと思いました。
是非読んでみて下さい。

　第10回エンターブレインえんため大賞＜優秀賞＞の作品です。
賞をとったからというよりイラストとタイトルに惹かれて購入。
主人公目線の一人称で書かれているので主人公の愚痴やら妄想やらが沢山ありました。
主人公が会話の途中で別の事やくだらない事を考えたりするのがしたびたびあるので、文章がちぐはぐして少し読みにくかった。
まぁ主人公の妄想も自分は笑えたので少々読みにくくても面白い作品でした。
続きが出るなら買いますね。

一人称の作品は久しぶりでした。というか自分は一人称で進むラノベをほとんど読んでませんね。「スレイヤーズ」「ハルヒ」ぐらいかな？読んだけど覚えてないだけかもしれませんが。
ファンタジーやアクション物なら三人称のほうがいいですが、コメディなんかは一人称で進んでもいいですね。

＞シンさん
「文学少女」は自分も知ってます。というか全巻持ってます。
自分はファミ通文庫のサイトでは読まずに単行本待ちです。

「生徒会の一存」
　萌え系のイラストだったので実はあんまり読む気がしなかったんですけど、面白かったです。
　周りが女性ばかりのハーレム系主人公って基本的にただの鈍感と優柔不断なのが多いですけど、こういうある意味前向きにハーレムを目指す杉崎はいい味だしてましたね。特にただの美少女好きじゃなかったというのも好印象でした(だからといってハーレムを目指すのもどうかと思いますけどね)。
　面白かったので今度からちょくちょくと続きを買ってみようと思います。

電撃文庫の２月の新刊で、「放課後百物語」を買いましたが、面白かったですので是非読んでみて下さい。

ちなみにファミ通文庫の
「文学少女」って知ってますか?実は『ＦＢオンライン』というファミ通文庫のサイトで文学少女の小説が無料でかなりの数が見れるんです。面白いですから見てみてください。

追伸
オススメした本見てくれましたか?

「『EME』」
　『BLACK』と『BLUE』も読んでたんですね。過去編の『BLACK』と本編の『BLUE』との繋がりや黒幕達の目的など色々と面白そうだったんですけど、打ち切られましたよね。最後まで続きを読んでみたかったんですけど、そこまで人気が長続きしなかったのは残念です。
　というか、『どかどかどかん』に始まって『EME』に『イガジョ』とほぼ全て打ち切られてるんですよね。まぁ、『イガジョ』は仕方ない気がしますけど、今思うとちょっと可哀想な気が……。
　そういえば、瀧川武司って富士見では見なくなりましたけど、他のレーベルで何か書いてたりするんですかね。

「Re:Re:こんなのはどうでしょうか？」
＞どらごんさん

　いえ、『EME』は全部読みましたよ〜。そうですね、面白いというより笑いでしたね。
　『どかどかどかん』は未読ですね。打ち切り作品って、これから！ってところのものが多いような気がします。残念･･･

　『マテリアルナイト』はですね絵師さんが好きだったのですよｗ話はだんだん展開が読めてくるといいますか、まあまあですかね。
　『鋼殻のレギオス』は人気があるのは知っていましたが･･･。皆さん面白いと読まれているようなので、今度1冊買ってみようと思いますー

　あー完結だったんですね。うーん･･･もうちょっとこう、ちょっと残念です。
　新作のほうはあらすじとかは読んだんですが惹かれなかったですね･･･。

＞アキツキさん

　了解ですー（-２の件）。
　私のように、集中してだーっと読んでイメージをつかんで入るタイプだとちょっと大変かもしれないですね。『ウィザーズブレイン』は。能力の専門用語が複雑だったりします。（私だけかな
　同作者同絵師の『シャドウテイカー（5巻完結）』はまだ読みやすいですかね。特殊能力とはちょっと違いますが。。。
それほどオススメって訳でもないのですが、軽く立ち読み等の比較対象？にどうぞー。

「こんなのはどうでしょうか？」
　いくつか読んだ作品があったので簡単なコメントと同作者の作品を紹介してみようと思います。

　『EME』はもしかして『RED』だけですか？ 『RED』は面白いというより楽しかったです。好きなキャラは乱や良子で、あの迷惑極まりないトンデモ能力には笑わせてもらいました。
　瀧川武司だったら『どかどかどかん』が面白かったです。3巻で打ち切られましたけど、大好きでした。実を言えば、『EME』よりもこっちの続きの方が読みたかったんですけどね。
　
　『マテリアルナイト』は世界観は面白そうだったけど、話はつまらなかったという記憶が……。
　雨木シュウスケは今『鋼殻のレギオス』が人気ですね。これは面白いので本当にオススメです。

　『戦鬼』は桃太郎と古事記＋αという組み合わせのアイディアは面白いと思いましたけど、それ以上じゃなかったですね。ちなみに1巻完結です。
　川口士は他に『ライタークロイス（完）』という新作があります。一応完結しているものの、自分としてはこれから面白くなっていくんじゃないかと期待し始めたところで終わってしまった残念な作品でした。

「Re:【読み返し】鋼殻のレギオス」
　うーん、自分の住んでる地域だとアニメは残念な事に見れないんですよね。まぁ、公式サイトで内容とかはチェックしてるんですが……。

　それはさておいて、自分もアキツキさんと同じで好きなんですけど若干不満があったりします。
　不満なのは廃貴族や狼面衆などを含めた世界観が部分的でハッキリと見えてこない事ですね。そのうちハッキリするとは思うんですけど、読んでて少しイライラするんですよ。
　武芸大会はマイアス戦で十分かと。そもそもまともに戦うとなるとレイフォンが参加する段階でアッサリと終わる展開しか思いつきませんし……。むしろ、各小隊の交流とかを読んでみたいですね。
　短編の方は内容自体はいいんですけど、昔からの富士見ファンタジア読者としては本編と短編をきっちりと分けて欲しい。まぁ、今更無理な注文だとは分かってるんですが……。
　あと、確かに本編の続きは早く読みたいですね。