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  • from: orimasaさん

    2010年03月31日 10時31分23秒

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    日本周遊紀行(77)日高地方 「静内とアイヌの戦い」

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    日本周遊紀行(77)日高地方 「静内とアイヌの戦い」


    アイヌと和人の最後の戦い・・、そして「アイヌ」は・・?、

    国道235は沿岸地を北西に進む、日高本線・「日高三石・ひだかみついし」駅を右にみて、次の「春立・はるだち」駅付近からはすでに静内町である。

    静内町は周辺の町と同様大部分は日高山地の領域に属するが、町並みは太平洋岸から内陸へ静内川を中心に発展しているようである。 
    日高支庁管内のほぼ中央に位置し夏は涼しく、冬は雪が少ないため道内では最も気候の温和な地域と言われる。 その気候風土と恵まれた自然環境から「北海道の伊豆」とも称されている。
    現在、静内も同様に近隣の三石町、新冠町と合併協議が進んでいるらしい。

    住み良い町「静内」は、やはり古代から住人は在ったようで、既に約9000年も前から石器や土器を使った人達が住んでいたことが遺跡の調査によって確認されている。 その後も紀元前後の縄文時代から、古墳(飛鳥)、奈良、平安時代へと移りかわり鎌倉、室町時代にはアイヌ文化になっていたといわれる。

    ただ、北海道には時代の経過とともに独特の文化が栄えたことで知られるが、同一民族が同一文化を継承したとは一概にいえないともいう。 それはアイヌ民族は記録を持たず、文化の変遷にともなう民族の存亡や移動の記録、伝承がまったく観られないからだと・・。 
    そのアイヌ達は樺太(サハリン)、千島、北海道、そして東北北部に暮らしていたことが確認されている。 

    この「静内」も、昔からアイヌコタンが沢山あり豊かな大自然の中で狩猟、漁労、採取を中心に独自の生活を営み、様々な生活の知恵と風俗、習慣、言語、信仰を受けつぎ、自由で豊かな生活が営まれてきた地域である。
    アイヌとは、アイヌ語で「人間」という意味である。



    江戸時代も後期の頃、静内(シベチャリ)川で砂金が採れるようになり、これを目的に内地から和人が住み着くようになり、和人の移住が増えるにつれて利権等が絡むようになり、アイヌ人との衝突も起こり易くなった。 
    こんな時期に道内でも最大と言われるアイヌ民族の存亡をかけた「シャクシャインの戦い」が勃発するのである。


    『シャクシャインの戦い』

    1669年(寛文9)頃、日高から釧路に及ぶ地域集団の総大将である「シャクシャイン」を中心に松前藩の収奪に抵抗しておきた近世最大のアイヌ民族の反乱であり、静内町(しぶちゃり)を拠点として増毛から白糖にいたるアイヌがいっせいに蜂起した事件である。

    松前藩はアイヌに対する交易の独占化をはかり、アイヌ自らの自由交易を禁止したのと合わせて、和人による不正な相場による取引が後を断たなかった。 藩は交換レートは今までの数倍にも引き上げた。当然、アイヌ人達は松前藩や和人商人に対する不満が高まった。 アイヌは「シャクシャイン」を中心とし、蝦夷地・樺太・千島に居住するアイヌウタリ(同胞)に決起を促し、アイヌの国に入り込んできて権益を貪る和人達を殺し食糧を確保して松前へ攻め入り、和人を撃退してアイヌの国を取り戻そうと呼びかけた。 呼びかけに応じ、石狩・宗谷・利尻などの一部地域を除く殆ど全道に及ぶアイヌがいっせいに蜂起し、殺害された和人の数は太平洋岸で120人、日本海岸では240人に達したといわれる。

    アイヌの攻勢を攻めあぐねた松前藩は、1669年(寛文9)10月、和義を結ぶという理由で酒宴を開いた。 シャクシャイン以下74名のリーダー的アイヌ人は武装を解いて藩側の陣営を訪れ、宴席が盛り上がったところで全員が松前藩によって謀殺されたという。
    騙まし討ちであった。

    この乱の結果以降、松前藩は蝦夷地に勢力をひろげ、アイヌ民族に対する政治的・経済的支配をますます強めた。 また武器を取り上げ、鉄器の流入を制限してアイヌ民族の抵抗力を奪い、隷属化するようにした。 
    この戦いをもってアイヌ民族の悲劇が始まり衰亡、根絶へ向ったともいわれる。



    静内川(シベチャリ川)流域には16世紀から18世紀に遺された「アイヌの遺跡」が5箇所ありこれは国指定史跡として保存されている。 

    シベチャリチャシ跡、ホイナシリチャシ跡、メナチャシ跡、オチリッチャシ跡、ルイオピラチャシ跡などがある。 チャシ(アイヌ語)とは 一般には「砦」・「城」と訳されているが、言葉から連想するような強固でしっかりとしたものではなく、元来あった自然地形を利用して築かれた簡便なもので、丘陵の突端の一部に壕をめぐらし、地上を地ならしして柵や見晴らしなどを施したものが多い。 北海道および東北諸県に五百近い址が残存しているという。

    次回は、引き続き静内の「開拓期」



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    2010年03月30日 08時41分23秒

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    日本周遊紀行(76)日高地方 「三石」

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    日本周遊紀行(76)日高地方 「三石」


    次は「三石町」で、同様の沿岸国道235沿いに「道の駅・みついし」がある。

    ここを過ぎてT字路を右へ、日高本線の本桐(ほんきり)駅を左に見ながら、川の東方に「信田牧場」がある。2003年頃に大ブレークした有名馬「ハルウララ」の出身地である。 因みに、先に紹介した「シンザン」とは好対照の位置にいる馬である。 

    ハルウララは1996年2月牝馬として生まれた、
    その後、遥か遠い南国の日本一小さい高知競馬場の厩舎へ入る、調教師は宗石 大氏。 1998・11月デビュー戦、結果は5/5着、以下5/6, 6/6, 5/7, 6/9・・、と負け続ける。 その後も走りに走って、2003・12・14には遂に100戦目を迎える、結果は9/10着であった。

    ハルウララは上記のように一度も勝ったことのない競走馬である。 
    高知競馬・宗石 大・厩舎(きゅうしゃ)に所属する7歳牝馬(ひんば)は、デビューして以来今年2004・2月のレースまで連敗を続けて2着は4度、3着も4度はあった。 5着までに入れば賞金がもらえるが、ただし、ハルウララが出走できるレースはレベルの低い下級戦で賞金も安く、これまで稼いだ賞金の合計は100万円そこそこにしかならない。
    2004・3・22中央競馬界の有名騎手「武 豊」が第106戦にして特別騎乗、結果は10/11でやはり惨敗に終わった。

