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マレーシア&ボルネオを楽しもう!

マレーシア&ボルネオを楽しもう!>掲示板

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月31日 13時55分33秒

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    紺屋の白袴なんです。

    私は、なかなかの「紺屋の白袴」です。植物のことを知っているようで知らないことだらけ、動物や自然界の事をあたかも熟知しているかのように語るのに全くの知らないことだらけです。忘れる事も多いのですが、行動範囲が限られている事や情報をキャッチするアンテナの感度が悪いかもしれません。(笑)何よりもマレーシア&ボルネオを知っているようで知らないことだらけです。最近よく考えています!初めの頃と違い、自分の行動する範囲がパターン化して、気楽に知っている地区ばかり訪れるのです。

    この前ボルネオで、「今日は絶対にジャングルには入らない!」と決意してある川の上流域をボートで遡り、一日中、趣味の鉱石や砂金採りを楽しむつもりでいきましたが、案の定、数時間後にはジャングルトレッキングをしていました。
    ペナンの近くなのに、私はめったにランカウイ諸島に行きません。しかし、良い機会がありました。久しぶりに友人に釣りに誘われ行きました。私は釣りも好きなのです。ランカウイではボートで島巡りのフィッシングでしたが、途中で私はある島で釣りを止め、またジャングル巡りでした。好きな釣りよりも気になる過酷なジャングル巡りを選んでしまったのです。

    自然探索を楽しむのをやめるつもりはありません。そんな私でも、マレーシア&ボルネオの自然探索域のほとんどと言っていいほど知らない場所だらけです。今思い出しても、チラッと行ったところでも知覚感覚の捉え方が悪いからかほとんど知らないと言っていいほどです。前置きが随分長くなりましたが、他の人の旅の体験や経験を聞いて刺激を得たい思いです。何方か一度でも訪れて興味深かったところのコメントを聞かせて下さい。御願いします。

    私は、未だあのマレーシアで最も古い「国立公園」のタマン・ヌガラを訪れた事がありません。4343平方kmの広大な公園で1億3000万年前から続く世界最古のジャングルにアジアゾウやトラなど200種以上の哺乳類、300種の鳥、300万種の昆虫などが生息しているところです。この公園の情報や感想なども是非欲しいですね。

    また日本の古都の奈良や京都のような町のマラッカにも行ったことがないのです。夕日の美しい町としても有名ですが、「いつでも行ける」の思いからずいぶん経ち、「そこまで無理して!わざわざ行っても!」の感覚です。どうか体験者さんの意見を聞きたいです。出来れば「そんなに良いのなら、訪れて見よう!」と鼓舞されたい思いです。
    その他、マレーシアの定番のようなところもコメントを下さったら嬉しいです。当たり前のようなコメントと躊躇されるかも知れませんが、皆さん一人ひとりお名前が違うように感性もまた違うのです。そのコメント一つ一つに感化されたいのは私だけではないでしょう。

    「紺屋の白袴」の私です。沖縄本島から眺めて遠く慶良間諸島は見えても自分のまつげは見えない私です。(慶良間は見えてもまつげは見えず!)どうか、皆様の熱い思いに少しでも触れ、また新たな思いでマレーシアを楽しんでみたいです。
    是非宜しく御願い致します。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月26日 11時01分04秒

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    マレーシアでの料理を楽しもう


    これまでもマレーシアは多民族の国家でそれぞれの文化や伝統を保ちながら暮していることをお知らせしました。ですから料理にしても多種多様なものを楽しむことができるのもマレーシアの魅力です。

    スパイスとココナツミルクをふんだんに使ったピリ辛のマレー料理、それぞれの中国各地の中国料理、そして、同じように沢山スパイスをつかっているのに、マレー料理と一味違うインド料理など。面白い事に、中華麺を使ったマレー料理があったり、マレー料理のスパイスを使った野菜炒めが中国料理の定番になっていたり、他の民族の調理法を取り入れた新しい料理も生み出されています。

    ここで、マレーシアのそれぞれの民族に関係なく愛されている、これぞマレーシア料理というものを今回は2つご紹介致します。その1つがナシ・ルマッです。もう1つがロティ・チャナイです。

