アニメ『棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE』の感想です。
　時間が空いた時に各話の感想を書こうと思ってたら完結してしまったので、全話通しての感想を書かせてもらいます。

　原作とは違う展開だったものの中盤までは楽しめました。早い段階からハルトゲン公王の暗躍が描かれるなど伏線もあって良かったと思っていたのですが、最後が酷かった。
　アニメだとガズ皇帝はただの強大な力を持つ暴君という記号で、トール達にしてもその暴君をただ倒すというつまらない展開になってしまいました。
　トールがドラグーンキャバリアになるのもただの成り行きで何の面白味もなかった。原作ではトールが乱波師としての生き方ではなく、自分の生き方を見出した果てにドラグーンキャバリアになる事を受け入れたわけで、そういったこの作品のテーマともいうべき生きる意味を見出すというものが一切なかった。
　全10話と尺が足りなかったのもあるかもしれませんが、テーマを描く事もなくただ終わらせただけの最後は残念ながらつまらなかったです。
　それにしても、何で10話だったんだろう。12話あればもう少しどうにかなっただろうに……。

アニメ『棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE』第1話の感想です。
　原作では未登場だった八英雄の一人と戦うというアニメオリジナル展開。正直、オリジナル展開を入れて後々話を削るなんて展開にならないか不安ですが、話は面白かったです。
　今回の八英雄は充実した戦後を送っていて、遺体を賭けた勝負でもチャイカ達に危害を加えるわけでもなくどこか楽しんでいる様子で他の八英雄とは様子が違いました。それでいてとてつもなく強く、どうやって勝負に勝つのか続きが楽しみです。
　あと、ヴィヴィに関しても原作とは展開が違いますね。原作ではこの段階でギイからチャイカの秘密を教えられて遺体回収に参戦するんですけど、アニメだとどうなるのか気になりますね。

　アニメ『棺姫のチャイカ』11話と12話の感想です。
　11話はチャイカの謎の一端が明らかになる重要な回で、物語としての面白さがありました。

　12話は大筋は原作と変わらないものの原作と比べるとあっさりとしていて面白味が足りませんね。特にトールとリカルドの二戦目が消されたのは残念。リカルドの第二形態見てみたかったんだけどなぁ……。

　全話通しての感想でも。
　正直、1クールによく6巻分も詰め込めたものだと感心しています。けど、かなり詰め込んであるので原作と比べるとどうしても見劣りしてしまいますね。
　原作読者としては大筋を変えずに上手く改変してまとめてあるのでこれはこれでありだとは思いますが、原作の方がより面白かったので微妙でした。
　まぁ、微妙ではあったんですが十分に楽しめたので二期も楽しみにしています。けど、その前に原作は早く10巻を出せと言いたいですね。このままだとアニメの方が原作より早く終わりそうですし……。

アニメ『棺姫のチャイカ』第７～10話の感想です。
　7話の感想ですが、原作と違ってなんかコメディになってる。原作だとトールが人に裏切られる幻影の中で信じる事の価値を見出すという話だったんだけれど、なんかそういうのがすっぱりと抜けていて、トールがチャイカとイチャつく幻影をチャイカ達に見られているという痛々しい展開があるだけで微妙だった。

　8話はまさかのオリジナル回。正直、話数的にギリギリだと思っていたからオリジナル回があるとは思っていなかったので驚きました。
　偽チャイカが登場し、ネオ・ガズ帝国を作ってた。オチは最初からある程度分かっていたけれど、偽チャイカ達が新しい生きる目的を見つけるというのはチャイカ自身も後にぶつかる問題なので結構重要な回かもしれないな。

　9話は回想かな。魔法に使う化石念料の代替として使用者の記憶を消費する事から思い出話へとつなぐ流れは良かったです。
　そして、この回想でようやくハスミン登場。いやー、てっきりもう登場しないものかとも思ってたんだけど、トールに多大な影響を与えた人物だから登場しないわけないよな。けど、原作とはトールに与えた影響が違っていて、これはこれでアリだけど微妙だった。
　あと、回想にシンも登場。二期での登場が楽しみだ。

