「東本線アランヤプラテート往復紀行」
てらちゃん、バンコク滞在中はお世話になりました。

昨夜はバス停で１時間近くもバス待ちにお付き合いいただき、ありがとうございました。もう５分早く出ていたら前のバスに乗れていたのか、３０分前でも同じバスになっていたのか？？　それこそ「神（仏かな？）のみぞ知る」ですね。

今朝帰宅してから、てらちゃんのレスを見て書いています。
昨日午後ご本人の横に居ながら、それとは知らずに失礼しました。

> 途中、踏切で軽トラとぶつかりそうになったり、

直接お話ししましたが、読者のみなさんのために・・・・
列車が接近しているのにもかかわらず、踏切に突っ込んでくるピックアップトラックを発見、運転していた友人の機関助士が前照灯を点滅させ警笛を鳴らしたのですが、運転手は気付かない様子。
荷台に乗っていた女子高生が運転手に必死で伝え、車がバックして事なきを得ました。あのタイミングだとトラックは渡りきれず後部をひっかけていた可能性大です。

乗用車や小さなトラックだと列車のほうが強いが、相手がダンプや生コン車、トレーラーだと「逃げ出すしかない！」そうです。
日本でもそうですが、タイの機関士はもっともっとたいへんな職業です。

> 線路脇を悠然と歩く水牛のため徐行したり

水牛の群れに突っ込んで、何頭か轢き殺したことがあるそうです。
ちなみに人間もこれまでに二人、いずれもアランヤプラテート付近で、この線の乗務は気が進まないそうです。

> 規定で１日あたりの乗務は６時間半以内と決まっている

以前は５時間半だったそうです。
往きはバンコクから終点のアランヤプラテートまで乗務するのに、なぜ帰りはチャチューンサオまでなのかということですが、往路は気動車（ＤＲＣ・ディーゼルカー）で制限速度が高く、起動・停止も短距離でできるので約４時間半で行けるが、復路の機関車牽引では６時間もかかるので、チャチュンサオで交代が必要となります。

> 夜は良いとしても、日中時間を潰すのがきつそうですね。

彼はテレビを見たり、寝たりしているそうです。
つい最近ラップトップのパソコンを買ったので、それで時間がつぶせるようで、９月の来日のために格安航空券を検索して電話をかけたり、日本でぜひ行きたい大井川鉄道のＨＰを見たりしていました。
ふだんは読書や洗濯もするのだと思います。
昇級試験などのときには必死で勉強しているのかも。

１月にコラートへ同行したときは宿舎には泊まらず、駅からバスで２０分以上も離れた一人暮らしの友人宅で泊めてもらいましたが、月に１〜２回コラートへの乗務の際には必ずそうするそうです。

終着駅で１日２往復しかない（仮眠中の列車音は０６：４０の一番列車の発車音のみ）アランヤプラテートと違い、コラートなど幹線の途中駅は深夜早朝でも上下の夜行列車や貨物列車が到着・発車・通過し、線路の近くにある宿舎では充分睡眠が取れないようです。
ただし防音のため、寝室にはエアコンが付いているそうで、今回の宿舎は故障で取替え中でしたが「次に来るときまでには修理しておくから」とのことでした。おいおい、それってまたここへ泊まりに来いっていうこと？？