    ナシ・ルマッは、nasi(ナシ)は「ご飯」で、Lemak(ルマッ)は「ココナツミルクで料理したもの」のことで、ココナツミルクで炊いたご飯のことです。サンバルという辛いソースと、揚げ小魚、ピーナツ、ゆで卵、きゅうりを添えて食べるのが基本形です。
    ソースと一緒にご飯を口に運ぶと、ピリッとした辛いソースが舌を刺激し、ココナツミルクの甘さとご飯と一緒に炊き込むパンダンの葉の香りが口の中に広がります。
    朝ご飯の定番ですから、道端の屋台などでは新聞紙で三角に包まれたナシ・ルマッがテーブルの上に山積みにしているのを目にします。ホテルやレストランでは、ルンダンというスパイスとココナツミルクで肉を煮込んだものなども添えられた豪華なものを食べる事も出来ます。

    ロティ・チャナイ(roti canai)は、小麦粉、卵、水などを混ぜた生地を薄くのばして焼いた、インド風のパンのようなものです。このロティ・チャナイは、味も美味しいのですが、作り方がとても面白いのです。こぶしくらいの大きさに丸めた生地を、台の上で押し延ばしたあと、端を両手で持って持って、体の前で小さな弧を描くように振り回します。生地は空中をひらひらと舞いながら段々と薄くなっていきます。「もうこれ以上のびません」というところまでくると、薄く延びた生地を重ね合わせて鉄板の上で油をふりかけながらこんがり焼きます。
    外はかりかり、中はふわふわのロティ・チャナイの出来上がりです。プレーンのものをカレーと一緒に食べたり、バナナやカヤ(ココナツミルクとパンダンで作ったジャムのようなもの)を中に入れて焼いて食べます。

    さてナシ・ルマッやロティ・チャナイなどピリ辛の料理を食べると、甘いものが欲しくなります。そんな時、お勧めなのが、「テ・タリッ」です。teh(テ)は、「お茶」で、tarik(タリッ)は「引っ張る」という意味で、コンデンスミルクをたっぷり入れた紅茶を2つの器に注ぎかえながら混ぜ合わせたものです。その時に2つの器がなるべく離れるように、まさに「引っ張る」と空気がたくさん混じって、味がまろやかになるのです。ロティ・チャナイと同じく、美味しさだけでなくパフォーマンスが楽しい飲み物です。

    マレーシアには、おいしいものが沢山ありますが、日本人には少し甘すぎたり辛すぎたりがありますね。甘いものが苦手な方には、[kurang manis](クラン・マニス。あまり甘くしないでね!)或いは、[kurang pedas](クラン・プダス。あまり辛くしないでね!)と言う言葉を是非お使い下さい。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月24日 17時44分53秒

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    「Re:Re:ボルネオの珍しい植物・ウツボカズラ」

    (写真はもうすでに枯れ死してカットしたネペンテス・ラジャの捕虫袋です。大きいでしょう!)

    k20kato様、コメントをありがとうございます。そうですね植物好きにはたまらないものです。マダガスカルにもありますね。
    ネペンテスは、まだまだ新種が発見されています。また原種同士の自然交配(ナチュラル・ハイブリッドも多く、人口交配種などを含めますとかなりの品種になります。しかし、蘭科植物に比べれば驚くべき数字ではありません。
    ところで皆さん、このネペンテス(ウツボカズラ)は雌雄異株であることはご存知でしたか?そうなんですイチョウの木やパパイヤなどと同じく雄木と雌木とに分かれていて2つの株が同時期に開花しないと種が着かないのです。もちろん雄木には雄花だけ、雌木には雌花だけしか咲きません。ですから、品種を増やしたければ雄、雌の2株は必要です。
    また挿し木で増やす事ができます。挿し木で親木と同じものが、クローンとして幾つも増やせます。

