2010年3月22日9時31分asahi.com
公明党の神崎武法元代表（６６）＝比例九州＝は衆院議員を任期途中で辞職し、政界引退する意向を固めた。早ければ新年度予算成立後にも表明する。体調不安に加え世代交代を進める狙いがある。

　神崎氏が辞職すれば比例九州ブロックで次点の遠山清彦元参院議員（４０）の繰り上げ当選が決まる。だが、「夏の参院選には知名度の高い神崎氏の力が欠かせない」（党関係者）との声もあり、引退表明が延びる可能性もある。

　神崎氏は検事などを経て１９８３年に初当選し９期目。９８年に党代表に就き、自自公連立政権発足に尽力。０６年に代表を太田昭宏氏に譲った。

公明・坂口元厚労相も任期途中で引退へ　神崎氏に続き
2010年3月23日19時25分asahi.com
公明党の坂口力・元厚生労働相（７５）＝衆院比例東海ブロック＝は２３日、国会内で記者団に「２年前に大腸がんを患った。今は元気だが、参院選が終わった段階で身柄を預けると幹事長に伝えている」と述べ、任期途中で衆院議員を辞職し、政界から引退する意向を明らかにした。同党では神崎武法・元代表＝同九州ブロック＝も辞職の意向を示しており、世代交代を図りたい考えだ。

　坂口氏は医師を経て１９７２年に初当選し、１１期目。９３年、細川内閣で労相として初入閣した。０１年の省庁再編で初代の厚生労働相に就き、０４年９月まで務めた。