皆さんは、日本の国蝶を知っていますか？もちろん知ってる人は知っている。知らない人は憶えてね。それは「オオムラサキ」です。タテハチョウ科の中で最大級の蝶で紫色のそれは美しい蝶です。北海道から九州まで日本各地に分布し、日本以外にも朝鮮半島・中国・台湾北部・ベトナム北部に分布しています。国内では生息環境が限られ、適度に管理された、やや規模の大きな雑木林を好んで生息する傾向が強いので観察された方もいることでしょう。
ところで、このオオムラサキの美しさに勝る蝶を国蝶にしている国も結構あります。その一つにマレーシアの国蝶があります。それがこのアカエリトリバネアゲハです。 Rajah Brooke butterfly （ラジャ・ブルック・バタフライ）と呼ばれ、Trogonoptera brookiana（トロゴノプテラ・ブルーキアナ）が正式な学名です。
大きさは日本のアゲハチョウよりも一回り大きくなります。
近頃は日本でもアゲハチョウを見ることがなくなりましたから、あまり比較にはならないかも知れません。 残念なことですね。
ところで、日本には２５０種ほどの蝶がいるそうです。
蝶の楽園、台湾が３５０種ほどですから、日本もまだまだ捨てたものじゃないです。
ところで、このアカエリトリバネアゲハはマレー半島やボルネオでよく観察されます。そのボルネオですが、この島全土で見られる蝶の種類、今のところ９４５種だそうです。沢山居るんですね。この「今のところ」という言葉を使ったのはまだまだ発見された新種の未登録やこれからも発見される新種も多数いると言うのが本音です。その種類、数は群を抜きます。 すごい！の一言です。
ちなみに蝶と蛾の違いですが、学術的な事もあるそうですが、 簡単に言うのなら、蝶は決して夜は飛ばないそうです。 したがって夜飛ぶのはほとんど蛾、と覚えておきましょう。
蘭の仲間に、蝶に似たファレノプシス（胡蝶蘭）がありますが、その学名の「ファレノプシス」は「蛾のような」の意味がありますが、それよりも中国名の「胡蝶蘭」がイメージ的に良いですね！

マレーシアと言うより世界でも屈指のダイバー衆望のパラダイスがこの島やその周辺の島々です。ここは、ボルネオ・サバ州の北東部セレベス海に面したセンポルナの町の沖合いに浮かぶ島々です。
特にシパダン島はセンポルナからボートで１時間ほどの所に位置します。シパダン島は、なぜ人気があるのか？それは素晴らしいドロップオフを持っているからです。ボルネオ島沿岸から続く広い珊瑚礁の外れの端にあるから島の反対側の直ぐ沖は、急に水深６００ｍ以上の深海になっています。言い換えれば、６００ｍの海底から急峻に島が聳え立っているのです。その断崖絶壁にはまた珊瑚礁で覆われていて、生き物たちの絶好の環境を作り出しているのです。それとボルネオ島本体の熱帯雨林から流れてくる栄養豊かな水分と相まって世界屈指の豊富な生態系が出来ています。
珊瑚の発育の良いシパダン島の周辺のリーフ沿いには１２ヶ所のダイビングスポットがあります。場所によって観察できる魚も若干違ってきますが何れも失望するような事はありません。シパダン島はウミガメの保護区になっているため沢山のウミガメを見ることが出来ます。
写真では、海の色が濃くなっている部分が深海へと垂直に続くドロップオフです。
シパダン島は島の環境保護のため滞在することができません。全て日帰りのダイビングです。ですからこのシパダン島からボートで２０分くらいのところにマブール島やカパライ島から渡ってきます。それぞれの島は宿泊施設の整ったリゾートの島になっています。ですからのんびりと滞在してそれぞれの素晴らしいダイビングスポットを満喫出来ますので移動せずに楽しめますが是非我こそはと思う人はシパダン島を訪れて見て下さい。

