旗日明けの出勤というものは、非常にけだるいものである。そうばかりも言っていられないので、会社に出るのだけれど。在宅の人は在宅だし、今日と明日を有休にしてる人もいるし。しかしこうなると、せっかく休みを取ってもな。
そんなことを考えつつ、業務である。一昨日までの立会検査の残件処理に取り掛かる。私と先輩とで手分けしてやるのだが、これな。私に振り分けられた件数は少ないが、地味に時間がかかるやつである。地道にやるしかない。
一方別の先輩は、客先のほうでのトラブル。午前中のうちに準備をして、昼休み前にお客さんのところに飛んでいく。あ～あ、なんでこうなっちゃうのかしら。っていうか、なんでいきなりこうなるかしら。
午後になり、今日付けで退社する後輩が、最後のあいさつに来た。なんかこういう展開になってやってな。「そうですね…」まあ、元気でな。
事務所の外から漂ってくる、これでもかと言わんばかりの揚げ物のにおい。なんなんだ？「誰か行ったの？」「見てきましたけど、超並んでましたよ」「三密？」「ばっちり」話によると、会社の近くに、いつの間にやら唐揚げ専門店みたいなのができたらしい。それが今日オープンで、長蛇の列もいいところ。このご時世に行列を成して…ちょっといただけない。
夕方、現場から先輩が帰社。空振りだったらしい、そもそもお客さんから出てきていた資料も、全然筋違いだったらしい。肩を落としている先輩が、メールをチェックして、さらにがっくり来ている。それこそ、立会残件を処理しているお客さんから、さらに追加で何か来たらしい。無茶苦茶だろ…。