　10話はついにレイラ編。原作とは展開が違うけど、これはこれでアリかな。この先も原作と違う展開ならそれはそれで楽しめるんだけど、なんか微妙になりそうな予感がする。

アニメ『棺姫のチャイカ』第5話と6話の感想です。
　白いチャイカとは別の赤いチャイカ登場です。
　話はいくつか削られていましたが、全体的には違和感がなかったですし、戦闘シーンは相変わらずなめらかに動いていてよく出来てました。ただ、トールの身の振り方についてはもうちょっと迷ったり悩んだりして欲しかった。あっさりと答えを出してしまうあたりに物足りなさがあります。とはいえ、上手く簡略化している上に伏線も張ってあるので好感が持てます。
　それと、次に削られたと思っていた3巻の話がきます。原作の3巻と4巻の順序を入れ替えるというのはちょっと予想外。けれど、考えてみれば入れ替えた方がチャイカと一緒にいる理由がより強くなる気がしますし、楽しみですね。

　あと、アニメ二期はどうやら最後までやるようで、アニメと原作が同時に終わるという情報が流れてます。ただ、アニメ二期は10月から、12巻が3月発売とあり、これだとアニメの方が先に終わる気がするんですが……。それとも、11巻で完結で12巻は今ドラゴンマガジンで連載中の番外編かな？

アニメ『棺姫のチャイカ』ですが、2期が10月から放送するそうです。
　中途半端なところで終わると思っていましたが、分割2クールだったとは……。
　1期はレイラ編までで間違いないでしょうけど、2期はどこまでやるんでしょうね。そもそも2期をやるには原作が足りてませんし、原作は原作で大きな転換期をむかえていて２期の終わりどころが読めない。
　まぁ、結局は原作次第ですかね。早く新刊情報でないかな。

アニメ『棺姫のチャイカ』第3話と4話の感想です。
　オリジナル展開で2巻をなんとか2話でまとめているものの、やはり1クールで5巻分やるという無理の代償が設定などの描写不足として表れているのを感じました。
　とはいえ、オリジナル展開は原作を上手く簡略化していたし、レイラ編での伏線もあり、ただ削っているだけなのに比べればかなり好感が持てました。
　さて、次は赤チャイカ登場です。『棺姫のチャイカ』はここからが面白くなってくるので楽しみです。

アニメ『棺姫のチャイカ』第2話の感想です。
　戦闘シーンのクオリティが高くて面白かったです。
　ただ、話の方は展開の早さが気になりました。テンポが良かったですし、これはこれで良かったとは思うんですけど、原作を知っているとやはり気になりますね。
　特にハスミンのエピソードがなかったのがなぁ......。そのせいでトールの行動原理が乱破師としてでしかなく、トール自身を描けていなかったように思いました。
　トールが乱破師としてでなく、自分自身で生き方を決めて選択していくというのが『棺姫のチャイカ』の魅力の一つだと思うんですけどね。

『棺姫のチャイカ』4巻の感想です。
　読んでいたものの感想を書き忘れ、そのまま放置していたんですが、アニメも始まった事もあって読み直した上で1巻ずつ感想を書く事にしました。
　以前から存在がほのめかされていた別の赤いチャイカが登場し、今までの遺体捜しからチャイカ同士による遺体の争奪戦という展開になり、赤チャイカとその仲間達も手錬れで面白かったです。
　そして、赤チャイカが登場した事でチャイカならどちらについても同じという言葉に迷うトールが出した答えもトール自身の素直な気持ちが出ていて良かったです。
　さて、この段階でチャイカ同士がそっくりで遺体を集めている事からチャイカはガズ皇帝の遺体を集めるために作られたコピーなのではないかと思っていましたが大体当たってましたね。

アニメ『棺姫のチャイカ』第1話の感想です。
　かなり展開が早かったので世界観や設定が描けてないと思いましたが、その反面テンポが良くて見やすかったのでこれはこれで良かったです。
　あと、展開の早さとレイラが登場した事から、6巻までやりそうな気がします。まぁ、レイラ編が一番大規模な戦いだからクライマックスに持ってくるのは分からなくないけれど、1クールで6巻までやるのはちょっと厳しい気がするなぁ……。

