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  • from: orimasaさん

    2008年07月26日 08時43分53秒

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    日本周遊紀行(129) 東京・江戸城物語(4)「振袖火事」


    最短寿命の「江戸城」
    さて、この江戸城郭の大天守であるが・・、完成からわずか19年後の明暦3年(1657)1月の、いわゆる「振袖火事」(明暦の大火)で焼失してしまう。 
    天守再建の声も多かったが、保科正之(徳川秀忠の庶子)が異議を唱え、四代将軍徳川家綱もこの意見を受け入れたため、天守はついに再建されなかったという。

    つまり、世界に誇る江戸城・大天守閣は、僅か19年という最短の寿命を記録してしまったのである。

    現在、NPO法人によって「江戸城天守閣再建活動」がなされているようであるが・・さて・・?。


    因みに、振袖火事とは、明暦の大火のことで、明暦3年1月18日(1657年3月2日)から2日間にかけて、当時の江戸の大半を焼失するに至った大火災である。 
    この火災による被害は、延焼面積・死者共に江戸時代最大で、江戸の三大火災の筆頭としても挙げられる。 
    外堀以内のほぼ全域、天守閣を含む江戸城や多数の大名屋敷、市街地の大半を焼失し、諸説まちまちではあるが、死者は3万から10万人と記録されている。

    江戸城天守はこれ以後、再建されなかったという。 
    火災としては東京大空襲、関東大震災などの戦禍・震災を除けば、日本史上最大のものであり、世界三大大火の一つに数えられることもあるとされる。

    明暦の大火を契機に江戸市中の都市改造が行われることになる。

    火災防備上、千住大橋のみしかなかった隅田川へ、両国橋や永代橋などを架橋し、市街地の造成が行われたとする。  

    又、延焼を遮断する防火線として造成した広小路は、現在でも上野広小路などの地名で残っており、当時の防災への取り組みの痕跡が残されている。
    幕府は耐火建築として土蔵造や瓦葺屋根を奨励したが、 「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるとおり、その後も江戸はしばしば大火に見舞われている。



    <font size="2" color="#0000FF">「振袖火事」とは・・、

    江戸市中、江戸城の火事の発生原因説の一つに「振袖火事」とされる要因がある。

    上野の商屋の娘「おきく」がお寺の小姓を見初めて、着ていた着物の色模様に似せた振袖をしつらえてもらった。 
    だが娘は、小姓を想い続けながら恋の病に臥せ、そのまま明暦元年、16歳で亡くなった。
    寺では法事が済むと、その振袖を古着屋へ売り払っい、次の娘の手に渡したが、それ娘も病気になり死亡した。
    更に、振袖は再び古着屋の手を経て次の娘のもとに渡ったが、同じように亡くなったという。

    不吉な振袖について三家は相談し、因縁厄災の振り袖を本妙寺で供養してもらうことにした。 
    ところが、和尚が読経しながら振袖を火の中に投げ込んだ瞬間、突如吹いた強風によって火の付いた振袖が舞い上がって本堂の屋根に落ちて燃えはじめ、それが燃え広がって江戸中が大火となったという。

    しかし、この言い伝えには続きがあって、本妙寺に隣接して風上にあった老中・阿部家が火元であるとも噂されたともいう。 
    老中の屋敷が火元とあっては、幕府の威信失墜にかかわり、江戸復興政策への支障をきたすため、幕府の要請により本妙寺が火元の汚名を引受けたとも言われるが・・、 このあたりが真相らしいというが・・?。


    次回は、江戸城物語・・Ⅴに続きます。

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