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  • from: orimasaさん

    2010年01月26日 10時28分33秒

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    日本周遊;温泉と観光(14) 「雄冬岬と神居岩温泉」

    .





    北海道最西端の「ダイヤモンド道路」と称される「雄冬岬」とパーキングエリア




    日本周遊;温泉と観光(14) 「雄冬岬と神居岩温泉」


    北海道の最西端の地・「雄冬岬」・・、


    札幌から日本海側の海岸沿いを留萌まで走る国道231号は、難関だった「雄冬岬」の部分が開通してから留萌方面へは相当近道になったらしい。

    石狩街道をまっすぐ北上し、その後20数kmは海岸沿いを走ることになり、厚田までは比較的平坦な海岸線であるが、その後は切り立った崖っぷちのような部分でトンネルもも多く、深い山の中を走る様である。この道路を別名「ダイヤモンド道路」とも呼ばれるという。

    平成の始め頃、「雄冬岬」(おふゆみさき)にトンネルが開通するまで、長い間「幻の国道」と呼ばれていた。 
    この切り立った断崖部分の道路建設は大変な難工事で、十勝の広尾から襟裳岬間の「黄金道路」より工事費がかかったので、ダイヤモンドという名前が付いたという。 

    この西端の岬を「雄冬岬」(おふゆみさき)というが、この地域一帯は厳しい断崖絶壁の中に位置しており、「北海道三大秘岬」の一つとされていた。 因みに後の二つは室蘭市の「地球岬」、根室市の「落石岬」である。 



    秘岬といわれるだけあり、岬からの眺望は日本海の雄大さと周辺の荒寂ぶりがかなり印象的である。
    岬の最寄の雄冬集落(所在地は増毛郡増毛町)は、往時は、札幌側からの往来が不可能で、増毛側からもかっては冬季通行不能であった。 

    ここへの交通は事実上一日一往復された増毛〜雄冬間の定期航路しか実質的な交通手段がなく、且つ、この定期航路も時化での休航が珍しくなかった。
    そのため雄冬集落は長い間「陸の孤島」と呼ばれ北海道を代表する秘境の一つであった。 


    国道231号線の浜益から雄冬の国道が開通し、全通の悲願が適ったのが1981年(昭和56年)11月10日のことで、これで「陸の孤島」から解放された。 
    しかし、直後の1ヶ月もしないうち国道上の雄冬岬トンネルで大規模な崩落事故が発生し、国道は通行不能となり、雄冬集落は再び「陸の孤島」へ逆戻りする悲劇に見舞われたのである。
    復旧工事が完了し雄冬岬トンネルの再度の開通したのは、2年半後であった。だが、「陸の孤島」から雄冬は解放されたとはいえ、冬季間の度々の通行止めは依然続いているという。



    現在、雄冬岬は展望台・岩石公園などが整備され、又、急峻な崖から海岸線に滑り落ちるように「銀鱗の滝・白銀の滝」が流れていて、北海道を代表する観光スポットに変わりつつあるようである。

    この辺りの陸地、というより山域は増毛山地と言われ、その主峰・暑寒別岳の最高峰を(標高1,491m)中心に南暑寒岳(1,296m)・郡別岳(1,376m)・浜益岳(1,258m)・雄冬山(1,198m)・天狗岳(973m)と千m級の山並みが連なり、日本海に傾(なだ)れている地域なのである。



    この山塊の北側を水源とする「暑寒別川」の急流が日本海に注いでいる。

    暑寒別川の秋、ここまで来ると、山域の薄暗い雰囲気から海水浴場もある開けた長閑な地域になり、増毛の町並みも望まれる。 
    その河口から150m程のところに暑寒別橋があり、下をのぞくと巨大な黒いものが蠢いている、良く観ると魚の姿が所狭しと群がって川上を目指しているのである、サケだ・・!、

    放流されたサケたちがはるかな旅を終えて、故郷の川をめざして帰ってきているのである。
    ここで「鮭の遡上」を間近に観なくてはと、堰まで行くとパシャパシャと水面をたたきなから、秋サケの群が上がってくる。 



    60〜80cm、いや、1mもあろうかと思える黒みががかった銀色の体が目の前で跳ねる迫力に、思わず後ずさりした。 
    堰を上るのに流れ来る水流に押し戻されては、また挑戦するサケの奮闘ぶりに思わず喝采し頑張れ・・!、と拍手を送られずにはいられない。 

    川面を埋め尽くし、背びれを立てて遡上し、時おり豪快なジャンプを見せる光景に暫し見惚れ感動する。
    その姿は自然界の神秘と生命の尊厳を教えてくれるのである。  

    サケは増毛にとって、かってのニシンにかわる貴重な資源だという。
    この川で生まれたサケは3年、4年後に帰ってきて、生命のドラマを演じていると。

    当河川は北海道でも有数らしく、ものすごい数の秋サケの遡上中はラジオでも報じていたようである。
    因みに増毛町の漁獲の統計を見ると、全漁獲のサケの割合は最盛期の半数ちかくになっているようだ。



    一時を楽しんだ後、増毛の町を横切って再び海岸に出ると、やがて留萌市に入った。

    「市」だけあってやはり大きいタウンである。 
    夕暮れが迫ってきたので、G・Sに寄りながら温泉地を尋ねる、市郊外に「神居岩温泉」というのがあるらしい。

    夕刻の時間帯で本来なら人々が活発に往来し、夕餉の支度に忙しい頃合いのはずだが・・??、何故か町並みは閑散としていた。 
    それが、何故か心に引っ掛かったのである。


    神居岩温泉」は、留萌市街地から留萌川を渡り運動公園の手前、チョイト山に入ったところに在った。一軒宿の鄙びた温泉ホテル兼日帰り温泉施設であり、神居岩は「カムイワ」と読むらしい。 

    早速ながら、浴室に入った瞬間すごい臭いがした。 
    漢方皇源薬湯風呂とやや長ったらしい名の浴槽で、ここから薬湯臭を発しているようだ。 一方、冷鉱泉の沸かし湯もあり大浴槽に使用しているらしい。 
    二種類の泉質があり、どちらかというと薬湯風呂がウリのようである。 
    温泉は濃密な泉質を期待したが、浴感はあまり感じられずサッパリしたもんであった。泉質は、単純硫黄冷鉱泉とナトリウム-塩化物泉で、昔アイヌの人々が病気や傷を癒したとも言われており、現在も、このお湯目当の湯治客が多いとか。

    同じ館内には広―い和室の無料休憩所が在ったことは嬉しかった。 
    食堂兼休憩室で、食事をしながら今日一日のまとめを行う。休憩室の大型スクリーンが大相撲を放映していて、小生もファンである大関「魁皇」が優勝したことを報じていた。 

    そう、今日は日曜日だったのである。



    次回は、 「サロベツ原野」



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