いよいよ今日は、卒業論文の発表会である。４年生どもは、もう緊張しているだろう。連休の前に準備を済ませておけと言ったのだが、どうしても今朝最終調整したいらしい。昨日の疲れが抜けていない体を無理やり起こして、授業期間と同じ時間帯の列車で大学へ向かう。
研究室の鍵を開けて早々、早速卒研生どもがやってくる。ちゃんと質問の返しを考えておけよ。「だって質問はこいつ持ちですから」「え…」まあなんでもいいわ、ちゃんとやれ。そして他の人の発表も、ちゃんと聞けよ。「だって、期待してる人に限って発表しないんですもん」いいから早く行きなさい、というわけで卒研生をさっさと部屋から追い出す(笑)。その間に私は、ちょっと実験系をいじったりする。そこでふと目に留まった、研究室のデジカメ。中身を漁ってみると…去年の今頃の写真が、たくさん出てきた。それこそ卒研の発表会、集合写真、バケツゼリーまであった。写真をコピーして、バケツゼリーの類は消しておく。
発表は１２時半からなので、それに間に合うように教室棟へ行く。でも若干時間が押してるよね、毎度のことだがな。ちゃんと他は聞いてきたのか？「もうばっちりですよ」よし素晴らしい。ってか、発表しないやつのほうがなぜか緊張しているな。
発表が始まった。とりあえず私は、連中の発表を聞きながらにやにやしている…あそこ間違ってるぞ、なんか今おかしいこと言ったな。ときどき先生と一緒に、首をかしげる。そして連中は緊張しているのか、質問の答えが的外れである。質問した先生に、私が陰から補足するという…なんだこの光景は。そして最後の班が、学科主任の先生に捕まった。先生、質問攻めにするのが大好きだ。あぁ～、こりゃタイミングがまずかったな。
一連の発表終了後、卒研生の写真を撮る。卒論の表紙に写真を載せるのが、うちの部屋の慣例である。ポーズキメるなりなんなり、早くしろよ。とか言っているうちに、他の学科の研究室のみなさんがお待ちである。若干斜めってるけど、いいんじゃね？「気にならないっすよ」撤収だ撤収。
部屋に戻る。発表が終わったせいなのかなんなのか、にわかに卒研生がうるさい。先輩「終わったからかな」でしょうね。お前らうるせえ！「は～い」反省してねえな(笑)。騒ぎつつも、卒論の直しはしているらしい。そしてさっきの写真を加工して、これまた爆笑している…だからうるせえ。とかなんとか言いつつ、２班が卒論を無事に完成させた。どうもお疲れ様。