    ところで同時期、富士テレビ系の朝の番組「とくダネ!」の小倉智昭氏のオープニングトークで高知競馬の「ハルウララ」のことを取り上げ、90連敗以上しているこの馬に親愛の情を込めて語っていたのである。 
    此れがきっかけに視聴者から問い合わせのメールや電話が鳴りだし、マスコミ等でも注目をされ始め、負けを重ねるごとに人気が急上昇し、100戦目が1回目の話題のピーク、106戦目が2回目のピークであったという。 
    負け続けることで人気を得た「ハルウララ」は、出走するレース毎に馬券の売り上げは伸びたという。単勝馬券を「御守り」として買う人も現れ、1着になることがないので単勝馬券は「当たらない」、だから「(車)に当たらない」というので「交通安全」のお守りになったともい・・?。 又、いつまでも走る姿にあやかった「リストラ除(よ)け」や、長期間、長距離走っても怪我や故障をしない丈夫さで「無病息災」の縁起を担ぐと。


    勝てなくても個性があればファンは集まる。 
    しかし、長い競馬の歴史の中にはハルウララを超える「大物」がいたともいう・・!。  

    いみじくも「武 豊」騎手が第106戦に特別騎乗後曰く、『ハルウララについてはあまりにも異常な騒がれ方で正直なところ辟易としています。競馬をよく知らない一般の方の話題になって、盛り上がることについては大いに歓迎なのですが、生涯で一度も勝ったことがない馬がGIレースを勝った馬達よりも注目を集める対象になるというのは、どうにも理解し難いものがあります、

    又、信田牧場関係者や地元の人は、『ハルウララ人気が盛り上がって高知競馬にとっては明るい話題ですが、この馬が三石産というのがどうも、 生産者のところへも取材が来ているが複雑な気持ちです。 活躍馬ということでの取材なら大喜びでしょうが、百戦もして勝てない馬の生産者といわれては立つ瀬がない。 生産者にはあまり関係のない話ですから、なるべく触れないでもらいたいきもちです・・、』と。

    それにしても馬主さんも「ハルウララ」とは、おおらかな名前を付けたものですよね・・!!。 
    日本競馬史上、最も弱い馬が、大ブレークして、最も有名な馬になってしまったのだから。

    育ての親の調教師・宗石氏は体の小さな彼女と初めて出会った時、「ゆっくり育ててやるか、みんな大切な命、春のゴールはきっと来る・・、」と、彼女を「ハルウララ」と陽春の希望をもって名付けたといい、以来、負けても負けても彼女は112回も走り続けている。 
    そして遂に高知競馬のハルウララは「ハルウララ」として、映画にもデビューする事になってしまった。 「一頭の競走馬の命の輝きと出会った時、そんな厳しい時代に生きる人たちが、一つに結ばれあって、この今の日本に奇跡のような現代童話が誕生したのではないでしょうか・・」 と映画化時の監督の感想。

    映画は2005年に公開された、監督: 森川時久、キャストは渡瀬恒彦・夏来千香子・前田吟・ガッツ石松・竹中直人、他



    馬をやらない小生が勝手に選んだ三石産の印象馬=アカネテンリュウ(菊花賞・・美浦厩舎、小生が最初で最後に買った馬)、オグリキャップ(有馬記念連勝・他)


    次回は日高・「静内」



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  • from: orimasaさん

    2010年03月29日 12時04分00秒

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    日本周遊紀行(75)日高地方 「様似・浦河」

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    日本周遊紀行(75)日高地方 「様似・浦河」


    国道336(浦河国道)は再び山地へ入ってきた。 
    山地といっても沿岸部を離れて山地に入ったのではない、海岸そのものが山地なのである。 正面に編み笠の様な端正な山がボンヤリと見えている、標識等で確認すると「アポイ岳」というらしい。



    国道より見渡せる様似八景の「親子岩」、父と母と子が寄り添うように並んでいる。


    様似町(さまにちょう)は日高山系の南部山塊にスッポリ収まったような地形の町で、山塊はむろん海岸にまで押し出し、それが断崖絶壁や奇岩怪岩となって大洋に落ち込んでいるのである。 
    これがまた美しい海岸美を形造っている。 この海岸を「日高耶麻渓」という。
    永い年月をかけて、冬島地域の奇岩穴岩から幌満川河口までの間(約6キロ)の海岸線を侵食した絶景が日高耶馬渓である。 
    海岸からほぼ垂直に駆け上がる崖の美しさが、大分県の耶馬渓に似ていることから、この名称が付けられている。 

    因みに本当の「耶馬渓」は、九州大分の中津・日田・宇佐の3市と玖珠町とに跨る広大な地域で、全68景ともいわれる絶景が展開する景観地である。 
    大分県の北部、福岡県との県境を北流する山国川の中、奥流に位置し、英彦山(ひこさん)系の小山群が連なり、山岳地帯は溶岩侵食により奇岩奇峰が起伏し、小さな開けた平野に集落が点在している。 

    耶馬溪エリアは本耶馬、深耶馬渓、裏耶馬、奥耶馬とに別れ、「山国川」沿いに奇岩、奇峰群が圧巻である。 又、そこに壮観な石橋や禅海和尚が手掘りで掘ったという「青の洞門」なども有名である。又、古刹・羅漢寺英彦山(ひこさん)など歴史の宝庫でもある。



    「アポイ岳」である・・、



    アポイ岳は、北海道の脊梁である日高山脈の南に位置して、脊梁から少し西に外れたところある。 
    日高山系は帯広の北西、国道38号線の狩勝峠を境に、北は十勝連山、南に連なっているのが「日高山系」である。 この山系にはアポイをはじめ、チロロ、ヒパイロ、エサオマントッタベツ、イドンナップ、カムイエクウチカウシ、コイカクシュサツナイ、ペテガリ、ソエマツ、ピリカヌプリ、トヨニなど、いかにもチョット難儀なアイヌ語の呼称による山名が多く、標高・1600から1900mの山峰が連なる。 
    日高山系の東側を十勝地方、西側を日高地方と称しているが、アポイ岳、その奥のピンネシリ岳は日高の主脈からはチョット外れて稜線を成し、その南端に位置して海岸に迫っている。 標高も810mと低いが、山稜は気象条件によって2000メートル級の山と同じ様相であるという。 

    特徴的なのがこの山様で、ここにしか生育しない固有種を含む多数の貴重な高山植物が確認されており、「アポイ岳高山植物群落」は1952年(昭和27年)に国指定の特別天然記念物に指定され、1981年(昭和56年)には日高山脈襟裳国定公園の特別保護地区に指定されている。 つまりこれはこの山そのものが特別天然記念物であり、特別保護地区であると言うことで、北海道でも極めて稀で、人気の高い山なのである。

    参考までに、高山植物群落が特別天然記念物に指定されているのは、当地北海道・アポイ岳、岩手県・早池峰山(はやちねさん)、長野県・白馬岳(しろうまだけ)と全国でも三カ所だけである。 

