「０７年０９月２３日Sunday」

郡山からの帰り道、それは起こった。
父ちゃんが酒を飲んだため、運転手は母ちゃんだ。走り出してからしばらくすると「ハンドルに違和感がある」父ちゃん「ホイールバランスが崩れたんだ、車屋持ってけ」しかし違和感の原因は、こんな単純な話ではなかった。
船引に入り、しばらく走る。カーブが多い上り坂に差し掛かる。すると車体前方から「どん！」そして車体が怪しげに揺れる、変な音もする。おかしいと思い、カーブを曲がりきったところで車体を停止。何かと思って見てみれば、助手席側前輪パンク…マジで？父ちゃんも母ちゃんも免許取ってから初めての出来事だ。これはすぐにでも処置をしないと、家に帰りつけない。状況が状況なので、車を移動させるのも困難、近辺に広い路肩などない。やむを得ずハザードをつけ、その場でタイヤ交換開始。見通しの悪い道、追突されないか心配だ。
酔っ払ってるとはいえ、技術があるのは父ちゃんだけなので…飲んだ量が少なくてよかった。荷台を空け、工具類を準備。予備タイヤは助手席側スライドドアの下。父ちゃん「これはどうやって外すんだ？」車の説明書はどこだ？あった！すぐさま調べる。父ちゃんに図を見せると、すぐにわかったらしく、あちこち開け始める。「サイド引いて！」ブレーキをしっかりと引き、ジャッキアップ開始。何しろ普段のタイヤ交換と状況が違うので、不安定で怖い。車体を持ち上げるだけ持ち上げタイヤを外し、予備のタイヤをセット、すぐにネジを締めジャッキダウン。下がりきったところでさらにネジを締め、タイヤ装着完了…これでなんとか帰れるぞ。
家族全員車に乗り込み、車体を走らす。ハンドルの違和感がなくなって、ようやく全員胸を撫で下ろす。父ちゃんは酔いが醒めたらしい(笑)。明日はタイヤディーラーだな。
家に帰ると、じいちゃんがそわそわしながら待っていた、無事替帰って来たぞい。