今日もいつも通り、大学へやって来た。試料を測定するべく、いろいろ作らねばならない。うちの研究室はお金がない、必要なものは自分で作る…これがモットーのような気がしている。そういうわけで、いろいろ道具を引っ張り出す。金ノコ、万力、金づち、やすりなどなど。アルミ棒をのこぎりで切って、印をつけて、必要なところにボール盤でもって穴をあける。ぶっちゃけ、モノづくりのセンスはない。途中から卒研生が来たのでやらせようとしたら「やっぱ先輩の壊すとあれじゃないっすか」そのくせ出来上がったものを見たら「これ曲がってませんか？」ぶん殴るぞ。そうなった挙句、穴をあける位置を間違えて、最初から作り直しだ。駄目だ駄目だ、昼飯だ。学食へ行ったら、他の院生と会う。「今度先生法事で来ないから、休める～」こらこら、そういうことを言うな。昼飯を食ってから研究室に戻ると、先生に「それ何本目？」２本目です…。「なんか終わらなさそう」不器用ですから(泣)。見かねた先生が作業を始めるのだが、今度はボール盤に取り付けたドリルの刃が、２本も折れる…今日はなんか作っちゃいけない気がする。