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from: 岐阜のすーさん
2016/02/03 04:30:16
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心の豊かさ
私は、心を豊かにしようと様々な体験をします。自分の世界を広げ、多くの人と関わりをもちながら、努力しています。
しかし、最近思うのですが、体験から何を学ぶかは、自分次第だということです。
自分の枠でもって、何を学ぶかを決めているということは、その枠の中で考える豊かさしか体験できないということになります。
受け入れるだけの豊かさがなければ、いくらよい体験だとしてもそれを受け入れることはできません。
子どもに与える体験でも同じです。体験する前に子ども自身が「つまらない」と思っていたならば、その体験を通して学ばせたい内容を100%受け取ることはできません。
素直に体験を受け入れることができれば、体験をして100%受け取ることができることになります。
例えば、
・ジェットコースターに乗るのが怖いと思っている人に無理にジェットコースターに乗せても、楽しいという体験にはなりません。
・おいしいお菓子を用意しても、すぐにでも遊びたいと思っている子どもならば、早く食べて遊びたいと思っているので、おいしさを十分に味わうことはできません。
つまり、前提として、豊かさを受け入れるだけの器をもっていなければ、豊かさを受け入れることはできないことになります。
このことから考えると、人間は、生まれた時は何でも受け入れることができたにも関わらず、体験を積みながら、年を重ねる毎に次第に受け入れられることと受け入れられないことを作り、次第に豊かさを欠くようになっていったように思います。
どんな色にでも染まる純粋だった幼い頃の方が心は豊かだったのかもしれません。いろいろな価値観を身につけていく中で、次第に心を閉じてきたのかもしれません。
人との壁、との壁、時間との壁、文化との壁、きまりとの壁・・・様々な壁を作ることで、自分を守ろうとしているように感じます。
遊びたいのに・・・・・・・・・・勉強してから遊びましょう。
もっと遠くに行きたいのに・・・・校区外には子どもだけで行けません。
もっとじっくり考えたいのに・・・時間がないので急ぎなさい。
子ども自身が壁を作ったというよりも、子どもを育てる私たちが、壁を教え、豊かになる機会を奪ってきたのかもしれません。
壁を作って子どもを守ろうとしている私たちと壁を取り除きたいと思う子どもとが、豊かさを手に入れるための駆け引きをしているように思います。
例えば、
遊びたいのに →「勉強してから遊びましょう。」
↓ 駆け引き
「遊びたいの?」
「遊んだら後ならば、勉強を一生懸命にできるかな。」
もっと遠くに行きたい →「校区外には、子どもだけで行けません。」
↓ 駆け引き
「遠くに行きたいの?」
「大人が一緒ならば、いいんだけど、どうする?」
もっとじっくり考えたいのに →「時間がないので急ぎなさい。」
↓ 駆け引き
「時間がほしいの?」
「時間がないけど、何分ほしいの?」
どんな駆け引きがよいかは、試行錯誤しながら体験してつかむことになります。
思い通りに子どもを操るための努力ではありません。子どもが豊かさを手に入れるための努力です。
駆け引きをしている時や体験をして学んでいる時の子どもの姿から、「子どもってすごいなあ。」と子どもの豊かさに感動することがあります。
そして、この感動がある限り、駆け引きを楽しむことができます。
そして、子どもと一緒にいて楽しいと思える瞬間にもなります。
私が子どもを好きなのも、きっと子どもの中に豊かさを発見できるからかもしれません。-
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