    余計だが長野県・白馬岳(しろうまだけ・2932m)は、我が別宅の在る白馬村(はくばむら)に連なる。 そして、本年(平成16年)8月、齢(よわい)65歳で4回目の登頂を行っている。
    この際、稜線で強烈な雷に遭遇し、あわや・・! という目にあっている、後日のニュースで今年は例年になく雷雨が多く発生し、特に山間部では激しく、ここ一週間で同じ稜線で落雷のよる数人の死亡事故が発生していると報じていた。 
    尚、特別天然記念物の高山植物群落は、かの有名な「大雪渓」の上部から稜線直下に特に多く展開している。 
    尚、近年の白馬岳の登山記録です。 

    <a href="http://www.geocities.jp/orimasa2001/hakuba-1.htm" title="『白馬岳記録』">『白馬岳記録』</a> 
    http://www.geocities.jp/orimasa2001/hakuba-1.htm  



    「アポイ岳」の山麓を通過した辺りから山容が次第に遠のき、丘陵地または平坦地になってきた。 まもなく浦河町にはいった。 
    所謂、日高地方とは浦河、三石、静内、新冠、門別の海岸沿いと平取、日高町の内陸部の総称である。 この太平洋に面した国道を「サラブレット・ロード」、又は「サラブレット銀座」と称している。 言わずと知れたこの日高地方は日本競争馬の一大産地であり、全国の8割以上がこの地方から生産されているという。

    牧場で見る「馬」は端正そのもの、つまり「カッコイイ・・!」とはこれら馬のことであろう。 脚は細く絞まって、背が高く、鼻筋とおって首が長く、胸部たっぷりで胴が長い、全体に筋肉質で、いかにも走る為に造られた芸術品である。  伝統、血統が造りあげた一級品の「サラブレット」とは「徹底的に品種改良された・・!」という語源になっているという。



    『サラブレットの生涯』

    ★誕生期  誕生・哺乳期で1〜2再起
    ★離乳期  母馬から離し、軽いトレーニング期に入る  2〜3歳期
    ★セリ調教期  良血統馬は数千万から億単位の馬もいるという、買手の厩舎にて本格トレーニングに入る 3歳期
    ★出走期   いよいよレースに出場、先ずは地方競馬から
    ★4歳期   レースの華「クラシックレース」が始まる
    ★競争期   厳しい競争の中、1着は勝ち、2着以降は負けといわれる、この時期に勝てない馬は淘汰されてゆく
    ★引退期   5歳期以降は引退期に入る、古馬といわれる、子孫を残す



    クラシックレース」とは4歳馬限定で、戦前より存在するG1競走のことを指す。

    語源は近代競馬の「母国」イギリス。 日本では牡馬・牝馬による皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞と牝馬限定の桜花賞・優駿牝馬(オークス)を指し、同時にこれらの競走は優秀なる種牡馬及び繁殖牝馬選定のレースでもある。 この5つに春秋の天皇賞及び有馬記念を「8大競走」と言うが、シンボリルドルフの「7冠馬」、シンザンの「5冠馬」、ミスターシービー、ナリタブライアンの「4冠馬」という言い方は正式ではなく、あくまで「俗称」であると。


    さて「浦河」である・・、

    日高幌別川を渡ってすぐ、国道235と国道236の交差点がある。 ここを右へ行くと間もなく「谷川牧場」がある。 「馬」をやらない小生でも知っている名馬「シンザン」の故郷である・・!

    御存知、五冠馬のシンザンは1961年にこの牧場で生まれている。 セリには300万円と、この馬にしては比較的安値で買われ京都の武田厩舎へ入った。 デビュー戦は3歳後半で見事に新馬戦を飾る。 4歳でG1レースの皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の三冠を果たした。

    この年は東京オリンピックが行はれた年でもあり、日本経済は大飛躍期で神武景気等と言われ競馬熱も最高潮に達していた時期でもある。 歳で秋の天皇賞、有馬記念を制し、日本初の五冠馬になった。 始めの頃は馬主(橋元)、調教師(武田)共その実力を見抜けずにいたし、調教時の動きも地味な方で勝ってもスレスレの勝利だった。 ただ調教師は後足の蹴りが異常に強いのに気が付き、蹄鉄を改良してから本来の強さが出現したといわれる。 

    全通算19戦15勝、他は2位とずば抜けた強さを発揮し名馬中の名馬、歴史に残る馬になった。 引退後も、シンザンは驚異的な生命力を発揮し35年3ヶ月目の1996年7月13日、生まれ故郷の谷川牧場で永眠した。 これは現在、日本サラブレッド最長寿記録となっている。人間なら百歳をゆうに超す年齢である。

    戦後初の三冠馬でしかも天皇賞、有馬記念、宝塚記念といった当時の大レースを全て制し、生涯成績も2着以下はなしという完璧な競走成績であり、又、繁殖の成績も優秀で多数の名馬を送り出している。 に、サラブレッド最高齢を記録など生命力も抜群だったシンザンはまさに「サラブレッドの中のサラブレッド」である。 今後「シンザン」を個々の能力において上回る馬は現れるに違いないが、これほどまでに完璧な能力を示すのは容易なことではないだろうといわれる。 獲得賞金は当時で6000万円。 

    現在、京都競馬場にシンザンの銅像と蹄鉄が展示されている他、毎年1月の同場での3歳馬の重賞レースに同馬の名前を冠した「(日刊スポーツ賞)シンザン記念」が開催されている。 また毎年8月には当地で「シンザンフェスティバル」が開かれている。



    馬をやらない小生が勝手に選んだ浦河町出身の印象馬=シンザン、タケホープ、ミスターシビー(以上ダービー)、ティエムオペラオー(皐月賞)、メジロマックイーン(菊花賞)など。


    次回は、 日高・「三石・静内



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    2010年03月28日 11時15分18秒

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    日本周遊紀行(74)襟裳 「襟裳岬」

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    日本周遊紀行(74)襟裳 「襟裳岬」



    「襟裳岬」



    「風の岬」に台風襲来・・!、

    十勝港を過ぎると、いきなり山間に入ってきた。 
    小雨模様だった様気がだんだん強雨になってきて風もでてきて、路岸に打ち寄せる波浪も激しくなってきている。

    広尾町から約30kmにもおよぶ国道は今までの平穏な様相から一変して、急峻な大地が連続して海に迫る壮絶な風景を呈している。 
    この海道・国道336は別称「黄金道路」と称している、この近辺から「黄金が産出する」という意味ではない。

    日高山脈が太平洋に落ち込む海岸道路の建設は大変な難工事であった。
    迫りくる断崖絶壁、落石、海からの高い波に耐えられるだけの盛り土、数々のトンネルや覆道と、実に道路に「黄金を敷詰めたよう」な膨大ながかかったそうである。このことから、ここを「黄金道路」と称しているという。 
    今も修復工事が所々で行われていて、その度に片側通行を余儀なくされ、 更には国道は連続降雨が80mmで通行止めになるらしい。


