NHKのラジオあさいちばんにて、桑田佳祐の「白い恋人達」が流れる、そういう時期である。毎年この番組で流れている気がする、うん。先週はレミオロメンの「粉雪」を流して、雪国の方々がツイッター上で荒れていたわけである。さて今週はどうしたもんだか。起き上がって窓の外を見ると…んあぁぁぁ、雪雪雪(泣)。
その雪のせいなのかなんなのか、最寄り駅へ行くと「～♪ご利用いただきまして、ありがとうございます。え～折り返しの下り列車、小野新町を10分ほど遅れて発車しております…」これだから、いきなり雪が降ると。
郡山に着いたのが、大学方面行きのバスが出る時刻。でもさ、雪じゃん？バス遅れてないかな、というおかしな期待をする。結果から延べれば、バスは遅れていた。それゆえ、待ち時間も少なく乗り換えられた。たまに遅れると、いいこともあったりする。

大学に着いた。しかし敷地内の除雪が追いついていない。しかも雨？みぞれ？足場がぐちゃぐちゃである。ああやだやだ、濡れないように慎重に研究棟へ向かう。
どうにかこうにか、足元も無事に研究室に着いた。麦茶で一息入れてから、デスクへと向かう。修論のアブストラクトの英語ね、めちゃくちゃだからね。今まで書いた文章を一切捨て去り、新たに考え直す。しかもなるべく簡単にして、意味が通りそうな文章を書いてみる。そうは言っても、これが難しい。スペースアルクで単語を引いて、和英を引いて、さらに英和を引き直す。使い方がわからんのである、つまらないところで間違っていられない。
午後も続ける。卒研生がぱらぽら出勤してくるのだが…明らかに人数が少ない。来ていない連中は、このペースで間に合うとでも思ってるのかしら？

ありがたいことに市民合唱団、今年も太田西ノ内病院からクリスマスコンサートの依頼を受けた、それは前にも書いた。いや、今日なのね、コンサートね。外の状況から判断して、これくらいの時間帯に大学を出れば、余裕だと思ったわけだ。
ところが、今日は十二月も二十日である、華の金曜日、三連休、クリスマス、みたいな。人が街に繰り出す条件が、完璧にそろっておる。そのせいなのか何なのか、バスがこない。しかもバス停には、これから忘年会に向かうであろう学生がうじゃうじゃ。ああ、もうだめだ。バスは30分ほど遅れてやってきた。大学前の客が乗ったら、すでに満席である。運転手さん、途中の停留所の客は、前扉から乗せる…なんだか久々に見る光景である。
それはどうでもよくて。普段なら20分程度で駅前に着くのに、30分もかかった。集合が19時、今…19時。いやぁぁぁ！タクシー！駅前大通りからタクシーを捕まえ、西ノ内病院へ。運転手さん「いや～雪すごがったですね～」この会話しかないわな。
およそ千円の出費であるが、自分の誤算である、仕方ない。病院内に入ったら、すでにもうスタンバイの状態でやんの。毎年のごとくサンタの衣装は持ってきたが、着替えていたら間に合わない。帽子だけ引っ張り出して、それでなんとか済ませる。今回はSさんの指揮によって、クリスマスっぽい曲と、お決まり「川の流れのように」毎年思うけど、あの照明は楽譜が見づらくてね。うちのステージが終わって、毎年ここで捌けるのだが、今年は患者さんも巻き込んでの、病院側の計らいで、全員で「きよしこの夜」を歌う、これもまたよかったね、うん。
演奏が終わってから「あら、間に合ったの」みたいな、ご迷惑ご心配おかけしました申し訳ございません…。