FATMAN STEAMBOAT VAN（ファットマン　スティームボート　バン）- マレーシアでは人気の食物屋台車です。早い話、車での移動型屋台です。とても人気のある食べ物を販売しています。では何を取り揃えているのでしょうか？基本的に生食物として蒲鉾やフィッシュボール、イカなど、肉類はチキン、ポークと牛肉などです。このバンの運転手は町の周辺の人々が沢山集まるところへこのバンを運転して行きます。例えば、ナイトスポットのような群衆の集まるところ、カラオケジョイント、映画館などの側で場所を見つけ停留所を作るのです。
そして、顧客が来ると彼らの注文に応じ、蒸したりボイルしたりの調理をして提供します。それから、食物にあったいろいろな種類のソースにつけます。異なる種類の食物はその串棒によって分かります。串棒に付いている数色コードが料金を示しているのです。

このFATMAN STEAMBOATは、現在、大部分はクアラルンプールやそのスランゴール州で定期的に活躍しています。このビジネスは一人のマレーシアのビジネスマンによって始まりましたが、今では３０台以上に屋台車を所有してそのビジネスを拡大しています。

皆さんががマレーシアに来られる時、是非これらの食べ物を試食して下さい。決して失望はしません！それどころかとっても美味しいです！「デリシャス！」を連発すること請け合いです。

言うまでもなくマレーシアの首都であるクアラ・ルンプールはマレーシア最大の都市です。政治、経済の中心で人口１５０万人のこの都市はマレー人、華人（中国人）、インド人を中心に他の民族も集まってうまく複合しての文化を生み出しています。
ペナンのジョウジタウンでもチャイナタウンやインド人街などあり、マレーシアの大きな都市ではそれぞれの民族がうまく協調し合って成り立っています。だから街を歩くと色んな顔かたちの人種の姿を見かけますし民族衣装を着た人達を目にします。クアラ・ルンプールは特にそれが顕著に表しているところです。最近はアフリカンも目立ち欧米人、アジア系など人種のるつぼ的な都市になっています。
クアラ・ルンプールは「ＫＬ］と呼ばれて親しまれています。因みにボルネオ・サバの州都のコタ・キナバルは「ＫＫ」と呼ばれています。さてこのＫＬでのお勧めは？沢山あって答えられないが本音です。ブキッ・ビンタン辺りも！レイクガーデン周辺も！どこここと言えないくらいです。どうかＫＬを訪れた方が自分のスポットを見つけて欲しいです。
しかし、夕方からのチャイナ・タウンやセントラル・マーケット周辺は是非騙されたと思って訪ねて下さい。楽しく興味深く、面白いマレーシアが歓迎してくれますよ！

ペナンを行き交いするものにとってこの「東洋の真珠・ペナン」はとても気だるい響きの言葉です。確かに美しい自然もあり景色もきれいですが、これらはここマレーシアでは当たり前のことです！
しかし、やはりここペナンが「東洋の真珠」だと改めて納得するところがあります。それがペナン・ヒルの頂上から見た夜景です。下界の都市ジョージタウンはもちろんですが対岸のマレー半島のバタワースの町の灯かりまでが煌めく夜景はまさに「東洋の真珠」だとうなってしまいます。
ペナン名物のケーブルカーで標高約７００ｍのペナン・ヒルの頂上へ登ると本当に素晴らしい眺めができます。日中の晴れた日はマレー半島の遠くの緑まで眺められます。北東のクダ州（ケダ州）を眺めると標高１２００ｍ余りのグヌン・ジェライの尖った山が見られますがその姿は南海の神秘を感じさせてくれます。本当に素晴らしい景色です。
ところで、このペナン・ヒルは蘭のマニアならご存知かも知れませんが、蘭のパフィオペディラム・バーバータム（Paphiopedilum.barbatum)の自生地です。私達がよくパフィオ・バーバタムのペナンタイプと呼ぶものの故郷なのです。他にも様々な野生の蘭が生息しています。動植物にとってペナンは東洋の真珠でいられるかこれからの私達の見守りにかかっています。
都会があり自然があり海があり山があるペナン。それに西部には里山や田舎もあるんですよ。ペナンがいつまでも真の意味での東洋の真珠を続けられますように！