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  • from: とおるさん

    2015年05月30日 22時17分39秒

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    15年05月30日Saturday

    なんで昨日の晩に、食材の買い出しをしたのかという話である。
    早朝5時半、目覚ましで飛び起きる。身だしなみを整えて、朝一のバスで駅前へ向かう。意外と乗ってるもんだな、土曜日の朝から。駅前に着いたら、セブンに飛び込んでペットボトルの麦茶を購入し、今度は松屋で朝の定食をがっつく。焼き鮭定食、たまらんな。ってか、朝食の時間帯に松屋に入るのは初めてだな。そして食べ終わってから思う…口の中がすっきりしないな。そういうわけでニューデイズにでガムを買う。
    そしてホームへ向かい、仙台行きの列車に飛び乗る。高校時代はな、毎朝この列車を眺めていたからな。土曜日の朝ということもあり、余裕で座れる。うとうとしつつ、ラジオでは切れ切れになりながらNHKの電波をキャッチする。福島に着いた頃にチャンネルをラジオ福島にするものの、藤田のあたりで聞こえなくなって、ウォークマンにつなぎ変える。福島以降の風景は見慣れたものではないが、どこかで見たような風景が延々と続いている。この感じが落ち着く、ね。仙台が近づくにつれて、車内が混雑してくる。そんな中車窓の風景を眺めていると…あら、イケアが出来上がってやんの。去年、新人研修の期間止まっていたホテルの近くで、ずっと工事をしていた。ついに出来上がったようである、寄る予定はない。

    仙台に着いたぞ、さてどうする。ひとまず列車を降りて、時刻表を眺める。仙石線…これ石巻行きはしばらくないのか?仙石東北ラインはあるようだが、そこじゃない。今日の旅のモットーは、鈍行で攻める、である。いや、普段からそんな感じだが。でもそんなに待ち時間はなかったので、仙石線の石巻行きに乗り換えた。やはり今日という日を待ち望んでいたのか、乗客は多い、私もその一人である。去年、新人研修の間に暇を持て余して、高城町駅までは来た、そこから先が気になる、そうなのだ。
    松島に近づけば、だんだん海も見えてくる。今日も穏やかだ、穏やかなのだ。列車は順調に、高城町駅までやってきた、ここで行き違いを行うところだが、その列車が遅れている。だがその列車がホームに入ってくると、車内がざわつく。「うわ~すごい!」「あれだ!マンガッタンライナー!」そう、仙石線のマンガッタンライナー、車体には石ノ森章太郎作品が描かれている。あれは見ていても素晴らしい、うん。
    またしばらく行く、ここから先は線路もかさ上げされ、駅舎も内陸側へ移転している。目の前には三陸海岸の絶景。海のすぐわきを走っているのだ、そりゃ波にも飲まれるんだろう。あんな地震、もう来ないでほしい。車内では笑い声が絶えず、みんな本当に全線再開を待っていたのだろう。途中の駅で仙石東北ラインと行き違いで、これまた車内がざわつく。あれが仙石東北ラインの車体か。
    列車は野蒜駅にやってきた。ホームの反対側では、地元の人たちが大漁旗を振って再開通を祝っている、その光景に、さらに車内が温かい空気に。本当にあの光景を見て、じんときた。本当に待っていたんだ、鉄道が走ることは当たり前かもしれないが、それがなくなって。そしてようやく戻ってきて。本当に苦労があっただろう、いろんな思いを乗せて走るんだ。そして内陸側、沿岸部分然り、重機やらトラックやらが忙しく動き回っている。まだまだ途上なのである、うん・
    陸前小野駅前でも何かやっている、イベントごと多々。

