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  • from: orimasaさん

    2011年09月15日 10時47分15秒

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    日本周遊紀行(171) 宇佐 「宇佐神宮の祭神」

    .




     日本周遊紀行(171) 宇佐 「宇佐神宮の祭神」   、




    写真:宇佐神宮拝殿(三社祈祷殿)、この奥に八幡造りの本殿が鎮座する




    宇佐神宮の主祭神である比売大神は、「女王・卑弥呼」であった・・?

    さて、祭神は左社殿(写真)から一の御殿は「応神天皇」(おうじんてんのう:八幡大神)を、中央に位置する二の御殿には「比売大神」(ひめのおおかみ:三女神)が、そして右手の三の御殿には「神功皇后」(じんぐうこうごう)をお祀りしている。 

    尚、神宮皇后と応神天皇は母子関係にある。


    ここで気が付くことは、最も大きく豪華なのが比売大神の社殿で、意外にも八幡神と同一視されている応神天皇ではない。
    やはり太古に降臨し、宇佐を開いた国造(くにのみやこ)の最初の神ということで主神なのであろう。 

    この神は三人一組の女神で、元々、比売大神は「宗像三女神」とも呼ばれ、アマテラスとスサノオの娘とされている。 
    因みに、彼女達は普通の生まれ方をしていない。 スサノオが持っていた剣を姉のアマテラスが三つに折り、そこから生まれたという。 このことから彼女たちはアマテラスの娘であるとも言われる。 

    神宮の資料館にある絵には、三人とも古代の剣を持っている。
    この宗像三姫の末姫・市杵嶋姫(イチキシマヒメ)が邪馬台国の女王・卑弥呼(ひみこ)と言う説もある。 つまり、宇佐神宮の主祭神・比売大神とは邪馬台国の女王・卑弥呼なのではと。


    宇佐神(八幡神)は応神天皇の神霊であると言われ、一の御殿に祀られているが、拝殿の配置を見ると中心に祀られているのは比売大神で、最も大切に祀られているのが判る。
    つまり、応神天皇と神功皇后は比売大神を守る形で左右を固めているように見える。

    そう考えると二神ともに八幡であり「武」に関係の深い神であることから、この配置は比売大神を守護しているのだとも考えられている。
    比売大神は、筑紫の国(現、宗像市)宗像大社の三女神の主神として祀られていることは周知で、海、航海の安全の神として信仰を集めている。


    ところで皇室は、奈良期以降の千数百年の間、ほぼ五年に一度勅使を宇佐に派遣しているという。 
    この間、近くの伊勢神宮には参拝せず、国家の大事や天皇の即位時には真っ先に宇佐神宮に勅使が必ず派遣されるという。 
    これを「宇佐使い」と呼び、現在も十年に一度、勅使参向(勅祭)が行われている。


    宇佐宮は、大陸・朝鮮半島には近い地域にあるが、王朝(大和)の在位する地からは比較的遠い。 にもかかわらず古代から最も多く「天皇の御使い」つまり勅使の奉幣・奉告などが定期的に行われた。 
    なかでも最も重要視されたのが、天皇の即位の奉告であり、これを「和気使い」とも言っている。

    因みに京の石清水八幡宮に祀られている神は、正殿では中央の神殿に主祭神である応神天皇が置かれ、左右の神殿には西に比売大神、東に神功皇后をお祀りしているという。 
    何故か宇佐宮とは違い、比売大神と八幡神の位置が入れ替わっているのである。 

    つまり、宇佐の比売大神は京都には行かなかった、というより必要がなかったのである。 
    石清水八幡宮は、あくまで京を鎮護するために宇佐の神を勧請されたもので、守護神である八幡宮が主神なのである。 
    孫神とされる「鎌倉八幡」やその他、全国の八幡社も概ね、主祭神を応神天皇としているのである。 

    尚、応神天皇は別名で誉田天皇・誉田別尊(ほむたわけのみこと)ともいわれ、各地の八幡社では誉田別尊を祭神としている場合も多い。

    つまるところ、宇佐宮は本来、比売大神が地主神であり、女王・卑弥呼の墓所ではないか・・??、と考察される所以なのである。 


    卑弥呼についての人物評として、国内においては歴史上特定されてなく諸説あるようだが、「魏志倭人伝」では日本の弥生時代後期において邪馬台国を治めた倭国の女王(倭王)であり、封号(国家が近隣の従属国の君主ないし周辺諸民族の首長に対して傘下に置くために授与した称号のこと、爵号ともいった)は「親魏倭王」と表記されている。
    邪馬台国つまり九州王朝の女王とする見方もある。
    このため崩御された後は九州の地主神とされ、宇佐神宮の主神となり、この地に墓稜として眠っているとされる。 

    更に、「邪馬台国の主要地は宇佐地方である」と言う説も有力で、高木彬光の小説「邪馬台国の秘密」は、宇佐神宮の亀山が前方後円墳であり、これが卑弥呼の墓であると書き、上宮の三之神殿の手前の白砂の中に、卑弥呼の棺が眠っていると熱っぽくと説いている。
    そのため、現在でも熱心な信奉者がいるという。 

    従って、比売大神は各地に遷座することなく、遷座する必要もなく、強いて言えば、皇室がさせなかったともいわれている。 
    比売大神をそれほど大切に祀るということは、皇室の先祖として遇してきた。 つまり、宇佐宮は皇室の始祖の墳墓の地ということになり、歴史上における皇室の大祖ということになるのである。


    後述するが「和気清麻呂」が、なぜ伊勢神宮でなく宇佐神宮へ来たのか・・?、 
    宇佐に天皇家の宗廟が置かれているのはなぜなのか・・?、 
    宇佐地方は天皇家にとって古代にどれほどの聖地であったのか・・?、 
    平城京から近いのは伊勢神宮のはずなのに、清麻呂が伊勢神宮には寄らず、まっすぐ九州に向かうのはどうしてなのか・・? 
    万世一系が途絶えるかもしれないお国の一大事に・・??。

    これ等の謎が幾分かは解けたようだが、更に清麻呂の宇佐使いについては後ほど。

    次回は、宇佐宮・「応神天皇







    『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真関係)
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