    厳しい海岸道路を過ぎるあたりが「庶野」(しょや)という集落へでた。
    国道はここから内陸へ向け、岬の反対側の海岸へ延びている。 
    小生の車は「襟裳岬」へ向かうため道道34を更に進む事になる。 

    日高山地の荒々しい山肌もこの辺りで途切れて、見通しの良い低丘陵地帯の砂防林が現れてきた。
    本来、地形的に地獄から天国へ来た様な気持ちに成れる筈であるが、ところが地獄は続いた。風雨が更に激しくなってきて暴風雨である・・!!、ラジオニュースが「台風情報」を報じていた。 
    昨日(29日)、台風21号は鹿児島県に上陸していて、鹿児島市では最大瞬間風速52.7m/sを記録したといい、その後台風は四国、紀伊半島から北陸、東北地方を横断し、本日(30日)午前10時には三陸地方にあるという。 
    ここ襟裳岬付近も台風の暴風雨圏の一端かも知れないのである。


    岬の手前の辺りを「百人浜」といい、浜辺には悲しい歴史があったという。

    襟裳岬は通常でも風が強く、別名「風の岬」とも言い海の難所で海難事故が多い。 嘗て、この沖で南部藩の御用船が転覆し、その船の乗組員がこの浜になんとか流れ着いた、しかし飢えと寒さで命を落としたという。
    その数が100人にもなったため「百人浜」と名付けられたという。


    気が付けば十勝港から険しい海岸道路を走行中、全くと言っていいほど対向車に会ってない、この岬付近も人の気配は全くなかった。それもそのはづ岬周辺は台風の影響をモロに受けて荒れ狂っているのである。しかし、雨量は未だ80mmには達していないらしく、車は風に揺れながらも何とか走れる。 
    恐怖の「黄金道路」と「百人浜」であったが、何とか「襟裳岬」へ着いた。

    正面に円形のモニュメントに襟裳岬・風の館とあったが、横殴りの風雨は車を左右に揺らすぐらいの勢いである、とても車外には出られたもんではない。 
    仕方なく車フロントより記念写真・・?を収める。 そして、残念ながら早々に退散である・・!!


    先にも記したが再びこの地を訪れている。 そしてその様子を次のように記していた。

    『 襟裳岬は穏やかな快晴に恵まれていた。岬に立って紺碧の水平線に地球の丸味・・??を感じながら、大きく深呼吸する、実に気持ちがいい、岬先端より点々と派生している小島に「ゼニガタアザラシ」の子育ての様子を確認しようとしたが、できずに残念。 土産店の食堂で「えりもラーメン」を食し、岬を後にした。 風光が目に眩しいくらいの「百人浜」を行く・・、』 とある。



    「襟裳の春は何もない春です・・、」と歌にも歌われているように、襟裳岬には風以外のものは一切ないように見える。 
    年間平均風速10メートルを超えるような場所には当然高木高樹は育たず、囲いをつけて育っている低木と草、岩、海の風景が襟裳岬周辺では見慣れた風景である。 
    このように一見殺風景なように見える岬であるが、実は海の恵みは多く豊かな海の幸を気前よく恵んでくれる大自然があるのです。

    襟裳岬(えりもみさき)は北海道の形を大きく特徴付ける自然地形の一つで、最北端「宗谷岬」に対極するのがこの「襟裳岬」である。 
    日高山脈の最南端で太平洋に突き当たって長年の強風と荒波に削られ、徐々に落ち込む鋭角を成す南端部がこの岬である。 
    岬の先にある岩礁群も日高山脈の一部であり、沖合い7kmまで岩礁群が連なる。 そして高さ60mに及ぶ断崖絶壁が岬を囲み、展望は群を抜いている。

    地名の由来はアイヌ語の「エンルム」(突き出た頭)から起こったといわれる。

    岬上の襟裳岬燈台は北海道でも数少ない有人の灯台であり、常時3人の灯台守が駐在して船の航行の安全を守ると共に、気象情報を記録しているという。
    1889年初点灯されている灯台は海抜73m、光達距離・22海里で、他にも霧笛や無線方向探知局などが備えられている。 これは沖合で暖流の黒潮(日本海流)と寒流である親潮(千島海流)とがぶつかり、濃霧が発生しやすい気象条件を有しているためである。 
    従って、この海域は多種にわたる暖流、寒流の魚たちが群らがり、世界有数の漁場ともなっている。 また、冷たい霧や強風が多い岬の周辺では、植物は丈が短く茎が太くなることで厳しい自然環境に適応している。

    ヤマツツジは襟裳岬の丘陵に背丈を低く、まるで盆栽のような姿であたり一面を赤色に染める。 エゾスカシユリ、エゾカンゾウが時期になると絨毯のように咲き乱れ、又、襟裳の愛くるしい名物は、岬の突端の岩場を中心に棲息している「ゼニガタアザラシ」で、現在300〜400頭が確認され、双眼鏡でも観察が可能だという。


    岬は「風の岬」と言われるほどの強風でも知られ、襟裳岬周辺は一年のうち風速10mを超える強い風がおよそ290日以上も吹くという場所で、その風の強い所に世界に類を見ない「」をテーマにした「風の館」がある。 
    館内には、日高山脈襟裳国定公園や襟裳岬灯台の解説パネルおはじめ、襟裳岬の展望と襟裳の「風」を実感できるテーマ館となっている。



    森進一が唄い、レコード大賞を受賞した「襟裳岬」で一躍有名となったが、実は「襟裳岬」の歌は二つある。
    もう一つは島倉千代子の曲で、小生が少年期頃の昭和30年代の歌で、当時、適当にヒットした曲でもあり、若かりし「お千代さん」の絶頂期の唄でもあった。この歌が「襟裳岬」元祖であることは余り知られてないようだ。

    森進一の「襟裳岬」に、「エリモは何もない春です・・、」と歌われていて、地元の人にとってある種の抵抗があり、苦情もあったとされているが、こと自然に関して言えば「全てが有る豊かな場所」なのである。



    『襟裳岬』 森進一(昭和48年)吉田拓郎・曲

    北の街ではもう 悲しみを暖炉で
    燃やしはじめてるらしい
    理由の分からないことで 
    悩んでいるうち
    老いぼれてしまうから
    黙り通した 歳月を
    ひろい集めて 暖めあおう
    襟裳の春は 何もない春です



    『襟裳岬』 島倉千代子(昭和36年)遠藤実・曲

    風はヒュルヒュル
    波はざんぶりこ
    誰か私を 呼んでるような
    襟裳岬の 風と波
    憎い憎いと 恨んだけれど
    今じゃ恋しい あの人よ


