今朝もまた大学へやって来た。朝っぱらから卒研生がやってくる、なんだ今日試料作るのか？「作るんじゃないんすか？」だって月曜日に作り置きしておいただろ。「なんかよくわかんないっす」考えておけよ。早速測定してもらおうと思ったのだが、それ以前にここの班、振動子が壊れている。月曜日に途中まで作らせて、今日ははんだ付けしてしまえば終わりである。で、連中は半田付けをして、授業があるので出ていった。連中がいなくなってから、データの処理を進める。
午後になった。２班のうち、１班は来た。しかし授業で出ていった連中は、いつまで待っても来ない。結論から言ってしまえば、最後まで来なかった…いったい何を考えておる。そしたらだ、来ている連中のひとりが「いいなぁ普通にサボれて」とか言い出す。院生の前で、何をたわけたことを。本当に今年の卒研の連中を指導するのが、嫌になるのはこういうことだ。うんざりしながらデータ処理をして、出てきた波形を眺めて…これまたうんざり。こんな状態が続いて、結局昼寝に走る。よろしくない、マジでよろしくない。

帰り際。列車のボックス席で、たまたま相席になった高校生。ふと見ると、小さなスケッチブックに、何かひたすら描いている。それをまじまじと見ようとは思わないけれど、列車の中であまり見かけないタイプだな、とか思って。いったい何を書いているのだろうか。