    植物観賞だけでない用途があります。このネペンテスをウツボカズラと和名で言いますが、カズラとしてロープとして使用します。かなり丈夫で長持ちします。また、捕虫袋が大きくなり、その袋の蓋がまだ閉じているなら新鮮な飲料水として飲む事ができるのです。興味深いでしょう。
    それからこの袋はこの植物の栄養供給源です。もちろん本来の根からも大事な水分など吸収しますが、もともとやせた土地や栄養供給や土壌改良などの微生物の少ない土質に根を生やした植物です。
    家庭で栽培していても防虫対策が行き届き、虫のいない環境生活であるかもしれません。「さて、育てるのに困った!」になりますね。ですが大丈夫です。
    袋の中にあなたが入れてあげて下さい。虫がいれば良いですが、代わりにジャコや鰹節の削りかすなど色々な餌があります。それほど多くはいりません。植物なのに何だか動物に餌を遣る感覚ですね。それがまたマニアにはたまらないのです。
    日光が大好きだから、よく日に当てて育ててあげると、上へ上へと伸びる新芽に着く新たな葉先に次から次へと袋をぶら下げてくれるでしょう。蚊などが多い地区ならよく捕ってくれます。蚊取り線香など要らないかな?

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  • from: k20katoさん

    2012年05月22日 10時31分36秒

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    「Re:ボルネオの珍しい植物・ウツボカズラ」
    ウツボカズラは私も好きですが、ボルネオはウツボカズラの宝庫ですね。
    そしてマダガスカルにも(2種類だけだそうですが)分布しています。
    私が植物好きと聞いて、ベレンティの森へ行く途中立ち寄って見せてくれました。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月21日 14時56分02秒

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    ボルネオの珍しい植物・ウツボカズラ


    (写真はネペンテス・ラジャです)ラフレシアをご紹介いたしましたが、それだけでは何か片手落ちに感じていました。ボルネオの野生動物ですぐ思い起こされるのはオランウータンですね。ですがテングザルがボルネオ固有種でオランウータンはスマトラ島にもいます。その逆手が今日ご紹介させて頂きます。ウツボカズラです。
    ウツボカズラをネペンテス(Nepenthes)と言います。ボルネオだけでなく東南アジアの広範囲に分布しています。オーストラリア大陸の北部まで生息しています。しかし、ボルネオ島に最も種類が豊富に生息しています。海岸沿いの低地から3000mくらいの高地まで生息地がありキナバル山などの高地には特殊なもの或いは姿や形が変わったものがあります。食虫植物マニアにとってまさにこのボルネオの食虫植物ネペンテスの仲間が生きた宝石なのです。

    以前ネペンテス・ローウィを紹介させて頂きましたが、ウツボカズラは葉の先につるをのばし、その先にひょうたん型の袋のようなものをつけた植物です。この袋のようなものふたが開くとこの袋が捕虫袋として働きます。消化酵素液がこの袋壺に流れこの壺に落ちた昆虫や小動物を溶かし養分として吸収するのです。
    マレー半島の北西部のペナンから少し北上したジェライ山にも幾種類か生息していますが、ここのネペンテス・アルボ・マルギナータは袋の色がルビー色のように真っ赤な色ですが産地によって色合いが違います。

    しかし、しかしですよ。ボルネオには固有の変わったものがとても多いです。その中の一つでフィリピンのネペンテス・メリリアーナと並ぶ巨大な袋を付けるネペンテス・ラジャ(Nepenthes raja)はボルネオ・キナバル山を代表する植物です。大きくなる袋は大人の人の頭の大きさ位となります。このラジャの袋の中でノネズミの死骸が入っていたとも言われていました。

    キナバル山には他にも沢山のネペンテスが生息しています。その中でビローサやキナバルエンシスは、袋の色がトパーズやルビーなどの宝石色を貼り付けた艶のあるカラーです。観ていても本当に美しい色合いです。

    ところでこの袋を付けたウツボカズラをマレー語でプリウッ・クラと言います。periuk(プリウッ<ペリウとはマレー語で発音しません>)は「壺」です。kera(クラ<ケラとは発音しません>)は「サル」です。つまり「猿の壺」と言います。英語でモンキー・カップ或いはピッチャープラントと言います。何かウツボカズラよりモンキーカップの方が聞こえやユーモアがあって良いですね。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月17日 10時37分06秒

