「それはないでしょう」
　ウィスパードが作ったAIというのは面白い推理ですが、たぶんそれは外れでしょう。レナードがアマルガムは何十年も前から存在している言ってますし、それのまとめ役であるマーキュリーはウィスパードが誕生以前から存在しているわけですから時期的に合ってません。仮にマーキュリーが代替わりしてAIになっていたとしても、誰にも知られず他のウィスパードを確保してAIを作らせたと言うのは無理があると思いますし……。
　まぁ、自分としても玖路さんの言うように新キャラではなく今まで登場した誰かというのは同意見です。そうなってくると、ミスリルの幹部くらいしか思いつかないわけですが、その中でも怪しいのがマロリー伯爵とマロリー・ジュニアの二人ですね。自分としてはマロリー・ジュニアが有力だと思ってますが、もしかしたらマロリー伯爵という可能性もあるかもしれません。あと、怪しいといえば情報部のアミット将軍もいますが、印象的に小物っぽいのでたぶん違うんじゃないかと。

　

「マーキュリーの正体」
　しかし、マーキュリーの正体といっても今回で初登場でしたし、発言も「問題のようだな」の一言だけだから、ハッキリ言ってほぼノーヒント。正直、このまま正体不明なんじゃないかとも思ってたりするんだけど……。
　ただ、予想としては候補が一人。長編には登場して無いけど、マロリー・ジュニアなんかが怪しい。根拠としては『極北からの声』に収録されている『＜トゥアハー・デ・ダナン＞号の誕生』でマデューカスに対するかまかけがアマルガムの思想に似ていたから。それに、アマルガム（水銀合金）の名前は父親のマロリー伯爵が作ったミスリル（破邪の銀）の皮肉とも思えなくもないし……。こんな感じだけど、予想というよりもこじつけに近いかな。
　玖路さんは誰だと思います？