「烙印ゼミナール 3」
　……これは明らかに打ち切られましたね。
　そんなわけで急展開な上に強引に話をまとめているのであまり面白くなかったです。まぁ、面白くないのは元からなんですが……。
　話としても面白くなかったですが、なによりも気に入らないのはTCGとしてのモンコレの魅力を結局最後まで感じなかった事ですね。人間が戦うなとは言いません。しかし、モンスターに存在感がなく、ゲーム性も感じられないというのはモンコレノベルとしてはどうなんだと言いたい。
　一読者としてもモンコレファンとしても不満の多かった作品でした。

「烙印ゼミナール　2」
　2巻読みました。とはいえ、読んだのは結構前で単に書き忘れてただけなんですけどね。

　で、感想なんですが、マシになりましたね。
　特に1巻であらすじに沿っているような淡々としていたキャラクターに感情や表情が出てきたように感じました。もっとも、キャラクターに魅力が出てきたとまではいかないんですが……。
　ストーリーにしても謎の敵の登場によって面白くなってきて、1巻の頃よりもずっと続きが楽しみになってきました。
　ただ、相変わらずゲームとしてのモンスター・コレクションの魅力を感じません。ゲームの設定を活かしたモンスターの活躍が読みたいんですけど、そういうのがまったくないんですよねぇ。『戦慄の破壊神』やマンガの『モンスター・コレクション 魔獣使いの少女』はそのあたりが上手かったんですが……。