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    ボルネオの珍しい植物の一つ・ラフレシア


    ボルネオで珍しい花は何ですか?と言われて、すぐ答えられるのは、おそらく「ラフレシア」ではないでしょうか!世界最大の花としても有名ですね。大きなもので花の直径が1m近くありますが、意外と知らないことだらけです。
    今日は、ラフレシアについてのほんの少しお話させて頂きます。
    ラフレシア(Rafflesia)はボルネオ島だけでなく東南アジア島嶼部やマレー半島に分布しています。
    ラフレシア科ラフレシア属の寄生植物で、十数種の仲間があります。多肉質の大形の花をつけるものが多く、中でもラフレシア・アーノルディ Rafflesia arnoldii (日本語で「ラフレシア」と呼ぶ場合、たいていこの種を指す)の花は直径90cm程にも達し、「世界最大の花」としてよく知られています。この花の花粉を運んでいるのは死肉や獣糞で繁殖するクロバエ科のオビキンバエ属などのハエなのです。ですからこの花は死肉に似た色彩や質感のみならず、臭いも動物の排泄物や汚物に似た腐臭を発し、送粉者(ハエ)を誘引するのです。

    ラフレシアの名前は、シンガポールの建設者でイギリスの植民地行政官であるトーマス・スタンフォード・ラッフルズの名前にちなんでつけられました。1818年に東インド会社の副総督としてスマトラに赴任したラッフルズは博物学者のジョセフ・アーノルドとともに内陸部を探検し、ラフレシアを発見、その標本と記録がロンドンに持ち帰られ、ヨーロッパの学会で紹介されました。
    興味深いのは、調査隊がこの植物を最初に確認した1826年当時はまだ知識があまりなかったため、この花を見て葉も無く茎も無く根もなく土の上にポッコリ咲いた花姿から同行したメンバーは「人食い花ではないか?」と恐れたましたが、ラッフルズはそんな迷信を恐れず、花に触って無害である事を証明したと言われています。調査探検に同行した博物学者のジョセフ・アーノルドが、スケッチ・観察・標本などを作り近代植物学の世界に紹介、学名はこの2名にちなんで献名されRafflesia arnoldii(ラフレシア・アーノルディ)と名付けられました。

    ブドウ科植物の根に寄生します。本体は寄主組織内に食い込んだごく微細な糸状の細胞列からなり、ここから直接花を出してきます。茎、根、葉はないことは先ほど述べましたが、花は雄花と雌花に分かれています。
    雄花の葯からは粘液に包まれてクリーム状になった花粉が出て、花の奥に入り込んだハエの背面に付着して、このハエが雌花に誘引されて花の奥に入り込み、雌しべの柱頭に背中が触れると受粉が成立するのです。

    このラフレシア、発見されてからすでに190年以上になりますが、未だ分らない事が多く、人口栽培にはほとんど成功していません。また、蕾みから開花まで10ヶ月以上かかるのに開花している期間は1週間もなく(花芽から開花まで2年かかるが、花が咲いたら約3日で枯れてしまうので)、観察するのが非常に難しく幻の花なのです。

    是非ボルネオに訪れたなら、ラフレシアの開花状況を常に確認している各センターへ訪ねられることをお勧めします。運が良ければガイドが最も近い場所に案内してくれるでしょう。あなたが植物に興味があっても、なくてもきっと感動ものだと思います。約190年前に標本をみて驚愕したヨーロッパでの出来事を、原生地で本物を見て感動するでしょう。(写真はラフレシア・アーノルディ)

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月16日 14時10分57秒

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    良い精神に接する事がまた元気になれます。


    私は、自然の産物に興味を持ち続けボルネオなど熱帯雨林に関わり続けたい思いを少しずつ歩んでいますが、そこで生活している人達にすごく興味を持っています。習慣や生活を徐々に知り、少しずつ理解を深めていけば、「あーいいなあ!ステキだなあ!学ばなきゃ!」の思いや言葉が何度も何度も出てきます。
    この前、東京の銀座のあるデパ地下でのこと、ある高齢の男性客が店員に向かって怒っていました。理由は店頭の試食品が切れていて催促していたのです。これくらいの事で目くじらをたてなくてもと思いました。
    こんな光景は、田舎者の私にとって驚きでした。

