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  • from: モトパシアさん

    2012年02月13日 18時36分21秒

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    クラビット高原の珍しい植物 ⑤


    ボルネオの奥地・クラブット高原の植物で、是非ご紹介しなければならない素敵なものがあります。今から随分前、そう約20年前にはじめてこのクラビット高原のバリオに来た時に出会いました。一人でこの地に来た感動の旅でした。そのエッセイを後に私のHPに載せましたが、ここにその感動の一部を抜粋しました。「・・・6kmほど歩くと峠の上に来ていた。いつの間にやらの感覚だった。本当に峠の頂上とは思えぬ景観だった。
    ここから尾根伝いに原生林が続いている。長年の勘でここへ入って行くことに決めた。案外足元の土はしっかりしている。それに獣道があるのでそれに沿って奥へ奥へと進んで行くことにした。
    これを読まれている皆さんは心配しますよね!
    「蛇やヤマヒルは大丈夫だろうか?」等など。しかし心配御無用!それ相応の歩み方と進み方があります。(ここでは説明しないけど)それから30分ぐらい奥に入ったところで思わず「うわぁー、すごい!」と叫んでしまった。袋の大きさが大人の登山靴と同じぐらいのネペンティス・ビィーチ”バリオエンシス”(食虫植物ウツボカヅラの仲間)の大群生の中に入って来たのでした。
    夢にまで見た憧れの植物です。もう感激でいっぱいだ。」

    「それからまた1時間奥へ進んだ。何処からか濃いオシロイバナに近い香水の香りが漂ってきた。
    一生懸命に探すがわからない。双眼鏡でも探す、繰り返し探す。風の方向は?自分の立ってる位置は?立っているのが辺りより高いのか、低いのか?確認してみる!・・・風がまわっている!香りは、どうも上からのようだ。
    目の前の大木を見ると蘭の大きな根が樹表に引っ付いているのが見えた。それを目でたどっていくと約10mも先の木の幹にバンダ・デアレイ(蘭の仲間・バンダ属)の大きな白い花を付けているのを発見。この花は私の大好きな蘭の一つです。野生では10mも根を張るんだ。・・・と感心。
    直径8cmの白い花8輪が咲いていた。野生の状態で見るのは本当に感慨深くその場をしばらく離れる事ができなかった。」

    このように最初のバリオでの探索は感動の連続でした。ですが、通常は何度か訪れると感動も薄れるものです。しかし、このクラビット高原は段々と濃くなり、最初の感動が「朝日」の状態なら、段々とはっきりとした真昼を目指す太陽のように輝きを増す感動となってきます。

    今回は、是非とも「ネペンテス・ビーチ・バリオエンシス」(Nepenthes veitchii barioensis)を紹介します。それはもう美しい捕虫袋です。当時は今とは違ってそれなりの手続きで容易に日本に持ち帰る事ができました。挿し木でも増やせます。意外と栽培容易です。ですから今もこの品種を枯らす事無く沢山増やして管理栽培を楽しんでいます。
    標高約1200mのところに自生していました。また同じビーチでもローランドタイプは同じサラワク州やブルネイ王国の平地から200mの比較的暑いところに自生するタイプもいます。
    私は、地の利もあって、もうボルネオを159回も訪れています。ですが、まだまだ知らないところだらけです。しかも何度となく訪れたところもいつも違った顔になっています。退屈する暇や世俗に悩んでいる時間がもったいないですね。

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