    視界350度と言われる岬の先端に立つことも無く、灯台(全国でも数少ない有人灯台)の様子を確かめる事も無く、無念の気持ちで襟裳岬を後にする。

    今は、「風はヒュルヒュル 波はざんぶりこ」等といった平穏な状態ではない、風はゴーゴー 波はドドドーン」である・・!。 
    はじめは海からの強烈な風だったが、今は陸側から猛烈に吹き付ける。車は左右に振られ、ハンドル持つ手も緊張がはしる。

    再び、国道336に合流し、「えりも」の街並辺りで暴風雨も少々収まりかけて来たようで胸を撫で下ろした。

    次回は、名馬の産地「日高地方



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  • from: orimasaさん

    2010年03月27日 10時27分17秒

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    日本周遊紀行(73)大樹 「大気町・・?」

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    日本周遊紀行(73)大樹 「大気町・・?」


    大樹町は大気の町であった・・!、

    その大樹町の中心部を東西に貫流しながら太平洋に注ぐ延長60数キロの「歴舟川」の清流が流れる。 
    清流日本一」といわれるこの川は水質測定では1987年から3年連続と91、93、2000年に「日本一きれいな川」と環境省がお墨付きを与えた。 
    国土交通省より「水の郷百選」にも選ばれ、ニジマスやヤマベなど川魚が豊富であり又、「カムイコタン」をはじめとする中流域には「十勝八景」といわれる大自然の優景が見られるという。 
    又、この川は「宝の川」とも言われ、周辺では砂金を採取していた記録があり、明治中期ごろが砂金採取の黄金期を向えて一獲千金を目指した人が大挙して訪れたという。


    この歴舟川の河口の北方、浜大樹を挟んで巨大な公園が在る。 
    太平洋に面し「大樹町多目的航空公園」といい、全国的にも珍しい航空専門の公園である。 グライダーなどのスカイスポーツなどを楽しむ場としても利用してきたが、現在は主に航空宇宙の研究実験が優先的に行われているという。
    国が進める一大プロジェクトとしてJAXA(宇宙航空研究開発機構)やNICT(情報通信研究機構)といった国の研究機関が主唱する「成層圏プラットフォーム」と銘打って、通信放送や地球観測、災害監視などに関わる数々の実験・研究を実施しているという。 
    このプロジェクトは高度約20キロの成層圏に全長250メートルの飛行船十数機を浮かべ、「定点滞空飛行試験」と称して様々な実験を行っているのである。


    実験の主な目的は・・、

    1、 新しい通信・放送: :デジタル放送、携帯端末、超高速インターネット、移動通信などの先端技術。
    2、 地球観測: :海洋、大気などの現象観測。
    3、 気象情報のキャッチ、災害監視: :詳細気象観測、山火事、赤潮等の監視
    4、 高層における大型飛行船の研究: :特に、この飛行船は地上近辺で運航する現有の飛行船とは異なり、成層圏の高度において実験研究するもので高高度、気象環境ともに技術的に難しい問題が多くある。 それは成層圏は低温、地上より強い紫外線、風力、風速といった環境であり、それにに耐えうる軽量な材料、十分な浮力と滞空能力などを必要とすること。 又、長期間の飛行に必要な昼夜の推進の動力源である太陽エネルギーを使った太陽電池や燃料電池などの効率のよい電源の問題。 それに、長期の運行に必要な浮力ガスであるヘリウムの漏れを最小にすること、等々の研究であるという。。

    これらはいずれも世界で初の実験・研究といわれる。


    十勝の野は平坦地で日照率が高く一定方向に吹く風など、比較的気候条件には恵まれ安定しているといわれる。又、この公園は太平洋に隣接していて、元々そこに広大な「多目的公園」を保有していた。 これ等の理由で国策としての実験場に選定されたという。

    大樹町多目的航空公園では、その他にも航空に関する未来を見据えての「宇宙間の航空機」や「無人航空機」の実験研究やパイロットテスト等、各種航空に関する研究も同時に行っているという。 
    太平洋に面しているため船舶からも、「あの巨大な物体は何だ・・!!」と遥かに空飛ぶ飛行船に驚いた漁業者もいたとか。 

    大樹町は航空の町であり、大樹町は大気町でもあった。



    次回は「襟裳岬」



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    2010年03月26日 10時19分42秒

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    日本周遊紀行(72)大樹町 「マルセイバターサンド」

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    日本周遊紀行(72)大樹町 「マルセイバターサンド」


    大樹は晩成・・・?、

    ホロカヤントウ沼のすぐ近くに「晩成温泉」がある。 十勝地方には珍しい海岸沿いにある温泉であろう。 
    窓からは大平洋の大パノラマが広がっており、最近になって温泉に殺菌作用、高血圧に効果がある大量のヨードが含まれていることが判り、注目が高まっているといわれる。

    温泉の名称もさることながら、この辺りの地域を「晩成」と称している。 
    大樹町の晩成で、これを模じって「大樹晩成」(大器晩成)にしたのではないが、 十勝・大樹地方は静岡県伊豆出身の依田勉三率いる「晩成社」(一種の会社組織)一行が明治16年に入植したのが開拓の始まりといわれ、そのためこの辺りの地名を「晩成」としたという。


    一般に、北海道の開拓といえば官主導の屯田兵や旧幕府家臣によるものが主であるが、十勝、帯広一帯は一般民間人に拠るものが多く、晩成社はその一環でもある。 
    大樹町の「晩成温泉」はそれらに因んだ名前であり、現代に生きる人が祖先の人々に敬意を表して命名したのであろう、結構ことである。

    十勝開拓のパイオニアとして知られる依田勉三氏にまつわる「晩成社史跡」が大樹町の晩成の生花苗地区にある。 
    サイロ跡や石碑などと共に復原された「依田勉三住居」は1893年(明治26年)に建てられたもので、切り妻様式の簡素な住居は1915年(大正4年)まで勉三が住んでいたという。 
    茫漠とした辺りの風景とともに往時の労苦を忍ばせる。

    入植の3年後には大樹町に晩成社牧場を開いて酪農に取り組みながらバターなどの製造を開始、多くの苦難を乗り越えながら同牧場付近でさまざまな事業にも着手している。 
    勉三氏は大正14年、帯広の自宅で73歳の生涯を終えている。 勉三最後の言葉は「晩成社には何も残らん、しかし十勝の野には・・、」と言ったという。

    因みに、北海道でも人気の高い有名な帯広・六花亭の銘菓マルセイバターサンド」がある。 「六花亭」として社名変更した際に新登場したらしく、名前の由来は十勝開拓の祖・依田勉三が率いる晩成社が十勝で最初に作ったバター「マルセイバター」に因むものである。 包装紙は、勉三翁経営の晩成社牧場がバターを発売した当時に使ったラベルをソックリ模写したものであるという。 




