『ハイスクールD×D』17巻の感想です。
　今回はロスヴァイセさんの生い立ち、冥界の学校での授業、禍の団の襲撃など密度の濃い巻でした。
　冥界に新設されたレーディングゲームの学校では子供達が一生懸命に授業を受ける姿が眩しく、そんな学校を禍の団から守ろうと戦うイッセー達の戦いが熱かったです。
　バトルはユーグリットと邪龍の他にも新しい神滅具使いが登場し、それをグレモリー眷属とシトリー眷属が迎え撃つ総力戦。中でも傷つきながらも戦い続けるサイラオーグと匙の戦いは本当に良かった。特に匙が禁手に至った時は胸が熱くなった。
　しかし、そんな感動を一気に台無しにしてくれた奴もいるんだけどね。変態龍王ファーブニルが本当に酷い。変態すぎて笑えないんだが……。そして、この変態龍王に説得された歴代白龍皇達も酷い事になってしまった。本当にどうしてこうなった？
　イッセーとユーグリットの赤龍帝対決は案外あっさりしていて微妙でした。どちらかといえば戦いそのものよりもユーグリッドの心の壊れぶりの方が印象的でしたね。
　それと、ついにロスヴァイセさんまでもイッセーのハーレム要員になってしまった。うーん、ロスヴァイセさんくらいはハーレム要員から外れてハーレムを注意する側のお姉さんポジションでいて欲しかったんだけどなぁ……。

『ハイスクールD×D』短編の感想です。
　今回はとても短く短編というよりもSSといった方が正しいですね。17巻のあとがきで体を壊したとありましたが、これもその影響ですかね。
　さて、アーシア、ゼノヴィア、イリナの教会トリオがイッセーと木場のBL本を読んでしまうという話で、どんな反応をするかと思っていたら予想外の結論に。自然な付き合いという意味ではイッセーと一番親しいのは木場なのかもしれないけど、色々と間違ってるよ。
　そして真羅副会長、まさかBLもイケる腐った人だったとは……。木場に気があるのでこういうのは嫌いそうだと思ってたんだけどなぁ。