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  • from: 21世紀さん

    2009年04月30日 07時13分42秒

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    【話の肖像画】外交の戦略と志(下)前外務事務次官・谷内正太郎

    2009.4.30 03:24

    このニュースのトピックス:話の肖像画
     ■国際公益も追及すべきだ

     --外交官になった当時は外務省に違和感を覚えたとのことですが

     谷内 外交官の多くは海外経験が豊富で、日本国内の人からすると、振る舞いや服装などいろんな面で違和感を持たれることがあります。私も田舎の出身で英語が下手だったこともあり、なかなかそうした違和感は解消されませんでした。ただ、外務省も昔とは雰囲気が変わって、違和感はかなり解消されてきたと思います。

     --若き日に沖縄返還交渉で佐藤栄作首相の密使を務めた若泉敬氏(故人)と出会ったことは、どのような影響を与えましたか

     谷内 若泉さんは本当の意味で至誠の人で、私はその重要さを学びました。愚直なまでの誠実さが、人から信頼されることにつながると思った。とても私がまねできる方ではないが、つねに学ぶべき心の師として仰いでいます。平成8年7月に亡くなられたが、その2カ月前に伊勢神宮に案内していただき、私の帰り際、「日本のことを、頼む」と手を合わせて言われた。私にとって大変重い言葉でした。

     --次官当時、「凜(りん)とした志の高い外交」をキャッチフレーズにしました

     谷内 私利私欲ではなく、世のため、人のために真摯(しんし)に取り組んでいる人が志の高い人といわれる。外交でいえば国益、それも狭い意味ではなく国際公益も同時に追求する外交を進めてほしい。現在と未来の外交官には、目先のことにとらわれず、大きな視野をもって外交に取り組んでもらいたいと思います。

     --次官就任時のあいさつでは「責任はすべて私がとる」と明言しました

     谷内 何となく外務省には、事なかれ主義というか、人を怒らせず、寝た子を起こさずという空気がありました。しかし、「国益にとっていいと思ったことは多少の障害があっても突破してやっていくという気概が省内に生まれれば」という思いでした。トップのあるべき姿は大きな方向性を示すことと、責任をとることだと思います。

     --政治に期待することは

     谷内 政治的基盤が安定していないと、強力な外交は展開できません。いくら外交で立派な政策を打ち出しても、政治的に不安定だと、外国は日本はちゃんと実行できるのかと足元をみる。今後仮に政権交代があるとしても、外交や安全保障では継続性、一貫性が保たれるように期待したいですね。(高橋昌之)

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