    最近友人にメールしました。インド人から学ぶ事を思い出しながら書きました。皆さんにも読んで頂きたく以下にそのまま載せました。どうかお読み下さい。

    私はマレーシアから色々な国を訪れていますが、この10年よくインドを訪れます。最初は少しなじみ難かったですが、知れば知るほど離れ難い国になりました。
    インドという国にどんなイメージを持たれますか?広大な大陸に多言語、多民族。公用語だけで15を数え、それ以外に使われている有力な言語では、とても数え切れないほどの国です。
    中国文明4千年、インド文明5千年と言われていますが、不衛生でいてカースト制で貧富の差が大きすぎる嫌なイメージを持たれる方たちが多い事だと承知しています。
    しかし、インドが好きでたまらない日本人や他の外国人も沢山いることも確かです。そんなインドのほんの一端を、お話しさせて頂きたいと思います。
    私の生活のインドの拠点・ムンバイ(以前はボンベイと呼ばれていました。)はインド最大の商業都市です。マハーラーシュトラ州の州都です。
    私は、生活物資・用品や身の周りのものを求めに日常買い物に行きます。ところが、店主や店員の言葉使いがとてもぶっきらぼうです。

    日本語で言えば、「何かいるのかい!」なんです。[May I help you?][what can I do for you?]でなくて[what do you want?]なんです。それに、「ありがとう!」もありません。
    買い物だけでなく、取引などの商談でも銀行での手続きでも顧客を相手にしている態度がないのです。異常と思われますか?しかしこれが当たり前で慣れてくるとこれもいいものです。友達にプレセントしたり食事に誘っても「ありがとう!」がないのです。反対に私が何かにつけて感謝すると、機嫌が悪くなったり怒ったりします。「もう!ありがとうを絶対に言わないでね!分かった?」です。カースト制の影響で「与える事!」「貰う事!」が暗黙の内に精神に行渡っているのです。だから、慣れない人は腹立たしい限りでしょうね!

    それでも、年長者はインド社会が急速に変ってきていると言います。外資系の会社や工場が進出してきて、顧客との接待を国際的に通用するマナーへと教育しています。「一人の顧客を獲得するには1年かかるが、20人の顧客を失うにはほんの1分ですむ。」ですね。

    インドの治安や衛生状態がとても悪いことは、とても否定できません。その通りです!
    外国人旅行者が有名な観光地でうろうろしているなら、悪い目的を持っている人たちに簡単にカモにされてしまいます。
    しかし、しかしですよ!多くの外国人にとってその悪いインド人以外のその他大勢のインド人は、とても親切な人、持て成しの精神に溢れる人たちなのです。
    あなたが、道に迷ったり、体を悪くしてどうしたら良いのか困ったりした時、最後まで親切に持成してくれます。そうする事が礼儀であるように振舞います。
    お礼をかたちでと物やお金で示そうとすると、相手の人たちは悲しそうな顔をするか怒るかです。「この人たちは大切な人!」と思ったら、なんの見返りもなしに持て成し尽くすのがインドの人たちなんです。知り合いになると、すぐに自宅に招いてお茶や食事を振舞ってくれます。

    私達日本人から見て学ぶ事がとても多い国それがインドです。駅や電車或は道端で何か困った方を見かけたらどうされますか?
    その時自分には時間が無いとか或は利害関係を考慮にしてから行動されますか?
    日本では私の知る限りその場の状況を避けよう、避けようとする人たちの多いこと、よそ者に関わる事を嫌う人が悲しい事に多いです。
    インドやボルネオや東南アジアの人達は、苦しそうにしている人を見かけたなら必ずその周辺にいる人達が助けに乗り出します。

    人情話の時代劇や演歌が好きな日本人に私は大きな声で言いたいです!人情が好きなら、人情ごとをもっとっもっと実践しないですか!
    そうしませんか!インドの人達を見習らいましょうよ!インドの全く治安の悪い、しかも不衛生な社会で時々生活している私が日本で強烈に感じる思いです。

    インドの一般の人達は、・・・したから、・・・してほしい、がありません。当然するのが当たり前!当然してくれないのも当たり前!だから生活していて楽しいです。
    「こんな事をしてあげたのに・・・してくれなかった!」と嘆く日本人に、「自分に対して全く無礼だ!」と小さな事で目くじら立てる日本人に、何もかも被害者意識で生活している日本の人達に!もっと見直そうよ、「嫌なことをされた!」と思うより『誰かにいい事をしようよ!」「自分で、自分がする」の精神はステキじゃないですか!
    心に蓄えを持つインドの精神を持つ日本人が沢山存在している事を願っています。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月16日 13時18分38秒

