わりかし会社に行く時間と同じ時間帯に起きて、朝食である。朝っぱらから焼き魚と目玉焼きと漬物と具だくさんの味噌汁。実家にいるときは当たり前だった食事に、本当に感謝である。
そんでもって10時前に、家族総出で店に向かって、準備である。隣町の親戚もやってくる、頭数だけはそろった。だがしかし、外は暗いし、何より雨だし。こうなると客足が遠のくんだよな、やめてくれ。午前中から暇を持て余し、お菓子をつまんだりなんだりかんだり。しかし昼頃から、なんとなく忙しくなる。だがしかし満席になることもなく、そこそこなのである。お盆の間というのは、本当に忙しくないと困る。忙しいなら忙しいなりに疲れるんだけどさ、暇だとコストのほうがえらいことになる。まあだいたい、どれだけ売れたかはわかるのだが…こんなんでいいのか、今年の夏。
帰ってきて、千葉から帰省してきた親戚も混ざって、大騒ぎである。何があれかって、二十数年前のホームビデオをひっぱり出してきて、それの上映会である。みんな若すぎて、それだけで大うけである。こういうものが残っているだけで、本当に貴重なのよね。