    そしてついに到着した、石巻駅。着いたな、今日の目的地。駅の中からすでに石ノ森章太郎作品がいっぱい、やっぱりすごいな。で、改札口を出ようとしたら…引っかかる。え?他のICカードと干渉しているかと思って、財布からSuicaだけ取り出しまた改札に入ったら…引っかかった。。なんだよ、きっちりチャージしたのに。まさかのエリア外なの?ここ。駅員さんのいる改札口へ。あの、郡山から乗ったんですけど…。「じゃあ確認しますね」なんの問題もなく、運賃を引き落としてくれた。なんだったんだろう。
    やっと石巻駅を出ると、駅前は大変な賑わいである。仙石線、仙石東北ラインは本当に多くの期待を背負っていると思う。さて、だいたい目的地までの経路については調べるのだが、目的地での行動については、まったくもって無計画である。観光協会がテントを張ってパンフレット類を配っていたので、それをもらう。あの、沿岸部に行ってみたいんですけど。「わりとありますよ」「そうだねぇ」「あとは、本当に少ないけどバスがありますよ」バスで行こうとも思ったが、行ったら帰ってこられなくなりそう。そういうわけで、勧められた日和山公園を目指してみようと思う。「30分もあれば行くか?」「若いんだからすぐですよ」「郡山から!わざわざ遠くからありがとうございます~」私より遠くから来ている人も、多々いるんだろうけれど。
    しかし出かける前に、まずは腹ごしらえですよね。駅前には出店が多々、そこで石巻焼きそばと牛タンコロッケを買って食べる。ちゃんとご当地の味を食べられて、幸せ。
    食べたところで、歩き出す。もらったパンフレットを片手に、その日和山公園を目指す。こう行くと近いらしい。歩き出してしばらくすると、目の前に石段が現れる。ここ?近すぎじゃない?とりあえずその石段をのぼってみた。一番上まで来て…なんか違うな、ここ。ぜえぜえしながら、石段を下り、ひとまず大通りを歩く。
    適当なところで曲がって、公園を目指す。地図を頼りに…さっき『まんがる堂』tってあって、ここが石巻小学校。ここを曲がると…言われた通り、急な上り坂。そこを歩いて、途中で分かれ道。看板に書かれている『日和山登り口』なんか、進もうとしている方向と逆のような気がする。なので、わざと看板の逆と進む。しかしこれで迷うのがオチなんだよな。どんどん住宅街の奥へ入っていく。大丈夫か?これ。途中でジャージ姿の中学生か高校生とすれ違う。聞こうかと思ったが、最近不審者の事件も多いし、道は聞かないで進む。
    本当にこれでいいのか?と思いながら進んでいくと、いつの間にかその、日和山公園に着いた。ちょっと歩くと、松尾芭蕉の像があり、そこから沿岸部が見える。工事の音が聞こえる、重機も多く見受けられる。あのへんが真っ平らになっている…はぁ。公園内を移動し、もっと高いところから海のほうを見てみる。建物が複数見えるが、あれは震災以降に立ったものか、津波にも耐えたものなのか。あの日、この山の下で、どんな光景が広がっていたのだろうか。震災以降に建てられた案内板がある、そこに説明が書いてある。幾人もの人がこの山に逃げて、津波から逃れた。だが人々が見た光景は、津波と同時に火の海となった街…今日の海はこんなに穏やかなのに、あの日、この一帯は真っ赤に染まったのだろう、想像してみる…。想像を絶する、所詮テレビの映像くらいの情報しか持ち合わせていない、こんな想像は及ばないだろう。ウォークマンを取り出した、高田三郎の『水のいのち』を再生する。ずっと海を、沿岸部を見ていた。この合唱曲を聴きながらこの場所を見ていると…なんだかいろいろなことが、頭の中をぐるぐる回った。涙腺が緩みそうにもなった。本当に、亡くなられた多くの御霊に祈りをささげたい。神社に参拝し、被災された皆様の平穏な生活を願う。
    日和山を下山し、旧北上川に沿って市街地を目指す。川をさかのぼって、波が押し寄せた。川沿いを歩いていると、ここに住宅があったんだな、土台だけが残っている。流されずに残った住宅も、すっかり廃墟と化している。まだまだだ、まだまだ。
    市街地に入って、さてどうしようかと思ったのだが…これ、今どこを歩いているんだ?わからんが。町中には石ノ森作品の像があちこちに、いいね。ようやく地図と合致して、次にどこに向かうか考える。石ノ森萬画館が近いらしい、行ってみよう。そして川沿いを歩いていて、薄々思っていた…なんか川沿いで、爆音で何かやっているぞ。そして石ノ森萬画館にたどり着いて、それが何かわかった。なんと水木一郎アニキのフリーライブである。見ておく?これ。そういうわけで、遠くからライブを見る。アニソン界の第一人者だから、その迫力たるや。前のほうではファンが大盛り上がりである。さすが大御所は違いますな。
    ライブが終わり、それこそ石ノ森萬画館を見ようと思ったが…ライブを見ていたお客さんがどんどん入っていくので、混雑しそうだからやめた。また今度、ゆっくり来ます。
    市街地を、駅へ向かってぶらぶら。途中に復興商店街があり、ちょっと覗いてみる。プレハブで小ぢんまりと営業しているわけで、早くちゃんと店舗を構えられればいいな。そういう復興も、進んでほしい。
    駅に着いた。昼に食べた量が少なかったので、軽く腹が減った。本日二度目の石巻焼きそば。それから駅周辺を少しばかり歩いて、改札をくぐる。また今度、ゆっくり来ようと思います。本当にありがとうございました。

    帰りはどうしようかしら?帰りこそ仙石東北ライン乗っちゃおうかしら?いや、三陸海岸の景色を見て帰ろう。帰りも仙石線で戻る。本当に穏やかで輝いている海、そのわきを忙しく動き回る作業車両。どうか、どうか復興が加速していきますように。
    やはり仙台に近づくにつれて、車内は混雑する。もう帰宅ラッシュの時間帯、列車が走る日常が戻ってきた。
    仙台に到着、福島行に乗り換える。ここから先が長いな、うとうとしたり、音楽を聴いたり。福島に入ったらラジオにして、なんとかしてラジオ福島をキャッチする。福島駅に到着、これは乗り換えるのか?車掌の案内が雑すぎて、何を言っているか全然わからなかったぞ。とか思ったら、向こうのホームに黒磯行が入ってくるのが見えた、乗り換えだ乗り換え。そんなわけで、黒磯行に乗り換えて、郡山へ。
    寝過ごすこともなく、無事に郡山到着。本日二度目の松屋で晩飯を済ませて、バスでアパートに戻ってきた。本当に、今日という日に行けてよかった、それだけだ、ありがとうございました。

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