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マレーシア&ボルネオを楽しもう!

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  • from: モトパシアさん

    2012年05月16日 13時18分38秒

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    マレーシア人の暮らしは多彩


    写真はKLの中心地の一つブキッツ・ビンタンです。

    日本から見ればマレーシアはイスラム教の国でマレー人が住んでいる国と思われているのが一般です。確かに憲法でイスラム教を国の宗教に定めていますが、それも国民の半数に過ぎません。
    マレーシアには沢山の民族が住んでいるのです。KL(クアラ・ルンプール)の街を歩いて見れば、マレーシアが多民族社会であるとすぐわかります。ローマ字、アラビア文字、漢字、タミル文字の看板が並び、様々な民族衣装を身につけた人々が暮しています。

    人口の5割強を占めるマレー人はイスラム教徒でマレー語を話します。先住民としての意識を持ち、多くの分野でマレーシアの主流を占めていてイスラム教徒であることに誇りを持っています。
    多くのマレー男性は、金曜日にモスクに集まって行なう礼拝を欠かしません。したがって豚肉はもちろんイスラム教の定めたやり方に従わない調理方法の食事もタブーです。

    華人とインド人は、イギリス植民地時代に主にスズ鉱山やゴム農園の労働者として渡ってきた人々の子孫です。華人は人口の約4分の1を占め、多くが仏教徒です。祖先の出身地によって福建、広東、客家、潮州、海南などに分れ、家庭では主に福建語や広東語などを話します。人口の1割弱のインド人は、ほとんどが南インド出身のタミル人でヒンドゥ教徒ですが、中にはイスラム教徒、シク教徒、キリスト教徒もいます。
    ですから、それぞれの民族語、国語のマレー語、そして植民地時代の公用語で国際社会の共通語でもある英語と、多くのマレーシア人にとって3つも4つも言葉を話せるのが当たり前のことなのです。
    華人やインド人は祖先の出身地の文化や伝統をマレーシアに持ち込みました。その一部は地元風にアレンジされ、例えば食べ物では各種料理が様々な屋台料理となって道端の屋台に並べられています。また伝統あるお祭りも祖先の出身地では失われつつあるものを、今尚オリジナルに近い形で維持しています。多くの出身地とつながりある人々が集まっているのでマレーシアの暮らしは多彩で色鮮やかです。

    そんな出身地を持つ彼らですが、マレーシアで生まれ育ち、その生活環境になじんだ彼らにとってことさらマレーシアという国に愛着を持っています。祖先の出身地とのつながりを持ち、上手く利用する事でマレーシアの文化にも経済にも豊かにすることを誇りとしています。

    マレーシアの華人ですが、華僑と呼ばれることを嫌います。「僑」は「仮住まい」を意味するためで、華僑でも中国人でもなく華人なのだといいます。マレーシア人なのです。
    まだまだボルネオにも他の民族がいます。それはまたの機会にお話させて下さい。

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