    白地の用紙(包装用箱)に中央部が角ばった赤の図柄で、左より商品名の由来となる「」の丸囲み文字つまりマルセイとして、○成の左右にはの文字があり、中央に「MARUSEI BUTTER、MADE AT YODA BOKUJO、TOKATI HOKKAIDO JAPAN」とし、右に「マルセイバタ、依田牧場製、北海道 十勝」としてある。 
    当時はバターをバタと呼んでおり、包装紙にも「バタ」の表記が残る。
    いずれも明治期に作られたクラシカルな絵柄の感じが良い。

    六花」(ろっか)とは、結晶が六角形であるところから雪の異称を指している。 六花亭には実際に「晩成」という名のお菓子もある。

    因みに「マルセイバターサンド」は、20世紀を代表する日本の土産品でお菓子部門のアンケートでは、全国Best10の第7位にランクされているという。 小生たちが北海道を訪れた際は北海道でも名の知れた「白い恋人」が有るが、我々は「マルセイバターサンド」を好んでお土産にしている。

    尚、大樹町は息子の嫁(実家は旭川市)の母の実家で、本年(平成17年)のゴールデンウイークに訪れている、詳しくは下記H・Pへ、 
    「北海道旅行2005年」
    http://outdoor.geocities.jp/orimasa2007/hokkaidou2005.htm 


    ところで、この晩成温泉などの位置関係は地域的には「大樹町」に属しているが、ほぼ隣接して忠類村がある。 
    大樹町は大きな町で、西側を日高の山地を境に太平洋、更には小さな忠類村を抱くように北側の地域にまで広がっている。
    現在進行中である近隣町村の合併については、隣町の豊頃町や浦幌町が合併協議を進めていたらしいが、いろいろな事由によって賛成が得られず、協議会は破談になっている。
    又、虫類村は北部に隣接する幕別町と合併の話が現在進行中であるとか。 (追記、2006年・平成18年 2月6日、忠類村を編入合併している)

    虫類村は太平洋の沿岸至近にありながら、地域は内陸へ向かっていて海岸に接してはいない、隣接する大樹町が忠類村を抱くように海岸線を寡占しているのである。 
    私的考だが地理的には忠類村は大樹町と合併すべきである、と思うのだが 、やはり何か 思惑があるのだろうか。 
    忠類村は道内でも最も小地域の村ではあるまいか・・?、その忠類村は1969年に日本で初めてナウマン象の化石が発掘されたことで有名になり、ナウマン象が村のシンボルにもなっているという。

    次回も、大樹町は大気町・・?



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    2010年03月25日 09時14分53秒

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    日本周遊紀行(71)十勝 「幻の魚・イトウ」

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    日本周遊紀行(71)十勝 「幻の魚・イトウ」

    十勝川を過ぎると、サッパリした森林帯の中を、ややアップダウンを繰り返しながら進む。
    ここから眺める事は出来ないが海岸線に沿って長節湖、湧洞沼、生花苗沼、ホロカヤントウ沼という湖沼愚群が点々と並び、周辺は大小の湿原が取り巻いている。 いかにも北海道らしい原風景であることに変わりなく、優美な風景を演出していることだろう。 


    中でも最大の湖沼は湧洞沼であり、この沼には「巨大イトウ」にまつわる伝説があるという。
    『 沼とつながる湧洞川上流にアイヌ民族の村があった頃の話で、その年は大渇水に悩まされ人々は沼まで水をくみに行かねばならなかった。 近づくと、渇水期で水が少ないはずなのに、沼は満水状態で溢れ出るようであった。 見ると沼と川との水口に大きなイトウが横たわり、水の流れを塞いでいたのである。 そして周りには無数の小魚が群がっていたという。 「かねがね湧洞沼の主はイトウと聞いていたが、この干ばつで子孫の絶えるのを恐れて、自ら死をもって子孫のために堤となって犠牲になったのだろう」・・、』という話である。


    現在、「イトウ」の生息地は、道内でも限られた河川流域でしか確認できないといい、激減、絶滅の危惧種の一種だという。 
    イトウは体長が2mを越す国内最大級の淡水魚、サケ科の大型魚で「幻の魚」と言われている。 かっては青森や岩手などにも生息していたが、今は北海道、サハリンなどロシア極東の一部にしか存在しないという。 
    成魚の体長は150cmを超え、一生の間に川の上流から下流を行き来し、稀に海にも出ることもある。 20年以上も生きた例も報告され、強い歯を持つ肉食魚で、マニアックな釣り人にも人気だが、近年は滅多に釣れないため「幻の魚」と言われる所以である。



    「イトウ」といえば、克ってテレビのドキュメンタリー番組で「開高 健の海外釣紀行」(仮題)で、アラスカかどっかで巨大なイトウを釣り上げたのを記憶している。 
    開高 健(かいこう たけし)といえば、ベトナムで従軍記者として九死に一生を得た事でも有名であるが、むろん自然派の作家である。 
    後半生は熱心な釣師としても知られ、日本はもちろん世界中に釣行し、様々な魚を釣り上げ、「オーパ」、「フィッシュ・オン」など釣りをテーマにした作品も多い。 現在では浸透している「キャッチアンドリリース」(釣った魚を河に戻す)という思想を広めたのも彼だと言われている。

    その釣り紀行のエッセイ・ノンフィクションの内容は卓越したもので、その中で北海道の根釧原野で幻の魚イトウを初めて釣ったときのことを彼は記している。 
    カッと巨口をひらいたまま息をひきとりつつ、肌の色がみるみる変わっていく二尺五寸(75センチ)のイトウに、いいようのない恍惚と哀惜、そしてくっきりそれとわかる畏敬の念をおぼえる。これこそがこの大湿原の核心であり、本質である。蒼古の戦士は眼をまじまじ瞠ったまま静かに死んでいき、顔貌を変えた』と。

    又、釣り専門誌「オーパ!」の中での釣りを描写する語彙は、たちまち釣り師・釣り好きな少年たちの間に広まって、釣り雑誌には開高健の言葉が氾濫するようになったという。 
    ふいに強い手でグイと竿さきがひきこまれたかと思うと、次の瞬間、水が炸裂した。一匹の果敢な魚が跳ねた。右に跳ねては潜り、消えては走り、落下しては跳躍した・・、』 

    かくして釣り雑誌では、いまだに「水が炸裂し」、魚が「走り」、「跳びまくっている」、などと独特の表現で書いているという。



    北海道の川の生態系の頂点に君臨する王者イトウは、陸の「ヒグマ」、空の「シマフクロウ」とならぶ自然保護の象徴的生物でもある。時に、研究者によるイトウの生息調査が行なわれているが、実際のところ産卵可能な親魚が道内に何匹生息しているかはよく分かっていないという。 そして川魚を好む釣り人には「いつかは釣ってみたい魚」として人気が高く、一年中イトウだけを追いかけるというイトウ専門釣り師も存在する。

