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  • from: orimasaさん

    2010年12月19日 09時50分12秒

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    日本周遊紀行(56)淡路 「日本標準時」

    .


     日本周遊紀行(56)淡路 「日本標準時」  ,




    ライトアップされた「明石海峡大橋」


    日本の時間は「明石」の時刻で決まる

    念願だった本州四国の連絡橋を渡った。 
    残念だったのは夜の渡橋であった。 だが、眩いばかりの光の中での「明石海峡大橋」であった。そして今朝は霞の中にボンヤリと見えている、特に、本州・明石側は霧の中に溶け込むように見えなくなっている。

    この橋には、通常三原色のイルミネーションランプが取り付けられているという。 
    平日では、春は緑、夏は青、秋は赤、冬は黄、そして休日は緑と青と、そして地元や国民的行事等、イベントに合わせた色でライトアップされるという。
    このカラフルな色彩照明は、国際的な照明デザイナーである石井幹子氏(いしいもとこ)が担当したという。

    2001年、皇太子ご夫妻に、宮様が生まれたのを記念して上部赤色、下部白色に、2002年、FIFAワールドカップ開催を記念して青色、(日本代表チーム勝利時には上部赤色、下部白色)、2003年、阪神タイガースのリーグ優勝を記念して縞模様、又、2005年のリーグ優勝では縞模様に加えて30分毎に上部赤色、下部白色のパターンなど、その時の催事に合わせて色模様を選んでいるという。 
    但し、阪神・淡路大震災の1月17日だけは鎮魂の願いを込め白一色となり、ライトアップは日没から24時までであったという。


    明石海峡大橋は本四架橋の三箇所のうち、淡路市(北淡町)と神戸市垂水区とを結ぶ明石海峡を縦断して架けられた吊り橋である。
    全長3911m、中央支間1991 mで世界最長の吊り橋であるが、現在計画が進行中のメッシーナ海峡連絡橋(イタリア)は中央支間3330m以上の吊り橋が予定されており、同橋が完成すれば世界一の座を降りることになるという。 
    明石海峡大橋の主塔の高さは海面上約300mであり、東京タワー(333m)や横浜ランドマークタワー(296m)に匹敵する。 
    1998年(平成10年)4月5日に、供用が開始された。 建設費は約5000億円。建設当初は全長3910m、中央支間1990mであったが、1995年1月17日の阪神・淡路大震災で1m伸びたことは、先に記した。

    この橋は四国と関西、更には本州の各大都市間を結ぶ交通としては、最も至近距離にあり、交通量も本四架橋の橋の中では最も多い。 
    本州・淡路又は本州・四国間が陸続きになった事で、様々な利点を生じたことは事実であろう。 徳島県・地場産の農水産物の生鮮品を京阪神方面へ即出荷できるようになったともいう。


    現在、時刻は午前7時直前で、所謂世間では通勤時間帯である。 
    内海は朝もやがかかって、やや見通しは悪いが、大橋の上り方面、つまり明石や神戸方面の通勤と思われるマイカーが数多く見受けられる。 これも架橋の効果の一つであろう。
    淡路島から四国へと、本州とは何かしら違った旅路になるはずで、気持ちも浮き浮きしているのが判る。 勿論、体調も十分である、時に「午前7時15分」である。


    明石・日本標準時
    ところで、明石といえば気が付いたことがある。現在時刻は『午前7時15分』である。 
    これは日本全国、普く(遍く・あまねく)沖縄諸島から北海道、伊豆諸島から南海の小笠原諸島まで共通した時間である。 
    では一体、日本国のこの時間は何処で、どの様にして決められるのであろうか・・??、
    実は小生が現在立っているこの位置、東経135度の位置・明石の日本標準時で決まられているのである。  

    海外旅行に行くと、その土地ごとに違った時刻を使っているのを体験するであろう、「時差」である。 
    地球は1日1回自転している、地球から見ると、太陽が24時間かけて地球を360度ひと周りしていることになり、1時間あたりにすると、地球上の経度15度分ずつ動いていることになる。地球上の時間は、地球の自転で決められているのである。そして地球上の時間は、ある基準点で決めねばならない。 

    イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線が経度を測るときの基準とされている。
    これを本初子午線といい、時刻の場合も本初子午線上の時刻を世界の標準時として使用するよう取り決められている。 
    そして各地の時間については、基本的に本初子午線から東西に15度離れるごとに、標準時に1時間の時差を加減して定めている。
    東に向かう場合は、経度15度ごとに1時間ずつ加えていき、西に向かう場合は15度ごとに1時間ずつ減らしている。 

    イギリスと日本では経度(東経)135度あり、9時間の時差が生ずる、つまり、ロンドンが午前0時の時、東京は午前9時に当たるのである。
    日本では1886(明治19)年に、世界時(標準時)に9時間加えた時刻となる東経135度子午線上の時刻を、自国の標準時として定めた。それは明治天皇勅令によって決められたといわれる。

    ◎ 英国グリニツチ天文台子午儀ノ中心ヲ経過スル子午線ヲ以テ経度ノ本初子午線トス
    ◎ 経度ハ本初子午線ヨリ起算シ東西各百八十度ニ至リ東経ヲ正トシ西経ヲ負トス
    ◎ 明治二十一年一月一日ヨリ東経百三十五度ノ子午線ノ時ヲ以テ本邦一般ノ標準時ト定ム

    日本の場合は、一国内で一つの標準時であるが、アメリカのように大きな国土を持つ国では時間差が大きい為、本土だけで東部・中部・中西部・西部の4つの標準時があり、加えてアラスカとハワイの合計6つの標準時を採用しているという。

    日本標準時(Japan Standard Time: 略称JST)は、日本時間あるいは中央標準時ともいい、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線で、子午線上にある明石市立天文科学館がその位置に当たる。 
    ここには標準時を刻む大きな時計が設置されていたが、1995年の阪神・淡路大震災で破損し停止してしまった為、現在の大時計は3代目で、服部セイコーからの寄贈であるという。


    神戸淡路鳴門自動車道というチョット長ったらしい名称の有料高速道路を、すぐ隣の淡路ICで下りて国道28号を行く。 
    朝日に輝く大阪湾を久しぶりに眺めながら、長閑(のどか)な海岸道を進む。 
    現在、東浦町を走っているはずであるが、2005年4月1日、淡路島の北端から中央部にかけて位置する淡路町、津名町、北淡町、一宮町、東浦町の5町が合併し「淡路市」が発足している。

    暫くすると広大なパーキングのある「道の駅・東浦ターミナルパーク」へ着いた。 今は時間も早く、閑散としている。 駅舎は大きな和風建築で白壁の瓦屋根は珍しく、未だ真新しい。 こちらは物産館、その他の施設であろう、ここもひっそりと人の気配は無い。この道の駅は大阪湾に面した温暖な気候で、阪神圏の行楽地として人気があるという。 
    夏の海水浴をはじめ、四季を通じて花の美しさを実感できるのがうりで、海水浴場、ガーデニングセンター、パターゴルフ場、文化ホール(図書館含む)、等もあり、浦海浜公園・浦県民サンビーチは、平成13年認定の「日本の水浴場88選」(環境省)にも選ばれているとか。


    東浦地区の東隣の北淡町地区は、阪神・淡路大震災のほぼ震源地にあたり、「野島断層」が露出しているのが見てとれるという。 ここに野島断層保存・北淡震災記念公園があり、学術的な価値をもつとして認められ国の天然記念物に指定されている。
    又、この断層は日本国内はもとより、外国からも大きく注目されているという。

    震災直後の平成7年1月31日、天皇・皇后両陛下が御来島の際に、この場所にヘリコプターで来られた。皇后陛下は、被災の状況に心を傷められ、被災者への励ましの意味を込められて詠んだ歌碑が在る。
       
    『 被災せし 淡路の島の ヘリポート 
          かのあたりにも よもぎ萌えゐむ
     』  皇后陛下

    次回、洲本 幕末の 「稲田騒動



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