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from: 庵主さん
2026/06/22 11:39:06
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2026年6月『現代語訳 梁塵秘抄』発刊
【言の葉庵】水野聡訳による、古典翻訳シリーズ最新作『現代語訳 梁塵秘抄』がPHP研究所より発刊されました。


・書名 現代語訳 梁塵秘抄
・編・訳 後白河法皇編纂、水野 聡訳
・価格 2,145円(税込)/1,950円(本体価格)
・出版社 PHP研究所
・発売日 2026年6月17日
・本文ページ 208ページ
・判型 四六判並製
・ISBN 978-4-569-86121-0
●PHP研究所 ホームページ
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-86121-0
●AMAZON ホームページ
https://x.gd/m6iog
梁塵秘抄は、平安時代末頃、後白河法皇自らが編纂した今様の歌謡集である。
今様は当時の流行歌謡で、上は皇族・貴族から、下は遊女や傀儡、農民、漁師にいたるまで、あらゆる階層の人にもてはやされた。その歌の内容も、神仏鑽仰をはじめとして、恋歌、親子の情、出世願望、博奕、労働歌、衣装の流行、わらべ歌、虫の歌、名所めぐりなど、実にさまざまである。どの歌にも作者の等身大の思いが込められ、千年経っても人の心は変わらない、と実感させらる。むしろ現代の流行歌よりも、感受性、想像力、創造力では、より豊かなのでは......とさえ思う。知恵や共感力、ユーモアは決して古くはならないからだ。
本書は、梁塵秘抄より百首を選び、それぞれに〔原文〕〔現代語訳〕〔鑑賞ポイント〕を付した。原文の良さが失われぬよう、かつ自然な現代語としてスラスラと読めるよう、工夫を凝らした現代語・新訳として提供する。
梁塵秘抄 巻第一 長歌/古柳/今様/ 梁塵秘抄 巻第二 法門歌仏歌/法門歌雑法文歌/四句神歌 神分/四句神歌 仏歌/四句神歌 僧歌/四句神歌 霊験所歌/梁塵秘抄口伝集 巻第一 梁塵秘抄口伝集 巻第二 までを収録。
口伝集では、後白河法皇がどのように今様に傾倒し、どのように習い、集めたのか、ひとりの人間としての情熱が生き生きと立ち上がる。
遊びをせんとや生まれけむ――『現代語訳 梁塵秘抄』は、今様を通して中世の人々の深遠な「人生観」に迫る一冊である。
(AMAZON商品ページのPHP研究所 書籍案内文より)
「今様」とは直訳すれば「現代風」、すなわち流行歌謡のことです。
千年前に貴賤問わず大流行した今様は、鎌倉以降衰退し、ほとんどどのよう歌われたのか現代では不明となってしまいました。しかし法皇の高貴な身分でありながら、この今様を熱烈に愛したのが、後白河法皇です。
今様の担い手である傀儡女や遊女等と交わり、自ら歌唱を習得し、秘伝を相伝されます。そして当時民間に愛唱されていた多くの今様を収集し、自ら編纂したのが『梁塵秘抄』です。現在、残されたのはそのごく一部のみですが、全二十巻5000首以上収録されていたとも考えられており、もしも全巻現存すれば、万葉集にならぶ堂々たる歌謡集となっていたはずです。
今も折々に口ずさまれる「遊びをせんとや生まれけむ」、「我が子は二十に成りぬらん」、「舞へ舞へ蝸牛(かたつぶり)舞はぬものならば」、「仏は常にいませども」などの高名な今様歌が、どのような節と囃子で実際に奏され、白拍子がどのように美しく舞ったのか、と想像すると、平安時代の流行への興味は尽きません。
「詩を作り、和歌を詠み、書をものする人々は、それを書き留めれば、後の世までも朽ちはしない。歌唱の悲しさは、自分が死んだ後、残らないということである。それゆえ、われ亡き跡に後の人々に見てもらうため、これまでなかった今様の口伝を作り遺した」
と、後白河法皇は別伝である梁塵秘抄口伝集で述懐しています。
帝王がなにゆえ、庶民の流行歌にかほど耽溺したか、その秘密を探り当てるため、梁塵秘抄より珠玉の今様歌を百首よりすぐり、それぞれに意味はもちろん拍や調子も考慮した現代語訳と、時代や文化的背景を案内した鑑賞ポイントもセットで収録しました。
平安時代の人々の息遣いを間近で感じていただけたら、と思います。
(訳者 水野聡)サークルで活動するには参加が必要です。
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