    釣魚としての「イトウ」の魅力は、第一にその並外れた大きさであろう。 
    現在でも北海道には150cm以上のの巨大魚がいると真密かにいわれているという。 第二の魅力は「幻の魚」と呼ばれる希少価値であろう。 そう簡単に釣れないから釣り人は知識と経験と情報を総動員して、途方もないエネルギーと時間を費やしてこの名魚を追うのである。


    次回は、大樹町 


     
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    2010年03月24日 10時44分43秒

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    日本周遊紀行(70)十勝地方 「十勝川と十勝太」

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    日本周遊紀行(70)十勝地方 「十勝川と十勝太」


    音別町の直別駅を過ぎると国道38は一旦、山岳地にはいる。
    山地を離れると浦幌町の町並みへ来て、ここ吉野地区で国道及び根室本線は内陸の帯広方面へ向っているが、小生は国道336の沿岸部を走ることになる。 
    この辺りから再びで大きく開けてきて湿原地もあり、大小の河川を渡ると周辺は北海道を代表する「十勝川」の沖積平野である。 その雄大な十勝川本流を渡る。

    一級水系・十勝川は十勝地方を流れる十勝川水系の本流で、帯広をはじめ十勝平野に肥沃な沖積土をもたらし、日本を代表とする畑作・酪農地帯として北海道らしい勇大な農村風景を形成している。
    河川延長156km、支川204河川、水系延長、流域面積とも我が国屈指の大河で、その源を北海道の屋根・大雪山連峰十勝岳に発しサホロ川、芽室川、美生川、然別川等を合わせて十勝地方の中心都市・帯広に達する。 
    このあたりより水量も増大し音更川、札内川、士幌川、途別川、猿別川さらに利別川等と合流しながら原野を悠々と直進して中川郡豊頃町大津において太平洋に注いでいる。 
    流域面積は全国6位(北海道2位)である。


    十勝地方、所謂、十勝川流域の本格的な開拓は明治16年、静岡県伊豆・松崎出身の「依田勉三」が同志等とともに北海道開墾のための「晩成社」なるものを組織したことに始まるという。(詳細後述、伊豆松崎にても・・、)
    その後、多くの開墾者が入地し、物資を輸送するために十勝川河口の大津を起点として茂岩、利別、幕別、猿別、帯広、芽室へと十勝川を行き来する川船も多くなり、これらの市街地は「川港市街」として栄えた。
    帯広をはじめ、十勝地方の繁栄は十勝川無くしては考えられず、即ち「母なる川」なのである。



    ところで、地図を丹念に見ると十勝太付近の河川名は「浦幌十勝川」とある。 開拓、改良、開墾される以前の原始の時代においては、こちらが十勝川の本流であったらしい。 十勝川という名称は、こちら十勝太の集落の地名を取って命名したともいう。 

    国道336号線は、日高地方の浦河町からかの襟裳岬を経てこの地に至っている。(実際は38号線と重複して釧路まで到っているらしい)。 
    しかし、計画は十勝川河口流域を直進し、「十勝太」(とかちぶと)という集落を経て音別、釧路方面へ向かう予定だったらしい。 

    何故、沿岸・直進の国道は消滅したか・・?、
    実は国道は消滅しているが、一般道のダートコースが昆布刈石まで、更に厚内から直別で国道38に繋がっている。
    消えてなくなった国道の浦幌町十勝太の集落周辺は、牛などを放牧している酪農丘陵地が広がる。 そしてこの丘陵地一帯は縄文時代早期(約1万年年前)から擦文時代(約1000年前)までの住居跡や墓、アイヌのチャシ(城柵)跡などが広範囲にわたり残っているという。 

    これは国道建設に伴う発掘で発見されたもので、擦文時代の住居跡の周辺には無数の食生活の痕跡である骨の破片などが多数埋まり、それも現在のに比べると大型のものが殆どでありクジラなどはゆうに10メートルを超えるという。 
    つまり海や大河の流域近くは、様々な魚などが豊富に取れたことを物語っている。

    何千年もの間、十勝太一帯は太古の昔から住みやすい「住宅街」だったのであり、そこには食料がフンダンにあり、しかも食料は海から川からと、向こうからやって来るのである。 
    十勝太河岸段丘の高所には、それらの遺跡群を眺めるために展望台も設(しつら)えて在り、凡そ10万6000平方mにも及ぶ遺跡群は「北海道遺産」にも指定され、出土品は浦幌町立博物館に所蔵されているという。
    国道が途中から立ち消えになって吉野方面に迂回したのは、これらの遺跡群に理由があったのかも知れない。


    序(ついで)ながら同地区において、もう一つの交通路が変更させられたことについて・・、

    目の前に太平洋が広がる浦幌町十勝太地区は、現在50世帯、120人が住むという小さな集落である。 
    この地区に明治時代、開拓が本格化するころに「大都市」を建設する計画があったという。
    そして十勝太には国鉄の鉄路、河口では海運船の運航、高台には灯台、そして公園の設置、更には遊郭までもが予定されていたという。



    (当地、毎日新聞資料)

    明治中後期、道庁において「十勝川河口都市」構想が策定され、国が公布した「北海道鉄道敷設法」(29年)に基づき、旭川から帯広を通って十勝太まで、更に釧路から延びてきた鉄路が十勝太を基点にしてつながるという壮大な計画だったらしい。 
    しかし、実際の鉄路は釧路方面から内陸部の現在の浦幌町市街地を通って豊頃へ向かうことになり、十勝太への計画は立消えになった。
    その原因の一つ、地元の人たちの噂によると内陸部の浦幌駅一帯は、或る有力国会議員が経営する農場敷地であり、計画変更はその農場内に駅を造るという当代議士による圧力的要求が有ったためとも言われる。

    十勝太の都市造りの構想は今考察しても順当なもので、当地は大洋と大河に面し、後背の肥沃な十勝の大平野を要している。 もし鉄路、道路も計画通り順調に敷設されていれば、釧路を凌ぐ大都市も夢ではなかったのかもといわれる。 
    都市化を夢みて周辺から早々と移り住んだ人々もいたようであるが、あっという間に幻と化してしまったのである。 合わせて、縄文時代の賑わいの再来も露と消えた。 
    一個の権力者による私利私欲が、地域を台無しにしてしまった端的な一例でもあろう。 
    因みに、太(ブト)とはアイヌ語のプトから来ていて、口のことであり、アイヌの人も河口のことを口と捉えていたようである。


    次回も「十勝地方」


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  • from: orimasaさん

    2010年03月23日 10時47分27秒

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    日本周遊紀行(69)音別、尺別 「地名とアイヌ語」

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    日本周遊紀行(69)音別、尺別 「地名とアイヌ語」


