寝ても覚めても足が痛いが、大学へやって来た。朝っぱらから卒研生の質問に答える。「グラフの調整したんですけど」なんで位相をずらすかな、位相差を見たいんだけど。「それはどういうことっすか？」だからさぁ…ここからの説明が長い。これだけで済めばよかったのに、今度は「これは高さを全部合わせればいいんですよね？」だからそれも話も違うんだっての…自分のレポートが、さっぱり進まない。
昼飯を食ってから、再度レポートに取り掛かろうと思ったが、眠気に負けてしばらく寝る。そしたらまた連中が来て「処理したらおかしいっす」何がだ？連中のデータを見ると…この波形じゃ、処理かけたらおかしくなるだろうな。だいたいこれ、壊れてないか？「他のはちゃんと出るんすよ」じゃあその資料を検討しろ、としか言いようがない。レポートを書くのは飽きたので、発表会のプレゼン作り。意外と入れなくちゃ、話が通じないかもな。
５コマ目の授業を受けてから、また研究室に戻る。連中は、某動画サイトにあったアニソン集みたいなのをＢＧＭに、作業を進めている。ちょうど私たち世代のアニソン集らしく、懐かしいものが続く。こちとら盛り上がっているのを、先生が遠い目で見ている…軽いジェネレーションギャップである。部屋の奥にこもっている、もう一方の班…作業の仕方が危ないぞ。その辺の備品は、片っ端から高いからな。「これ保険入ってないんですか？」んなわけねえだろ。「そりゃ保険に入らないのが悪いですよ～」それ先生にそのまま伝えようか？「…すいません」丁寧に扱えよ(笑)。