『棺姫のチャイカ』アニメ化企画進行中確定。
　前にその情報を見てHPを確認したら何もなかったのは、どうやら慌てて削除したからみたいですね。
　さて、アニメ化となるとどこで区切るかが問題ですね。2巻だと中途半端な気がしますし、4巻までいくと話が転機をむかえますし、となると3巻あたりが妥当かな？ ただ、そうなると1クールだと話を詰め込んでしまいそうで不安なんですが……。
　最近の富士見では珍しい正統派ファンタジーなのでアニメが今から楽しみです。

『棺姫のチャイカ』のアニメ化企画進行中らしいです。
　富士見書房のHPに書かれてあったらしいんですが、確認してみたらそんな文字はありませんでした。誤報か、それとも公式発表の前に先走ったので慌てて削除されたのか、どちらかなんだろうけど、果たして……。
　まぁ、実際にアニメ化企画進行中だったら楽しみですね。

　そういえば、3巻以降感想書いてないな。
　いつかまとめて書かなくては……。けど、面倒くさいなぁ……。

「棺姫のチャイカ Ⅲ」
　温泉回なんて気楽な話などではなく、心につけ込まれて裏切るように仕向けられながらも、信じる事の意味を見つけるという思いっきりシリアスな話でした。
　トールが惑わされて疑心暗鬼に陥った時は気分が重かったですけど、信じる事の危険さを知りながらもそれに勝る信じる事の喜びを見出した時はトールと一つになったような清々しさを感じました。
　誰かを信じる事と裏切りについて色々と考えさせられました。そういう意味では面白かったですけど、楽しかったかどうかというと微妙だったかな。

「棺姫のチャイカ」
　漫画版の第2話。
　相変わらず作画の出来が良いので読み応えがありました。
　とはいえ、話としてはこれといった盛り上がりがなかったので退屈でしたね。

「棺姫のチャイカ」
　少年エースで『棺姫のチャイカ』の新連載が始まったので買ってきました。
　第0話で分かっていましたが、作画の出来はかなり良いです。それに、テンポも良くて面白かったです。ただ、1話目という事でテンポを重視していたせいか説明が不足していると感じました。まぁ、原作を読んでいるから尚更そう感じたのかもしれませんけどね。

「棺姫のチャイカ」
　富士見のHPに漫画版の第0話が上がってました。
　どんな出来かと思っていましたけど、すごく良さそうでした。連載が楽しみです。

「棺姫のチャイカ　月刊少年エースで連載スタート」
　かなり以前から連載決定とあったんですけど、なかなか続報がこないのでてっきり企画が立ち消えたんじゃないかと心配していたんですが、杞憂だったみたいですね。
　今月号で予告漫画が、来月号から連載スタートだそうです。

「棺姫のチャイカ Ⅲ」
　どうやら温泉回のようです。
　まぁ、それだけで終わりそうにはありませんが……。

「棺姫のチャイカ Ⅱ」
　竜騎士の正体は大戦の英雄の一人でした。いきなり二人目というのはちょっと展開が早い気もしますが……。
　いやー、それにしても竜騎士強かったなぁ。どんな戦い方なのか気になってましたが、棄獣である竜と契約して竜の身体変化の魔法を使うとは……。しかも、ただ形状を変えるだけに留まらず、武装まで自由自在に作りだし、傷さえも治癒できるのでほぼ不死身というデタラメさ。
　そんなデタラメな竜騎士とどうやって戦ったのかはお楽しみとして、結末はかなり意外な事に。まさかこうなるとは……。
　それと、物語の重要人物も登場してきました。チャイカに情報を与えるギイと名乗る少年なんですが、明らかに人間ではなさそうなんですよね。つい『スクラップド・プリンセス』のゼフィリスを連想してしまいましたけど、一体何者なんでしょうね。
　チャイカを巡る物語はこれから面白くなっていきそうです。

「棺姫のチャイカ Ⅱ」
　2巻の情報を。
　どうやら新キャラが登場するようです。しかも、それが竜騎士らしいんですよね。
　コンセプトに続いて竜騎士も出てくるとなるとますます『スクラップド・プリンセス』を思い出さずにはいられませんね。