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    マレーシア人の暮らしは多彩


    写真はKLの中心地の一つブキッツ・ビンタンです。

    日本から見ればマレーシアはイスラム教の国でマレー人が住んでいる国と思われているのが一般です。確かに憲法でイスラム教を国の宗教に定めていますが、それも国民の半数に過ぎません。
    マレーシアには沢山の民族が住んでいるのです。KL(クアラ・ルンプール)の街を歩いて見れば、マレーシアが多民族社会であるとすぐわかります。ローマ字、アラビア文字、漢字、タミル文字の看板が並び、様々な民族衣装を身につけた人々が暮しています。

    人口の5割強を占めるマレー人はイスラム教徒でマレー語を話します。先住民としての意識を持ち、多くの分野でマレーシアの主流を占めていてイスラム教徒であることに誇りを持っています。
    多くのマレー男性は、金曜日にモスクに集まって行なう礼拝を欠かしません。したがって豚肉はもちろんイスラム教の定めたやり方に従わない調理方法の食事もタブーです。

    華人とインド人は、イギリス植民地時代に主にスズ鉱山やゴム農園の労働者として渡ってきた人々の子孫です。華人は人口の約4分の1を占め、多くが仏教徒です。祖先の出身地によって福建、広東、客家、潮州、海南などに分れ、家庭では主に福建語や広東語などを話します。人口の1割弱のインド人は、ほとんどが南インド出身のタミル人でヒンドゥ教徒ですが、中にはイスラム教徒、シク教徒、キリスト教徒もいます。
    ですから、それぞれの民族語、国語のマレー語、そして植民地時代の公用語で国際社会の共通語でもある英語と、多くのマレーシア人にとって3つも4つも言葉を話せるのが当たり前のことなのです。
    華人やインド人は祖先の出身地の文化や伝統をマレーシアに持ち込みました。その一部は地元風にアレンジされ、例えば食べ物では各種料理が様々な屋台料理となって道端の屋台に並べられています。また伝統あるお祭りも祖先の出身地では失われつつあるものを、今尚オリジナルに近い形で維持しています。多くの出身地とつながりある人々が集まっているのでマレーシアの暮らしは多彩で色鮮やかです。

    そんな出身地を持つ彼らですが、マレーシアで生まれ育ち、その生活環境になじんだ彼らにとってことさらマレーシアという国に愛着を持っています。祖先の出身地とのつながりを持ち、上手く利用する事でマレーシアの文化にも経済にも豊かにすることを誇りとしています。

    マレーシアの華人ですが、華僑と呼ばれることを嫌います。「僑」は「仮住まい」を意味するためで、華僑でも中国人でもなく華人なのだといいます。マレーシア人なのです。
    まだまだボルネオにも他の民族がいます。それはまたの機会にお話させて下さい。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月13日 10時26分39秒

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    バンブーブリッジです。


    これもバンブーブリッジ(竹で作った橋)です。とてもシンプルな作りですが、しっかりしています。上部には大木から伸びた枝をうまく利用して支えています。丈夫ですよ。

    皆さんは、大きな木を切り倒して、その丸太そのものをまたがした橋を想像されるでしょうが、(もちろんそれもありますが!)ボルネオにはつり橋か大木の枝を生かしたまま上手く利用した橋がよくあります。奥地でよく見かけるのは大きな枝そのものを橋にしているところもあります。そんな中で生かしたままの枝を編み合わせているところもあるのです。

    興味深いことに、十数年前に編み合わせて作られた枝橋が、今では枝同士がくっ付き合い一つになっているのです。(観葉植物でゴムの仲間など、例えばベンジャミンの木など数本をねじり編んでいる木が数年経つと互いにくっ付き合い一本の木のようになるのを想像して頂けたら良いのではないでしょうか。)また、その生きた橋のそれぞれの枝から数え切れない気根が下りてきて、まるで木の欄干の付いたトンネル橋になっているところもあります。

    人の渡る橋には色々な工夫があります。丈夫さが必要です。倒して丸太そのものを橋にする木では数百年前の木が未だに腐らずに横たわっています。乾くと鉄のように硬い木もあります。

