出勤する。病み上がりのヘッドの先輩に代わり、今日は現場作業にうちの部署から3人がかりで出動する。2人でもいいのだが、今後の案件で、ちょっと現場を見ておきたいということで、みんなで出て行った。
さて業務を始めるか、とか思ったら、お客さんから問い合わせの電話がかかってきた。データを入れても動かない、なんでだ？とりあえずお客さんに、現場の状況をヒアリング。思いつく限りで、確認してもらった。しかし、異常と思われる箇所はない。ん～、なんでぇ？ヘッドの先輩にも相談、とりあえず聞けることは聞け、社内で洗える部分は洗え。とにかく、調べる。私がテンパりやすい性格なのを先輩は知っているので、落ち着けと何度も念押しされる。昼休みもちゃんと休め、ということで、いつも通りの昼休みを過ごした。
午後一でいよいよ調べ上げて、だめだわからん。こっちの問題か、現場の問題か。核心を突けず、いよいよ現場も怪しいんじゃないか、となってきて、ヘッドの先輩が保守部に話を振った。じゃあ、行けるなら行くか？となって、急遽保守部のメンバーとともに、現場へ急行。ここでもやはり、先輩に念押しされてから会社を出る。
現場に向かう車内。「長居したくねえな、3時には会社帰るぞ」「そうっすねぇ」いつの間にやら開通した288号を走って、お客さんのところへ。
到着、入場。お客さんのところで、私はマシンの前、保守部は現場とつながる配線のところ。なんせ現場作業が始めてたので、少々焦る。ちょっといじって、やっぱり動かない。…あれ？もしかしてこっちか？確認したら…あぁ、ここだ。うちの作業ミスである、復旧漏れというなんとも寒い展開である。とにかく平謝りで、他は大丈夫か、再確認。現場は何も悪くなかった。作業したのは私ではないが、ああやっちまった。お客さんに他にもいろいろ説明して、速やかに退散。
雨が降ってきた中を、会社へ向かう。「ああいうのって、お客さんいじるの？」いや、よっぽどじゃないといじらない箇所ですね。現場チェックをするためのイレギュラー作業、その復帰漏れはよろしくない。
帰社。朝、現場に出て行っていたメンバーも戻ってきている中、状況報告だ。「ポカミスか？」そういうことですね…。さらには「調べ方が甘い」これは言われても仕方ない、なんなら現場で秒で思いついたあたり、読みが甘い。そして先入観を捨てろ、決めつけを捨てろという話だ。自分の時間はもとより、保守部を2人巻き込み、お客さんも巻き込んだ、あ～あ。
もう何もする気は起きないまま定時も近く、目下に迫った内部監査に向けて、書類の整理だ。そんな中、開発部のメンバーが、ぼちぼち引き上げる。来月1日付で東京のほうへ異動になる。郡山での通常勤務は今日が最後。「ワクチン打ち終わったら遊びに来てください」「そうだね～」お疲れ様。