    道内に多い、「別」という字はアイヌ語で「川」を現していた・・!、

    人口約3000人、豊かな森林をもつ海沿いの町である音別は尺別、直別という地名も続き、音別をはじめJR根室本線の駅名にもなっている。

    ところで、北海道内の地名で尾尻に「」の字が付く呼名が多いのに驚く、小生の知っている市町地域でも江別、芦別、当別、登別、士別、陸別、紋別、湧別、頓別などなどと、他にも無数に存在するであろう。 何故だろう・・?、何か、いわく因縁があるのだろうか・・?、

    ハイ有りました、判明しました。
    」というのはアイヌ語で「」を現しているらしい。
    別・ベツ」の他に「内・ナイ」も川を指すものと言われ、「ベツ」は比較的大きな川(大河)を指し、「ナイ」は小さな川(小川、沢)を指していると言われている。

    序にアイヌ語の基本単語を幾つか挙げてみよう、「ベツ」の対語で「ヌプリ」:山、「アイヌ」:人・人間、「カムイ」:神様、「コタン」:集落・部落、「トマム」:湿地、「ピラ」:崖、「ト」:沼、湖、「トマリ」:港・湾、「ピンネ」:男・雄、「マッネ」:女・雌、「モシリ」:国・国土、「ワッカ」:水、「ポロ」:大きい、「ポン」:小さい、アシリ(新しい)、クンネ(黒い)・・、などなど。 
    あの愛らしいラッコもトナカイもアイヌ語らしい。


    北海道を旅するとなかなか読めない地名や何んと読むのか判らない地名が多々有る。 北海道の市町村名のうち凡そ8割がアイヌ語に由来すると言われる。

    アイヌの人たちは、生活する上で欠かせない産物を得る場所、狩猟や交易のために移動する通路、そのときの目印となる地形など、自らの生活に深く関わる土地に地名をつけた。
    特に川や沢には、河口から水源までびっしりと地名がつけられている。これは、アイヌの人たちの多くが川筋に住んで、主に自然の中から食料や薬、衣服や道具などの資材を手に入れてきたからだとされる。
    こうした地名が、現在、「○○別」、「××内」、「△△平」のような形で各地に残っており、アイヌ語を起源とする地名は当時の地形の特徴や産物、アイヌの人たちの暮らしなどを伝える貴重な文化遺産である。

    現在、表記されている文字の内、アイヌ語の発音を聞き、当て字をしたのが「音訳」、アイヌ語の意味から付けたのが「訓訳」、それに音訳と訓訳の混ざり合ったのを「半訓訳」といって三種類の地名に分類されると言われている。

    因みに、東北の仙台から秋田・山形県境付近にかけての線から北方にも、近世まではアイヌの文化圏、生活圏であり、北東北の蝦夷はアイヌ語を常用しアイヌ語の地名や足跡が多く残されているという。 
    例えば、秋田・能代に河口をもつ「阿仁川」筋ではどの沢をとっても内・ナイ地名で埋まっているという。 米内沢(イオナイ)、笑内(ウタシナイ)、浦志内(ウラシナイ)などなど多々。



    尺別、直別など各地各駅周辺共小さな集落が点々として見られるが、うらぶれた寂れた感じは否めない。 中には、やはりと言おうか空家、廃屋も目立っている。 
    白糠炭田が隆興の頃は、この辺りも賑やかな街であったろうけど、時代の流れには、人々も同様に流され逆らえないものなのだろう・・!!。 

    この音別町の西端の駅が直別駅である。 
    国道38号線がすぐ駅前を走っているが、やはりというか駅付近には数軒の人家があるだけで、ログハウス風の小さな駅舎が建っていた。 当然というのは失礼ながら「無人駅」であった。 


    次回は「十勝地方」



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    2010年03月19日 10時59分53秒

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    日本周遊紀行(68)白糠 「恋問海岸」

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    白糠の恋問海岸



    日本周遊紀行(68)白糠 「恋問海岸」


    白糠(しらぬか)を「しらぬか」・・、

    道内へ来て数日以来、初めて雨にみまわれた。 ここは白糠町の「道の駅・しらぬか恋間」である。
    夜来より強めの雨が車をたたく、その為、時々意識が戻される。 ボンヤリ頭のまま、5時には目が覚めてしまった。 
    車内で点てた熱めのコーヒーを流し込みながら、昨夜調達したサンドイッチを頬ばる。 

    正面に、雨に打たれる恋問海岸という標識が立ち、その向こうの海はが霞んでいた。 ”恋問”(こいとい)とは何ともロマンチックな名前である。
    駅内に、物産センター「恋問館(こいといかん)」があった。 
    早朝で今は未だ閉館中であるが、なんでも、土地柄に合わせたのだろう、恋愛成就や恋結び(縁結び)にちなんだ商品なども置いてあるとか。
    面白いのは“形状記憶昆布”というのがあって、初めは乾燥した普通の昆布だが、湯水にさらすと”祝”や”寿”の文字になって表れるという。 祝儀の返礼にいいかもしれない。

    ここ恋問海岸を一望できる広場はあまりのロケーションの美しさから、若いカップルの観光スポットと合わせてデートスポットにもなっていて、界隈ではベスト3にランキングされる人気があるという。
    波の音と漁火を見つめながら、想いを語り合うお二人さん、はたして貴女の「恋の問」は解決しそうですか・・・?

    トイレへ立って見て驚いた、ユッタリと広く清潔なのである。
    おまけに、未だ凍えるような寒さではないのに、トイレの手洗いの水が温かいのである。 
    このあたり旅人の心をつかんだ気配りで有難く、これも北海道ならではの事なのだろう。
    ただ、この道の駅には、「ごみ箱」が置いてなかった。 ごみはお持ち帰りくださいと書いてある。 
    自然に配慮した山奥の観光地ならいざ知らず、国道沿いの道の駅で、これは不可思議なことである。
    缶飲料の自動販売機は何台も並んでいて、その空き缶を回収する箱も無いというのは、売る側の配慮はどうしたことか・・?。 缶飲料を1個売れば、確実に空き缶が1個発生するはずであるが。 
    環境がどうとか、美観がどうとかであれば、それなりの配慮をして備えればよいことである。
    道の駅の条件には、無料駐車場とか24時間使えるトイレとかあったと思うけど、ごみ箱設置はうたっていないとでも言うのであろうか、不可思議なことである。 

    社会的責任と自己責任をはき違いてはしませんか。 
    空き缶が発生するのがいやなら、缶飲料を売らないことである。 利用者はこのことで特に困る事は無い。
    ロマンチックな駅の名前に、やや水を指された感じである。 尤も、飲物の事であり、今は雨模様で、いずれも水物であったが・・!。

    道中、「白糠を、しらぬか・・!」という結構にダ洒落た文言を見て苦笑した。


    次回は白糠 「石炭産業発祥地」



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