    人が渡るためですが、夜間には色々の獣も利用します。その中には大型のネコ科もいます。

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月12日 09時29分51秒

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    「Re:Re:定住型プナン族でも!」

    潜酔士さん、貴重な体験をお聞かせ下さって感謝致します。プナン族が現在社会に登場し知られたのは、最近の事です。20世紀も終り始めた頃、日本がバブル期の頃でした。サラワクの奥地での森林伐採が頻繁に行なわれた頃、森林道の木材運搬トラックの前に集団で立ち、運搬を阻止しようとした事から存在が知られるようになりました。このニュースは世界中で話題になりました。

    私も、1995年に思いがけなくジャングルの中で遭遇しました。それから2週間同行を許され彼らと共に生活をしました。後にも先にもない貴重な体験でした。彼らの持っている吹き筒と吹き矢は以前「プナン族の狩猟」で紹介させて頂きましたが、まだご覧になっていない方々のためにもう一度紹介致します。(写真は現在のプナン族です。)

    プナン族は採取狩猟民族です。男達は、朝早くから狩猟に出かけます。方法は?「コラプット」と呼ばれる吹き矢を使います。この矢の先に毒が塗られていて、命中したらどんな動物でも死にます。

    この吹き矢を吹く吹き筒を作るのには、とても大変です。
    素材になる木は、「マングリース」や「ベリアン」と呼ばれる硬い材質のものです。直径は少なくとも1m以上で実際に必要なのは、木の中心部です。

    素材は、木が大きければ大きいほど、硬ければ硬いほど良いとされています。
    これを2週間もかけて中央に穴を開け、周囲を削いでいき、握り口の方が太く先端に行くほど細くなるように仕上げます。そしてヤスリがけをしますが「ウディムダン」と呼ばれる樹木の葉でします。
    この葉の裏には硬くて小さいトゲが無数に付いていてちょうど紙ヤスリの代わりになります。

    この筒に反りがある場合には、立ち木に数日間くくりつけ慎重に反りを直していきます。

    最後には、この吹き筒の先端に「パロー」と呼ばれる菱形の小刀を付けます。吹き筒は長ければ長いほど、正確で威力が増しますが、それだけ肺活量と支える腕力が要ります。だから、女性や子供は、全長1m未満を使います。

    吹き矢の先に塗る毒は、「タジャム」と呼ばれていて、ツル性植物のイポーの樹液から作られます。このイポーの幹の部分を削って細かく砕いて出て来た白い液を煮詰めて黒いタール状になると出来上がりです。

    イポーの樹液は、アンチアリンと呼ばれる成分が含まれており、心臓の働きを麻痺させる効果があります。プナン族もこの毒に対する解毒方法を知らないので、もし誤って刺してしまったら、その部分を素早く切り落とすしかないのです。だから、どこのラミンでも子供の手の届かない高い所に置いています。

    矢は、狙う獲物によって使い分けがされています。鳥やイタチなどを狙う時は、「タハッ」と呼ばれる一本の真っ直ぐな矢です。大きなものは、「ブラッ」と呼ばれる矢で、刺さった後簡単に抜けないように先端に引掛り鍵が付けられています。矢の後ろには「プノ」と呼ばれる植物が吹き筒の太さに合せて風圧受けとして付けられています。

    この矢の先端部分に意図的5ミリおきに小刀で切り込みを入れています。なぜなら、矢が命中した動物が逃げる時、矢が折れやすくするためです。毒の塗られた矢の先が獲物の身体に確実に残すためです。

    プナンの男達は、吹き矢を二、三十本、竹筒に入れて腰にぶら下げて狩に行きます。狩は大変な体力と集中力を要します。一番重要な事は、自分の姿を相手に悟られないように見つけて近づく事です。狩ができるか出来ないかの術です。

    プナン族は、獲物が出没している場所をよく知っています。この場所にさしかかると足音を立てずに辺りを窺がいながらゆっくり歩きます。狩の達人が「目で見ようと思うとだめです。風の音、木が揺れる音を聞くことが大事です。耳をすませば獲物の方から、私はここにいますよと教えてくれます。」と語りました。

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